「至急です。21歳のニートです。もう気づいたら8月も終わりです。昨年までに続き、今年の夏も夏らしいことしなかったです。家族旅行以外。夏祭りや花火大会にも行ってないし。1人で行くと泣きそうになるし辛くなるし病むので。友達が一人もいないので行きたいけど行けないです。今年はもう諦めたほうがいいですよね?今週から来週にかけてアルバイトの面接があります。近いうちにバイト始めます。バイト先やSNSで友達作るしかないですよね?連絡持ってる同級生は1人しかいないので。その子は忙しいので。どうしたらいいですかね?今年こそは夏祭りとか花火大会に行きたかったのに。お金もないし友達もいないしで一人で買い物に行くくらいで他は部屋で引きこもって終わりそうです。どうしたらいいですかね?」 この相談、私たち大学野球支援機構にも似たような相談が寄せられることがあります。大学生活、野球、そして就職活動と、様々なプレッシャーの中で、孤独感を抱える学生は少なくありません。この相談者の方のように、社会に出る前に、人間関係や将来への不安を感じている方もいるでしょう。まずは、落ち着いて一緒に考えていきましょう。
バイト先での人間関係、どう築けばいい?
アルバイトの面接が決まってよかったですね!まずは一歩踏み出したことを褒めてあげましょう。初めてのアルバイト、新しい環境で不安を感じるのも当然です。でも、大丈夫。バイト先は、友達を作る絶好のチャンスなんです。わかります、一人で行動するのが辛い気持ち、すごくよくわかります。私も学生時代、人見知りで苦労しました。
例えば、私の友人で、大学時代にアルバイト先で親友を見つけた人がいます。最初は緊張して、なかなか話しかけられなかったそうですが、休憩時間に一緒に食事をすることから始め、少しずつ打ち解けていったそうです。共通の話題(アルバイトのことや趣味など)から会話が始まることが多いので、まずは積極的に「おはようございます」「ありがとうございます」などの挨拶をすることから始めてみましょう。笑顔を心がけることも大切です。
また、仕事中に困っている人がいたら、積極的に手伝うのもおすすめです。相手も助かるし、あなた自身も「頼りになる人」という印象を与えられるかもしれません。そして、自分のことを少しだけ話すことも重要です。趣味や好きなものなどをさりげなく話すことで、共通の話題が見つかる可能性が高まります。ただし、プライベートな情報は必要以上に話さないように注意しましょう。
さらに、積極的にコミュニケーションをとる努力をすることも重要です。例えば、休憩時間に他のスタッフと雑談に参加してみたり、仕事が終わった後に「お疲れさまでした」と声をかけてみたりするのも良いでしょう。最初は緊張するかもしれませんが、勇気を出して一歩踏み出してみることが大切です。徐々に打ち解けていけば、自然と友達関係が築けるはずです。
SNSでの友達作り、本当に有効?
SNSでの友達作りも有効な手段の一つですが、リアルな人間関係を築くこととは少し違います。SNSでは、自分の理想像を演出しがちで、本当の自分を見せるのが難しい場合もあります。また、ネット上での交流は、直接会って話すコミュニケーションとは異なるため、誤解が生じやすいという点にも注意が必要です。
SNSで友達を作る場合、共通の趣味や興味を持つグループに参加するのがおすすめです。例えば、あなたが野球が好きなら、野球に関するグループに参加してみるのも良いでしょう。そこで同じ趣味を持つ人たちと交流することで、自然と友達になれるかもしれません。ただし、個人情報の取り扱いには十分注意し、知らない人からの連絡には安易に応じないようにしましょう。
大切なのは、リアルな交流を重視することです。バイト先やサークル活動など、実際に会って話せる場を作る方が、より深い人間関係を築きやすいです。SNSはあくまで補助的な手段として活用し、リアルな交流を大切にすることを心がけましょう。
将来への不安、どう克服すればいい?
「ニート」という言葉に、自分自身を追い詰めてしまっているように感じます。でも、今、アルバイトの面接を受けているということは、大きな一歩を踏み出しているということです。まずは、その勇気を褒めてあげましょう。そして、将来への不安は誰にでもあるものです。特に、21歳という年齢は、人生の岐路に立たされている時期でもあります。将来への不安を感じることは、決して悪いことではありません。
将来への不安を克服するためには、まずは自分の強みや興味、そして将来のビジョンを明確にすることが大切です。自分の好きなこと、得意なことを改めて考えてみましょう。そして、それらを活かせる仕事を探してみるのも良いかもしれません。もし、将来のビジョンがまだ定まっていない場合は、色々な仕事や業界に触れてみることをおすすめします。アルバイトを通して、自分の適性や興味を見つけることができるかもしれません。
また、キャリアカウンセリングを受けるのも有効な手段です。専門家のアドバイスを受けることで、自分の強みや弱みを客観的に見ることができ、将来のキャリアプランを立てる上で役立ちます。就職活動だけでなく、大学生活におけるキャリア形成についても相談に乗ってくれる機関もあります。大学に相談窓口があれば、利用してみるのも良いでしょう。中には、野球経験を活かせる就職支援に力を入れている企業を紹介してくれるところもあるかもしれません。
そして、周りの人に相談することも大切です。家族や友人、あるいは信頼できる先生などに、自分の悩みや不安を打ち明けてみましょう。話を聞いてもらうだけでも、気持ちが楽になることがあります。一人で抱え込まず、周りの人に助けを求めることも、大切なことの一つです。
今年の夏は、まだ終わっていません。アルバイトで新しい出会い、そして将来への希望を見つけることができるかもしれません。焦らず、一歩ずつ進んでいきましょう。応援しています。