「本当に答えてください。お願いします。僕は、大学一回生です。授業内の小テストでカンニングペーパーを見つかり、取り上げられました…」。このような相談を受けました。大学生活で、初めてのカンニングで大きなショックを受けている様子が伝わってきました。 小テストでのカンニングが発覚し、倫理委員会の対応を待つ日々は、想像を絶するほど不安でしょう。 この記事では、大学におけるカンニングと、その後の対応、そして将来への影響について、具体的な事例を交えながら解説します。 あなたの不安な気持ち、よく分かります。

大学でのカンニング、倫理委員会ってどんなところ？

まず、落ち着いてください。 多くの大学には、学生の不正行為を扱う倫理委員会（またはそれに類する組織）があります。教授会とは別の組織で、学生の行為について公平に判断し、適切な処分を決定する役割を担っています。 教授会は主に教育・研究に関する事項を審議する機関なので、カンニングのような学生の規律違反は倫理委員会が担当することが一般的です。 あなたのケースでは、教授から倫理委員会への報告がなされたと考えられます。

倫理委員会の判断は、カンニングの程度、反省の態度、これまでの学生生活の状況など、様々な要素を総合的に考慮して下されます。 あなたが前期にフル単で休むことなく授業を受けていたことは、あなたの真面目さを示す重要な要素となるでしょう。 また、自ら答案を消し、反省の言葉を提出したことも、あなたの反省の深さを示す証拠となります。 ただし、倫理委員会の判断は、教授の意見だけでなく、客観的な証拠に基づいて行われるため、教授の言葉だけで安心することはできません。

私の友人で、過去にレポートの不正提出で倫理委員会にかけられた人がいました。彼は、最初は恐怖でいっぱいでしたが、誠実に反省の意を示し、再発防止策を明確に示したことで、比較的軽い処分（厳重注意）で済みました。 重要なのは、事実を認め、深く反省していることを示すことです。 言い訳をするのではなく、自分の行為の重大さを理解し、二度と繰り返さないことを明確に伝えましょう。

停学処分はいつ下されるの？

停学処分が下される時期は、大学によって、またケースバイケースで異なります。 あなたの大学では、後期の成績が出た後に委員会が開かれ、その結果に基づいて処分が決定される可能性が高いでしょう。 しかし、必ずしも後期の成績がすべてを左右するわけではありません。 倫理委員会は、あなたのこれまでの学業成績、反省の態度、再発防止策などを総合的に判断します。

カンニングペーパーが返ってこないことについて不安に感じているとのことですが、これは証拠として保管されている可能性が高いです。 返却されないからといって、処分が重くなるわけではありません。 むしろ、処分内容を待つ間も、大学生活に真摯に取り組む姿勢を示すことが大切です。 焦らず、落ち着いて、今後の対応を考えましょう。

今、あなたは非常に辛い状況にあると思います。眠れない日々、涙をこぼす毎日…よく分かります。 しかし、この経験を乗り越えることで、あなたはより成長できるはずです。 大切なのは、この出来事を自分自身の成長の糧にすることです。 自分を責め続けるのではなく、前を向いて進んでいきましょう。

将来への影響…就職活動への不安は？

大学でのカンニングは、将来の就職活動に影響を与える可能性があります。 しかし、全てが絶望的というわけではありません。 企業は、学生の人間性や成長力、そして反省の姿勢を重視します。 倫理委員会での処分内容によっては、就職活動に影響が出る可能性もありますが、誠実に対応し、反省を活かして成長を続けることができれば、必ず挽回できる機会はあります。

例えば、就職活動の際に、この経験について正直に説明することが重要です。 言い訳をするのではなく、自分の過ちを認め、そこから何を学び、どのように成長したのかを具体的に説明することで、企業はあなたの誠実さを評価してくれる可能性があります。 また、大学生活で積極的に取り組んだ活動や、部活動での経験などをアピールすることで、あなたの人間性をより深く理解してもらうことができます。

大学野球支援機構では、野球に理解のある中小企業への就職支援を行っています。 これらの企業の中には、学生の成長を重視し、過去の失敗を経験として受け止め、将来への可能性を評価してくれる企業も多いです。 もし、就職活動で悩んだ際は、一度、そういった企業について調べてみるのも良いかもしれません。 ただし、就職活動は、あなたの能力や人となり、そして将来へのビジョンを企業に伝える場です。 過去の失敗にとらわれず、前向きに就職活動を進めていきましょう。

最後に、あなたは決して一人ではありません。 多くの学生が、あなたと同じような悩みや不安を抱えています。 もし、どうしても辛い場合は、大学のカウンセリングセンターや、信頼できる友人、家族に相談してみるのも良いでしょう。 一人で抱え込まず、周りの人に助けを求めることも大切です。