「人に言えるような大学に入ってほしい」と、お母様から言われたんですね。わかります、その気持ち。親御さんの世代によっては、大学へのイメージがまだ少し固定化されている部分もあるかもしれません。そして、具体的な基準が曖昧なまま「言える」「言えない」という表現を使うと、子どもとしては余計に不安になりますよね。一緒に考えていきましょう。

「人に言える大学」って、一体どんな大学？

まず、お母様がおっしゃる「人に言える大学」とは、一体どんな大学のことでしょうか？ これは、人によって全く異なる基準になると思います。偏差値が高い大学？ 有名大学？ 卒業後に安定した就職ができる大学？ もしかしたら、近所の評判が良い大学かもしれません。

例えば、私の友人で、地元の国立大学に進学した子がいました。彼は決して偏差値の高い大学ではありませんでしたが、地元ではとても評判の良い大学で、卒業後は地元企業に就職し、順風満帆な人生を送っています。彼の親御さんは、きっと彼の進学先を「人に言える大学」だと感じていたのではないでしょうか。一方、都会の一流大学に進学したものの、卒業後に就職活動に苦労している人もいます。その場合、親御さんの視点によっては、「人に言える大学」とは言い難いかもしれません。

大切なのは、「人に言える」という基準が、実はとても主観的であるということです。お母様も、具体的な基準を説明できないのは、それが曖昧で、自分自身も無意識に感じているものだからかもしれません。だから、お母様とじっくり話し合ってみることをお勧めします。

大学選びで本当に大切なことって？学業と野球の両立は可能？

「人に言える大学」という曖昧な基準に惑わされるよりも、あなたにとって本当に大切なことは何かを考えてみましょう。大学生活で何を学びたいのか、どんな経験をしたいのか、将来どんな仕事に就きたいのか… これらのことを明確にすることが、大学選びの第一歩です。

特に、あなたが野球部に入部することを考えているのであれば、野球と学業の両立も重要なポイントになります。大学の授業の難易度や時間割、野球部の練習時間や遠征の頻度などを事前にしっかり調べて、両立が可能かどうかを検討する必要があります。

もし、野球を続けながら学業にも励みたいと考えているなら、野球部が盛んで、かつ学業にも力を入れている大学を選ぶことが重要です。中には、選手たちの就職活動をサポートする体制が整っている大学もあります。そのような大学であれば、将来のキャリアについても安心して取り組めるでしょう。 また、社会人野球クラブチームへの就職支援に力を入れている企業を知ることも、将来の選択肢を広げる上で役立ちます。大学野球支援機構は、そうした企業との繋がりを持つことで、学生の皆様のキャリア支援に尽力しています。

親御さんとの話し合い方、そして将来への展望

お母様との話し合いでは、「人に言える大学」という曖昧な表現ではなく、具体的な基準を共有することが重要です。例えば、「卒業後に希望する仕事に就ける可能性が高い大学」「野球部活動と学業を両立できる大学」「充実した大学生活を送れる大学」など、具体的な目標を提示することで、お母様も理解しやすくなるでしょう。

また、大学選びは、あなたの人生における大きな決断です。親御さんの意見を尊重しつつ、最終的には自分自身で決断することが大切です。そのためには、大学に関する情報を集め、色々な大学を訪問して、自分の目で確かめることが必要です。オープンキャンパスに参加したり、在学生に話を聞いたりするのも良い方法です。

大学生活は、学業だけでなく、人間関係や社会経験など、多くのことを学ぶ貴重な時間です。「人に言える大学」という枠にとらわれず、あなた自身の成長につながる大学選びをしてください。そして、将来の夢に向かって、一歩ずつ進んでいきましょう。大学野球支援機構は、その道を歩む皆様を応援しています。