「自分は明治大学に通う二年生です。外資系戦略コンサルに就職したいと思っていますが、やはり明治くらいのレベルだと正直言ってきついのでしょうか?外資系が難しいようなら、日本の戦略コンサルにも興味があります。またGPAやTOEICの点数、ほかに持っていたらいいような資格がありましたら教えてください。将来は海外の大学院でMBAを取りたいと考えています。なので大学在学中にしておいたほうがいいことなどがありましたら、こちらも教えてください。」 この相談、多くの大学野球部員が抱える、将来への不安と希望が凝縮されているように感じます。大学生活と野球、そして将来のキャリア。どれも大切で、両立に悩むのは当然のこと。一緒に考えていきましょう。
大学レベルは本当にネックになるの?
「明治くらいのレベルだときついのでしょうか?」とのお悩み、よくわかります。確かに、超一流企業、特に外資系戦略コンサルティングファームは、採用基準が高く、難関なのは事実です。しかし、大学名だけで合否が決まるわけではありません。多くの企業は、学力や経験、そして人物像を総合的に評価します。明治大学は伝統と実績のある素晴らしい大学です。その環境で培ってきた能力をしっかりとアピールすることが重要です。
例えば、私が以前サポートした学生は、地方の大学出身でしたが、抜群のコミュニケーション能力とリーダーシップ、そして粘り強さで、大手企業の内定を勝ち取りました。彼は大学時代に野球部で主将を務め、チームをまとめ上げた経験が評価されたのです。大学名よりも、あなたが何を成し遂げ、どんな人間に成長したのかが、企業にとって重要なポイントになります。
日本の戦略コンサルも同様です。もちろん、競争は激しいですが、あなたの能力と熱意次第で、十分にチャンスはあります。重要なのは、明確な目標設定と、それを達成するための具体的な行動計画です。
GPA、TOEIC、そして必要な資格は?
GPA、TOEIC、そして資格。これらは、あなたの能力を客観的に示す指標として重要です。特に外資系企業では、英語力は必須です。TOEICの目標スコアは、800点以上を目指しましょう。もちろん、それ以上のスコアがあれば、さらに有利になります。GPAに関しても、3.5以上を目標に、学業との両立をしっかり行いましょう。これは、あなたの学習意欲と能力を示す重要な指標です。
資格については、ファイナンスや会計に関する資格があると、有利に働くでしょう。例えば、簿記検定やCFAなど、あなたのキャリアプランに合わせた資格取得を目指しましょう。ただし、資格取得にばかり時間を費やすのではなく、あなたの強みとなる経験やスキルを磨くことを優先してください。資格はあくまで、あなたの能力を裏付ける一つの要素です。
そして、忘れてはいけないのが、インターンシップです。戦略コンサルティング業界では、インターンシップでの経験が、内定獲得に大きく影響します。積極的に応募し、貴重な経験を積んでください。この経験を通して、業界の雰囲気を肌で感じ、自分の適性を見極めることもできます。 野球部活動と両立は大変ですが、うまく時間管理をして、計画的に取り組みましょう。私の友人で、野球部とインターンシップを両立して、見事内定を得た人がいます。彼は、綿密なスケジュール管理と、チームメイトや周りの人への協力を得ながら、見事に両立していました。
MBA取得を目指して、大学在学中にすべきこと
将来のMBA取得を視野に入れているとのこと、素晴らしいですね!大学在学中にできることはたくさんあります。まず、英語力の強化は必須です。TOEICのスコアアップはもちろん、ビジネス英語の習得にも力を入れてください。海外の大学院では、英語での授業やプレゼンテーションが求められます。そのため、高い英語運用能力は不可欠です。
次に、グローバルな視点を養うことが重要です。国際交流プログラムに参加したり、海外の学生と交流したりすることで、異文化理解を深め、グローバルなネットワークを築きましょう。 また、リーダーシップ経験を積むことも重要です。大学生活や野球部活動の中で、リーダーシップを発揮する機会を積極的に探し、経験を積んでください。これは、MBA取得後、グローバルなビジネスシーンで活躍するために不可欠なスキルです。
さらに、自分の興味関心のある分野を深く探求することも大切です。将来、MBAを取得してどのような分野で活躍したいのか、具体的な目標を定め、その分野に関する知識やスキルを磨いていきましょう。 そして、キャリアプランを明確にしましょう。将来のキャリアパスを具体的にイメージすることで、大学生活や就職活動、そしてMBA取得へのモチベーションを維持することができます。 もしかしたら、あなたのキャリアプランに沿った企業と、大学野球支援機構が連携できる可能性もあります。機構は、野球に理解のある中小企業との繋がりも持っています。もちろん、これはあくまで可能性の一つですが、相談できる窓口があることを知っておいていただければ幸いです。