「やっと最近内定をもらいました。最初はだまされたのかと思いましたが、だんだん嬉しい気持ちになり、と同時に不安でいっぱいです。」とのお声をいただきました。内定おめでとうございます！嬉しい反面、不安な気持ちも理解できます。たくさんの疑問や葛藤を抱えている様子が伝わってきました。メーカー志望からIT企業への内定、そして友人への配慮、給与やキャリアへの不安、会社の将来性への懸念など、複雑な状況ですね。一つずつ丁寧に考えていきましょう。

内定承諾、迷うのは当たり前！本当にやりたい仕事って？

まず、内定おめでとうございます！迷うのは、決して悪いことではありません。むしろ、真剣に将来を考えている証拠です。多くの大学生が、就職活動を通して「本当にやりたい仕事とは何か？」と自問自答します。あなたの場合、当初のメーカー志望からIT企業への内定という変化、そして友人への配慮、給与やキャリアへの不安など、複数の要素が絡み合っているように感じます。 私もかつて、就活で同じように悩みました。理想と現実のギャップに苦しみ、夜も眠れない日々が続いた経験があります。わかります、その気持ち。

「メーカーの技術職はかっこいいイメージがあってもやもやしている」「ITは文理問わずできるので、何のために高い学費を払ったのかわからない」といったお気持ち、とても共感できます。大学で培った専門性と、将来のキャリアプランをどのように繋げるか、これは多くの大学生が直面する大きな課題です。 例えば、私の友人で、化学を専攻していた学生は、当初は化学メーカーを志望していましたが、実際はIT企業でデータ分析の仕事に就きました。彼は、大学で学んだ分析的な思考力を活かせる点に魅力を感じ、最終的にはそちらを選択しました。 大切なのは、「かっこいい」や「学費に見合う」といった表面的な理由だけでなく、自分の能力や興味を活かせる仕事かどうかをじっくり考えることです。

「何がやりたいのかもはっきりしていない」というお気持ちもよく分かります。就活は、自分探しの旅でもあると言えるでしょう。様々な企業を見て回る中で、自分の適性や興味が徐々に明確になっていくものです。焦らず、一つずつ丁寧に検討していきましょう。

不安を解消するために、できることをリストアップしてみよう！

「給料が安い」「キャリアアップが気になる」「女子枠で選ばれたのでは？」「即戦力として専門学生が多いらしいので大卒女子への風当たりが気になる」など、不安要素が多いのも事実です。これらの不安を解消するために、具体的な行動を起こしてみましょう。まずは、不安のポイントをリストアップし、それぞれに対してできることを考えてみましょう。

• 給与について：IT業界は給与水準が高い企業も多いですが、すべての企業がそうではありません。内定先の給与水準が低いと感じるのであれば、給与明細の確認や、先輩社員へのヒアリングを通して、将来的な昇給の可能性や、福利厚生（住宅手当など）の充実度などを確認してみましょう。また、他の企業の選考も継続しているのであれば、比較検討することも重要です。
• キャリアアップについて：企業のキャリアパス制度や、先輩社員のキャリアパスを詳しく調べてみましょう。会社説明会やOB訪問を通じて、具体的なキャリアプランを聞き出すことが重要です。また、人事担当者への質問で、キャリアアップに関する制度やサポート体制について質問してみるのも良いでしょう。
• 女子枠の不安：これは、非常にデリケートな問題です。もし、女子枠で採用された可能性があると感じているのであれば、自分の能力を証明する努力をしましょう。入社後に、実力で周囲の信頼を得ることが重要です。入社前に完璧を求める必要はありません。まずは、入社して頑張ることを誓いましょう。
• 専門学生との競争：即戦力となる専門学生が多い企業では、大卒のあなたには、専門知識以外の強みが求められます。大学で培ったコミュニケーション能力や問題解決能力、リーダーシップなどをアピールしましょう。野球部での経験は、これらの能力を磨く上で非常に役立っているはずです。
• 会社の将来性：企業の財務状況や事業内容を詳しく調べ、将来性について客観的に評価しましょう。企業のホームページやIR情報などを参考に、経営状況や今後の展望を分析してみましょう。不安な点は、人事担当者や先輩社員に直接質問してみるのも良いでしょう。

これらの不安要素を一つずつ潰していくことで、内定承諾への迷いが解消されるはずです。焦らず、じっくりと時間をかけて検討しましょう。そして、不安な点を洗い出し、それに対する対策を立てることで、自信を持って未来へ踏み出せるはずです。

友人の就活状況への配慮と、自分のキャリアを考える

友人の就活状況が心配で、内定承諾をためらっているとのこと。これは本当に素晴らしいことです。友情を大切にするあなたの気持ち、とても感動します。しかし、友人の就活は、あなたの就活とは別物です。友人を気遣う気持ちは大切ですが、自分の将来を決めるのはあなた自身です。友人の就活状況に左右されず、自分の気持ちに正直になりましょう。もちろん、友人を応援することはできますが、自分の将来を犠牲にしてまで友人を待つ必要はありません。

具体的な行動としては、友人に「進路について悩んでいる」と相談し、一緒に情報収集をしたり、お互いを励まし合ったりするのも良いでしょう。 また、あなたの強みや経験を活かせる企業を選んで、自信を持って就職活動を進めていきましょう。野球部での経験は、あなたにとって大きな財産です。チームワークや責任感、粘り強さなど、多くのことを学んできたはずです。これらの経験を活かせる企業を探し、自信を持って就職活動を進めていきましょう。もし、就職活動で行き詰まったり、相談相手が必要であれば、大学野球支援機構のような組織に相談してみるのも一つの方法です。中小企業の中には、野球経験者を積極的に採用し、社会人野球クラブチームへの所属や現役選手としての活動を支援している企業もあります。

大切なのは、あなた自身の幸せです。友人との友情を大切にしつつ、自分の将来を真剣に考え、後悔のない選択をしてください。