大学３年生で公務員を目指している方から、授業と勉強の両立に悩む相談がありました。「周りの公務員志望者は後期は授業を全く取らず、勉強に専念している。自分は授業が週５×２コマあり、内職もできない科目もある。この状況で遅れているのではないかと不安だ。いっそのこと単位を捨てて、４年の後期に単位取得を目指した方が良いのか？」という内容でした。 多くの学生が抱えるこのジレンマ、一緒に考えていきましょう。
周りの学生と比べて劣っていると感じていませんか？
「周りの公務員志望者は授業を全く取らず勉強に専念している…」そう聞くと、焦ってしまいますよね。わかります。私も大学生の頃、周りの友達の頑張りを見て、自分だけが取り残されているような気持ちになった経験があります。でも、大切なのは、人と比べることではなく、自分のペースで着実に目標に向かって進むことです。公務員試験は、知識だけでなく、「バランス感覚」も試される試験だと私は思います。
例えば、A大学野球部の先輩は、厳しい練習と学業を両立させながら、見事公務員試験に合格しました。彼は、時間管理術を徹底し、隙間時間を有効活用することで、勉強時間を確保していました。授業中はもちろん、通学時間や食事中など、あらゆる時間を勉強に充てていたそうです。さらに、彼は「質の高い勉強」を心がけていました。ただ漫然と勉強するのではなく、効率的な学習方法を研究し、弱点克服に重点を置いていました。彼は、決して授業を犠牲にしたわけではありませんでした。授業で得た知識を、試験勉強に活かすことを意識していたのです。
一方、私の友人には、授業を全く取らず勉強に没頭した結果、試験勉強に疲れてしまい、本番で実力を発揮できなかったというケースもありました。大切なのは、無理なく続けられるペースを見つけることです。あなたのペースで着実に進んでいる限り、決して遅れているわけではありません。
授業と勉強の両立、どうすれば効率的に進められますか？
週５×２コマの授業と公務員試験の勉強を両立させるのは、確かに大変です。でも、不可能ではありません。工夫次第で、効率的に両立させることは十分可能です。まずは、時間管理表を作成し、１日のスケジュールを具体的に計画してみましょう。授業時間、勉強時間、休憩時間、睡眠時間などを細かく分けて、どの時間帯にどの科目を勉強するかを決めましょう。そして、「内職」できる科目とできない科目を明確に区別し、内職できない科目の授業時間には、集中して授業内容を理解することに努めましょう。
さらに、効率的な学習方法を学ぶことも重要です。例えば、過去問を解いたり、参考書をまとめたりする際には、自分の理解度に合わせて、効率の良い方法を選択しましょう。また、勉強仲間を作るのも良い方法です。一緒に勉強することで、モチベーションを維持しやすくなりますし、分からない問題を教え合ったり、互いに励まし合ったりすることで、学習効率を高めることができます。もちろん、適度な休息も大切です。疲れたら無理せず休息を取り、リフレッシュしてまた勉強に取り組みましょう。
もし、時間管理や学習方法に悩んだ場合は、大学や図書館にある学習支援センターなどに相談してみるのも良いかもしれません。多くの大学では、学生の学習をサポートする体制が整っています。専門家のアドバイスを受けることで、より効率的な学習方法を見つけることができるでしょう。
単位を落とすリスクと、４年生に回すメリット・デメリットは？
単位を落とすリスクは、卒業が危ぶまれること、そして、精神的な負担です。卒業できないという不安は、勉強に集中する上で大きな障害となります。一方、４年生に回すメリットは、勉強に集中できる時間が確保できることです。しかし、デメリットとして、４年生の授業や就職活動との両立が難しくなる可能性があります。また、１年間勉強が遅れることで、モチベーションの維持も難しくなる可能性があります。
どちらが良いか、明確な答えはありません。あなたの状況、性格、そして、公務員試験への取り組み方によって、最適な選択は異なります。重要なのは、自分自身でしっかりとメリットとデメリットを比較検討し、自分にとって最適な選択をすることです。もし迷うのであれば、信頼できる友人や家族、大学のキャリアセンターなどに相談してみるのも良いでしょう。客観的な視点を取り入れることで、より良い判断ができるはずです。
ちなみに、大学野球支援機構では、野球と学業の両立に悩む学生をサポートする様々なプログラムを提供しています。時間管理術のワークショップや、学習方法に関する個別相談など、学生のニーズに合わせたサポート体制を整えています。もちろん、就職活動についても、野球経験を活かせる企業の紹介など、様々な支援を行っています。野球経験を活かして社会貢献したいと考えている学生にとって、大変有益な情報が得られるでしょう。