「こんにちは。私は現在作業療法士をめざし大学に通っている1年生です。今、私が1番進みたいと思っている領域が発達障害の分野です。なかなか、この領域での就職は大変みたいですが前向きに頑張っていきたいと思っています。そこで、色々調べると特別支援学校教諭という職があることを知りました。しかし、教員免許を取り、さらに特別支援学校教諭の専門の免許もいるということが分かりました。もちろん、今のかよっている大学で教員免許を取ることはできません。医療系大学なので当たり前ですが…。なので特別支援学校教諭に私がなるためには大学卒業後、通信制で教員免許と特別支援学校教諭の免許を取る必要があるという事であっていますか?でもやはり、通信制からだと難しく、さらに正規教諭となるのだとさらにでしょうか?最低何年くらいかかるのでしょうか?また、現在、特別支援学校に教諭としてではなく作業療法士として働いておられる方はいるのでしょうか?もし、働けたら身体から精神などさまざまな障害について学んだ作業療法士としての知識がとても特別支援学校で役に立つのではないかと思います。でも、作業療法士になりたいと思う気持ちが一番強いので現在の医療系大学をやめるつもりはないです。詳しい方教えていただきたいです。」 このご相談、将来のキャリアプランを真剣に考えられていることが伝わってきますね。多くの大学生が抱える、夢と現実の狭間で揺れる葛藤、よく分かります。
特別支援学校教諭になるには、本当に通信制しかないの?
まず、特別支援学校教諭になるには、教員免許状(中学校・高等学校教諭一種免許状など)と、特別支援学校教諭一種免許状が必要になります。ご相談者様がおっしゃる通り、医療系の大学では教員免許を取得できないことが多いです。そのため、卒業後に教員免許を取得する必要があるのは事実です。しかし、必ずしも通信制大学に限定されるわけではありません。大学卒業後に、大学または大学院で教員養成課程に進む道もありますよ。通信制は時間的な融通が利く反面、対面授業が少ない分、学習のモチベーション維持が難しい面もあります。ご自身の学習スタイルや性格を考慮して、最適な方法を選択することが大切です。大学院進学であれば、より専門的な知識・スキルを習得できる可能性も高まります。
正規教諭になるまでの期間ですが、これは大学院進学の有無、採用試験の難易度、地域などによって大きく変わってきます。通信制の場合、免許取得に2~3年、採用試験の合格までさらに数年かかる可能性も考えられます。大学院進学の場合は、さらに時間がかかりますが、より専門性を高められるというメリットがあります。焦らず、じっくりと計画を立てていきましょう。例えば、大学院進学を視野に入れつつ、まずは教員免許取得のための情報を集めてみるのも良いかもしれません。
作業療法士の経験は、特別支援学校で活かせる?
はい、大いに活かせます! 作業療法士としての知識や経験は、特別支援学校で働く上で大きな強みになります。発達障害のある子どもたちの支援においては、身体機能の向上だけでなく、精神的な側面へのアプローチも重要です。作業療法士として培った身体機能の評価や訓練、そして、子どもたちの感情や行動への理解は、特別支援学校教諭として働く上で非常に役立つでしょう。例えば、感覚過敏や運動機能の課題を抱える子どもたちの支援において、作業療法士としての専門知識は、より効果的な指導につながるはずです。実際、私の知人にも、作業療法士の経験を活かして特別支援学校で活躍している人がいます。彼女は、子どもたちの個々の特性を的確に把握し、適切な支援を提供することで、大きな成果を上げています。
さらに、作業療法士としての経験は、就職活動においても有利に働く可能性があります。特別支援学校では、多様な専門職が連携して子どもたちの支援にあたっています。作業療法士の経験を持つ教員は、他の専門職との連携をスムーズに進めることができ、チーム医療の一員として活躍できるでしょう。これは、採用担当者にとって大きな魅力となるはずです。
作業療法士と特別支援学校教諭…両立は可能?
作業療法士として働きながら、特別支援学校教諭の資格取得を目指すことは、時間的な制約から容易ではありませんが、不可能ではありません。例えば、夜間や週末に授業を受けられる通信制の大学や専門学校を利用する、働きながら少しずつ単位を取得していくといった方法が考えられます。ただし、両立には相当な努力と時間管理が必要になります。ご自身の体力や精神的な負担を考慮し、無理のない範囲で計画を立てることが重要です。また、ご自身のキャリアプランについて、信頼できる友人や家族、大学のキャリアセンターなどに相談してみるのも良いでしょう。相談することで、新たな視点や解決策が見えてくるかもしれません。
また、将来的なキャリアパスについても考えてみましょう。作業療法士として働きながら、特別支援学校教諭の資格を取得し、将来的には特別支援学校で作業療法士として勤務する道も考えられます。特別支援学校には、作業療法士や理学療法士などの専門職が勤務しているケースも少なくありません。あなたの専門性を活かしながら、子どもたちの支援に携わる道は、必ずしも教諭の道だけではありません。
大学卒業後、すぐに教員免許取得を目指さなくても良いのです。まずは、作業療法士としての専門性を高め、臨床経験を積むことを優先し、その中で、特別支援学校教諭への道を改めて検討することもできます。焦らず、自分自身のペースで進めていくことが大切です。そして、もし就職活動で不安なことがあれば、大学や地域の就職支援機関、そして、一般社団法人大学野球支援機構のような、あなたのキャリアをサポートしてくれる機関も活用してみてください。 中小企業の中には、社会人野球クラブチームへの所属や現役選手としての活動を理解し、サポートしてくれる企業もあります。あなたの経験や能力を活かせる職場が見つかる可能性がありますよ。