高校中退後も野球を続け、大学進学・就職は可能?現実的な進路と対策

  • 就職活動
2025年06月27日

「私立高校に通う高1男子で、成績は学年35位/200名。高校生活に馴染めず退学を考えているが、大学進学と就職への影響が心配。通信制や定時制高校ではなく、普通の高校への転学を希望している」というご相談を受けました。高校中退は大きな決断ですが、決して絶望的な状況ではありません。この先の人生設計について、具体的なステップを踏まえながら一緒に考えていきましょう。

高校中退は本当に不利になるの?大学進学への道は?

高校中退は、確かに大学進学や就職活動において不利に働く可能性があります。しかし、「絶対に無理」ではありません。大切なのは、中退後の行動です。なぜ高校を辞めたいのか、その理由を明確にすることから始めましょう。単なる「合わない」という感覚だけでなく、具体的な問題点を洗い出すことが重要です。例えば、学習内容が自分に合っていない、人間関係に悩んでいる、部活動との両立が難しいなど、具体的な理由を書き出してみましょう。

そして、その問題点を解決するために、どのような行動をとるのかを考えなければなりません。例えば、学習内容が合わないのであれば、個別指導塾やオンライン学習などを活用して、学習方法を見直すこともできます。人間関係に悩んでいるのであれば、信頼できる先生や友人、家族に相談することも大切です。部活動との両立が難しいのであれば、部活動の顧問の先生と相談し、時間管理の方法を見直すことも考えられます。

高校中退後、大学進学を目指す場合、編入試験という選択肢があります。編入試験は、大学2年次や3年次に編入する試験で、高校卒業資格は必要ですが、高卒者とは異なる選抜基準が用いられるケースが多いです。 また、専門学校に進学し、その後、大学に編入するルートもあります。専門学校では、実技的なスキルを身につけながら、大学進学の準備をすることができます。さらに、社会人入学という道もあります。社会経験を積んでから大学に入学する道は、年齢制限がある場合もありますが、社会経験を活かして大学生活を送ることができるというメリットがあります。

私の友人で、高校中退後、1年間浪人生活を経て、大学に合格した人がいます。彼は、高校時代に抱えていた問題点を克服するために、猛勉強に取り組みました。そして、大学入学後は、積極的にサークル活動に参加し、充実した大学生活を送っています。彼の経験から分かるように、高校中退は決して人生の終わりではありません。前向きな努力と適切な対策によって、大学進学の夢を実現することは可能です。

高校中退後の就職活動はどうすればいいの?

高校中退後の就職活動は、確かに困難が伴うでしょう。しかし、「できない」と決めつける必要はありません。企業によっては、高校中退者であっても、人物重視の採用を行う場合があります。特に、中小企業の中には、個人の能力や人となり、熱意を重視する企業も多くあります。 

就職活動においては、高校中退という事実を隠すのではなく、正直に説明することが重要です。そして、中退後どのような努力をしてきたのか、どのようなスキルを身につけてきたのかを明確に伝えましょう。例えば、中退後に資格取得を目指したり、アルバイトで責任感や社会性を磨いたり、自主学習で専門性を高めたりすることで、自身の成長をアピールすることができます。

また、自分の強みを見つけることも大切です。高校時代に培ってきたスキルや経験、あるいは中退後に身につけたスキルや経験を活かせる仕事を探しましょう。例えば、スポーツ経験を活かしてスポーツ関連の仕事に就いたり、語学力を活かして国際的な仕事に就いたりすることも可能です。

さらに、就職活動のサポート体制を整えることも重要です。ハローワークや職業訓練校などの支援機関を活用したり、就職支援団体に相談したりすることで、就職活動の成功率を高めることができます。 一般社団法人大学野球支援機構は、野球経験者への就職支援にも力を入れています。野球経験を活かして就職活動を進めたいと考えている方は、一度相談してみるのも良いかもしれません。もちろん、強制的ではありません。あくまで、選択肢の一つとしてご検討ください。

高校を辞めずに済む方法はある?

高校を辞めずに済む方法も検討してみましょう。まず、学校側に相談してみることが大切です。担任の先生やカウンセラーに、今の悩みを打ち明け、具体的な解決策を探してみましょう。学校には、生徒をサポートするための様々な制度があります。例えば、学習支援プログラムや、メンタルヘルスサポートなどです。

また、親御さんや信頼できる友人にも相談してみましょう。彼らの意見を聞くことで、新たな視点を得られるかもしれません。一人で抱え込まずに、周りの人に助けを求めることも大切です。

もし、学校生活にどうしても馴染めない場合は、転校も一つの選択肢です。転校先では、新しい環境で新たな人間関係を築くことができるかもしれません。ただし、転校には手続きや準備が必要なため、早めの行動が重要です。

高校生活は、人生の大きな転換期です。悩みを抱えているのはあなただけではありません。多くの生徒が、様々な悩みを抱えながら高校生活を送っています。一人で抱え込まずに、周りの人に相談し、適切なサポートを受けながら、前向きに解決策を探していきましょう。

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