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イギリス留学後、英検1級取得は可能?帰国後の就職活動も視野に入れて

  • 就職活動
2025年06月27日

「この春からイギリスに留学する予定で、1年後には日本で再就職したいと考えています。英国でビジネススクールに通いながらビジネス英語の基礎を固め、帰国後すぐに英検1級に挑戦したいのですが、可能でしょうか?現在の英語力は英検2級(6年前取得)、TOEIC680点です。英検1級はTOEICとは異なる試験形式なので不安です。」

英検1級とTOEIC、何が違うの?

留学前にご相談いただいた内容ですね。まず、英検1級とTOEICの大きな違いを理解することが重要です。TOEICは主にビジネスシーンでの英語運用能力を測るテストで、リスニングとリーディングのスコアが合算されます。一方、英検1級は幅広い英語力を問う試験で、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4技能が評価されます。TOEICが「速読」に重点を置いているのに対し、英検1級は、読解力、語彙力、文法力、そして論理的思考力が求められます。考える時間は、TOEICよりも英検1級の方が圧倒的に多く与えられます。ですから、TOEICの高得点と英検1級の合格は必ずしもイコールではありません。

例えば、私の友人で、TOEIC900点以上取得していた人が、英検1級に初挑戦で不合格になったケースがありました。彼は、速読は得意でしたが、長文読解やライティング、特に英語で自分の意見を論理的に展開する能力に課題があったのです。逆に、TOEICのスコアはそれほど高くなかったけれど、英検1級に合格した人もいます。彼の場合、地道な語彙力・文法力の強化と、論理的な文章構成を徹底的に練習していたことが成功の鍵でした。

あなたのTOEIC680点というスコアは、決して低いスコアではありません。しかし、英検1級合格のためには、弱点の克服と、試験対策が不可欠です。特に、ライティングとスピーキングは、普段から意識的に練習する必要があります。ビジネススクールでの学習を活かし、積極的に英語で議論したり、プレゼンテーションをしたりする機会を作ることをお勧めします。

留学中の学習計画、どう立てたらいいの?

1年間の留学期間で英検1級合格を目指すのは、決して楽ではありませんが、不可能ではありません。計画性と継続的な努力が鍵となります。まず、現在の英語力を正確に把握するために、英検準1級の過去問を解いてみましょう。現状のレベルを確認し、弱点分野を明確にしましょう。そして、留学前に、英検1級の過去問をいくつか解き、試験の傾向を掴んでおくことも重要です。これによって、学習計画をより効果的に立てることができます。

留学中は、ビジネススクールでの学習と並行して、英検1級対策をどのように進めるか、具体的なスケジュールを立てましょう。例えば、週に何回、何時間、どの分野を学習するかを決め、それをしっかりと守ることが大切です。また、学習内容を記録し、定期的に見直すことで、学習の進捗状況を把握し、必要に応じて計画を修正することができます。学習記録をつけることで、モチベーション維持にも繋がりますよ。

さらに、学習方法も重要です。単に問題集を解くだけでなく、英語で書かれた記事を読んだり、英語のニュースを聞いたり、英語で日記を書いたりするなど、様々な方法で英語に触れる機会を増やすことが効果的です。ビジネススクールでの授業やグループワークも、実践的な英語学習の場として活用しましょう。そして、学習の成果を定期的に確認するために、模擬試験を受けることも有効です。

帰国後の就職活動への影響は?

英検1級の取得は、帰国後の就職活動において大きなアドバンテージとなります。特に、グローバル企業や国際的な業務に関わる企業では、高い英語力が求められます。英検1級の合格は、あなたの英語力に対する自信と、就職活動における競争力を高めるでしょう。しかし、英検1級の合格だけが就職活動の全てではありません。あなたの経験やスキル、そして人となりも、企業があなたを採用するかどうかを判断する重要な要素です。

例えば、Aさんは大学時代に海外インターンシップに参加し、そこで得た経験を就職活動でアピールしました。彼は英検準1級しか持っていませんでしたが、実践的な英語力と国際的な視野を高く評価され、希望する企業に内定を得ました。一方、Bさんは英検1級を取得していましたが、コミュニケーション能力や問題解決能力に課題があり、就職活動で苦戦しました。企業は、英語力だけでなく、総合的な能力を求めていることを忘れてはいけません。

留学期間中にビジネススクールで得た知識やスキル、そして英検1級合格という目標達成は、あなたの就職活動における大きな武器となります。しかし、それ以上に大切なのは、あなた自身の成長と、企業が求める人材像とのマッチングです。留学を通して得た経験を活かし、自分の強みを明確に理解し、それを効果的に伝えることができれば、きっと良い結果が得られるでしょう。中小企業の中には、社会人野球クラブチームへの所属や現役選手としての活動に理解のある企業も多くあります。もし、そのような企業への就職を考えているのであれば、あなたの経験やスキルを活かせる企業を見つけることが重要です。

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