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卒論に追われる大学球児…間に合う?文献が少ないテーマでも、効率的な書き方と時間管理術

  • 就職活動
2025年06月27日

4年生の文系大学生の方から、野球部活動と就職活動に追われ、夏になってようやく卒論のテーマが決まったものの、残り2ヶ月で間に合うか不安…というご相談がありました。ゼミもなく、担当教員も放任気味のようで、卒論に取り組む時間確保に苦労されているようです。文献は少ない方とのことですが、他大学の先輩が1週間で仕上げたという話を聞いて、かえって焦りを募らせているとのことでした。そこで、卒論執筆の進め方、時間管理術、そして野球部活動と両立するための具体的な方法について解説します。

卒論って、一体どれくらいの時間がかかるものなの?

卒論にかかる時間は、テーマの難易度、文献の入手容易さ、自身の執筆スピード、そして何より時間管理の徹底度によって大きく異なります。 「他大学の先輩が1週間で終えた」という話を聞いたとのことですが、これはあくまで例外的なケースでしょう。 多くの学生は、数ヶ月かけて取り組むのが一般的です。 文献が少ないからといって、短期間で済むとは限りません。 むしろ、少ない文献を精査し、独自の視点を取り入れるためには、質の高い分析と考察に時間を要する可能性があります。

例えば、私の友人で、歴史学を専攻していた学生は、テーマに関連する一次資料を探すのに数ヶ月費やしていました。文献が少ないからこそ、資料収集に時間をかけ、深く掘り下げていく必要があるのです。 一方、別の友人は、比較的多くの文献があったため、情報収集はスムーズに進みましたが、その分、情報整理と分析に多くの時間を費やしていました。

ですから、「1週間で終えた」という話は、参考にするのではなく、あくまで自分のペースで着実に進めていくことを優先しましょう。 焦って質の低い論文を提出するよりも、時間をかけて丁寧に仕上げた方が、最終的には良い結果につながります。 大切なのは、計画的に進めていくことです。 後述する時間管理術を参考に、自分なりのスケジュールを立ててみましょう。

野球部活動と両立しながら、卒論を効率的に進めるには?

野球部活動と学業の両立は、本当に大変ですよね。わかります。私もかつては、部活動と学業に追われ、毎日寝不足の日々を送っていました。 卒論執筆となると、さらに負担が増えるのは当然です。 しかし、適切な時間管理と計画性があれば、両立は可能です

まず、自分の時間の使い方を可視化してみましょう。1日の時間、1週間の時間、そして残り2ヶ月の時間を、部活動、授業、アルバイト、睡眠、そして卒論執筆などに分けて、どれだけの時間が実際に費やされているのかを把握します。 そして、卒論執筆にどれだけの時間を割けるのかを現実的に見積もることが重要です。 野球部の練習時間や試合日程を考慮し、空いた時間を有効活用する計画を立てましょう。

  • 毎日の小さな積み重ねが大切です。 1日30分でも良いので、毎日必ず卒論執筆の時間を確保しましょう。 週末にまとめて取り組むよりも、毎日少しずつ進める方が、集中力も持続しやすく、質の高い論文が書きやすいです。
  • 効率的な作業環境を整えましょう。 静かな場所で、必要な資料を全て揃えてから作業に取り組むと、集中力が向上します。 図書館や自習室などを活用するのも良いでしょう。
  • 定期的な休憩を取りましょう。 集中力を維持するためには、適度な休憩が不可欠です。 疲れたら、少し休憩して気分転換をすることで、作業効率を上げることができます。
  • 必要に応じて、周りの人に協力を求めることも大切です。 友人や家族、担当教員に相談し、アドバイスを求めることで、新たな視点を得たり、モチベーションを維持することができます。 一人で抱え込まず、周りの人に頼ることも大切です。

時間管理ツールを活用するのもおすすめです。 スケジュール管理アプリやタスク管理アプリなどを使い、タスクの優先順位を決め、進捗状況を管理することで、効率的な時間管理を実現できます。 また、「ポモドーロテクニック」のような作業時間と休憩時間の組み合わせを工夫することで、集中力を維持し、効率的に作業を進めることができます。

文献が少ないテーマでも、質の高い卒論を書くためのコツ

文献が少ないテーマだからこそ、独自の視点や分析が求められます。 既存の研究をただまとめるのではなく、独自の解釈を加え、新たな知見を提示することが重要です。 そのためには、以下の点に注意しましょう。

  • 関連する分野の文献を広く探しましょう。 直接的な関連性がないように見える文献でも、新たな視点やアイデアを得られる可能性があります。 キーワードを変えたり、関連するテーマを検索したりすることで、新たな文献を発見できるかもしれません。 インターネット検索だけでなく、図書館の蔵書検索なども活用しましょう。
  • 一次資料の活用を検討しましょう。 文献が少ないテーマの場合、一次資料(例えば、歴史資料やインタビュー記録など)を活用することで、独自の分析を行うことができます。 一次資料の収集には時間と労力がかかりますが、質の高い卒論を書くためには非常に有効な手段です。 特に、あなたのテーマが歴史や社会学などに関連するものであれば、一次資料の活用は大きなアドバンテージになります。
  • 質の高い考察を心がけましょう。 文献が少ないからといって、考察を軽視してはいけません。 限られた文献から、独自の視点で分析し、論理的に考察を展開することが重要です。 仮説を立て、その仮説を検証する過程を明確に記述しましょう。
  • 担当教員との相談を積極的に行いましょう。 担当教員は、あなたの卒論の進捗状況を把握し、適切なアドバイスを与えてくれます。 定期的に相談することで、スムーズに卒論を執筆することができます。 特に、文献が少ないテーマの場合、担当教員との相談は非常に重要です。 教員の専門性を活かして、新たな文献や資料を紹介してもらえる可能性もあります。

就職活動と両立しながら卒論に取り組むことは、確かに大変ですが、不可能ではありません。 計画的に進め、周囲の協力を得ながら、着実に成果を積み重ねていきましょう。 そして、あなたの努力が必ず実を結ぶことを信じてください。 もし、就職活動で企業選びに迷うことがあれば、野球に理解のある企業を紹介する支援も行っています。 企業選びの相談にも乗りますので、お気軽にご連絡ください。

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