大学院修士2年で、研究に全くやる気が起きない、というご相談を受けました。就職活動は既に終了しており、卒業まであと半年。親御さんの援助を受けて大学院に進学したことに対する罪悪感と、研究への興味の欠如、自由な研究環境ゆえの自己管理の難しさといった複雑な状況を抱えているようです。この状況、本当に悩みますよね。わかります。
研究に全く興味がない…それでも続けられる方法はある?
研究に全く興味がない、というのは正直、辛い現実ですよね。学部時代からその兆候があったにも関わらず、進学してしまったという経緯も重くのしかかっていると思います。私の友人で、似たような経験をした人がいました。彼は、卒業研究のテーマが自分の興味とは全くかけ離れていて、毎日憂鬱だったそうです。それでも卒業はできたものの、大学院進学は断念していました。彼は「興味がないことを無理に続けるのは、時間とエネルギーの無駄遣いだ」と強く言っていました。あなたの場合は、既に大学院に進学済みで、就職活動も終わっている状況。状況は異なりますが、彼の言葉は心に響くものがありますよね。
では、どうすれば良いのでしょうか?まず、「興味がない」という事実を受け入れることから始めましょう。無理に「興味を持つ」必要はありません。むしろ、興味がないことを認めることで、別のモチベーションを見つけやすくなります。例えば、「卒業という目標」をモチベーションにするのはどうでしょうか?卒業は、大学院生活の大きな区切りであり、次のステージへの通過点です。卒業という明確な目標を設定し、それを達成するために必要なタスクを一つずつこなしていくことで、モチベーションを維持できるかもしれません。
また、研究室の自由な環境を逆手にとって、自分のペースで研究を進めることを意識してみましょう。週1回のゼミ発表が任意とのことですので、自分の進捗に合わせて発表の頻度や内容を調整できます。毎日研究室に通う必要がないのであれば、集中できる時間帯に研究室に行き、効率的に作業を進めることも可能です。「自由」という環境を「自分のペースで進められる」というプラスの側面として捉え直してみましょう。
自由な研究環境で自己管理が難しい…どうすれば自分を律できる?
自由な環境ゆえに自己管理が難しい、というお悩みもよく分かります。大学院は、学部時代とは違い、自分で研究テーマを選び、計画を立て、実行していく必要があります。この自立性こそが、多くの大学院生にとって大きな壁となるのです。私も大学院生の頃、自由な研究環境に戸惑い、なかなか研究が進まない時期がありました。その時は、小さな目標を設定し、達成していくことでモチベーションを維持していました。例えば、「今日は文献を3本読む」「今日は実験データの分析を1時間行う」など、小さな目標を立て、それを達成するごとに小さな達成感を味わうことで、モチベーションを維持することができました。
さらに、定期的な休憩も重要です。長時間研究に取り組むと、集中力が低下し、効率が悪くなります。適度に休憩を取り、気分転換をすることで、再び研究に集中できるようになります。休憩時間には、散歩をしたり、音楽を聴いたり、好きなことをしてリフレッシュしましょう。そして、「完璧主義」を捨てることも大切です。研究は、必ずしも完璧に進むとは限りません。失敗することもあります。しかし、失敗から学ぶことも多く、研究を進める上で重要な経験となります。完璧を求めすぎず、一歩ずつ着実に研究を進めていきましょう。
もし、どうしても自己管理が難しい場合は、友人や研究室の仲間と協力して研究を進めるのも良い方法です。一緒に研究計画を立てたり、進捗状況を報告し合ったりすることで、モチベーションを維持し、お互いを励まし合うことができます。また、研究室の教授や先輩に相談することも有効です。彼らは、研究に関する多くの経験を持っていますので、あなたの悩みを聞いて、適切なアドバイスをしてくれるでしょう。一人で抱え込まず、周りの人に相談することも大切です。
就職活動は終わったけど…卒業までに充実感を味わうには?
就職活動が既に終わっているという状況は、ある意味、大きな安心材料です。卒業後の進路が確定していることで、精神的な負担が軽減され、研究に集中できるようになるかもしれません。しかし、卒業まであと半年、ただ時間を過ごすのではなく、「納得いく生活を送りたい」という気持ちは、とても大切です。残りの期間をどのように過ごすかによって、大学院生活全体の満足度が大きく変わるでしょう。
まずは、修士論文のテーマを改めて見直してみることをお勧めします。既にテーマが決まっているかもしれませんが、本当に自分が取り組みたいテーマなのか、もう一度じっくり考えてみましょう。もし、どうしても興味が持てないテーマであれば、指導教員と相談して、テーマを変更することも検討してみましょう。テーマを変更することで、研究へのモチベーションが向上する可能性があります。そして、論文執筆のプロセスを細分化し、小さな目標を設定しましょう。例えば、1週間で文献調査を完了する、1ヶ月で第1章を書き上げるなど、具体的な目標を設定することで、モチベーションを維持しやすくなります。また、定期的に進捗状況を確認し、必要に応じて修正していくことも大切です。論文執筆は、長期間にわたる作業となるため、計画通りに進まないことも予想されます。そのため、定期的に進捗状況を確認し、必要に応じて計画を修正していくことで、効率的に論文を執筆できます。
そして、忘れてはいけないのが「自分へのご褒美」です。論文執筆や研究活動で成果を挙げたら、自分にご褒美を与えましょう。美味しいものを食べたり、映画を見に行ったり、旅行に行ったりするなど、自分が楽しめることをすることで、モチベーションを維持することができます。小さな達成感を積み重ねることが、最終的な達成感へと繋がります。大学院生活の締めくくりとして、充実した時間を過ごせるよう、計画的に取り組んでいきましょう。中小企業の中には、社会人野球クラブチームへの所属や現役選手としての活動を理解し、サポートしてくれる企業もあります。もし、将来、野球に関わる仕事に就きたいと考えているのであれば、そのような企業を探してみるのも良いかもしれません。