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大学で倫理を学びたいけど就職は大丈夫?好きなことを活かす進路選択のヒント

  • 就職活動
2025年06月27日

先日、大学進学を控えた学生さんからこんな相談を受けました。「倫理が好きで、勉強していて純粋に楽しいと思えるし成績も安定して良好です。できれば倫理に近いことを大学でも勉強したいのですが、そういう勉強は何学部でできるんでしょうか?文学部哲学科とかでしょうか?でも就職で困るという話も聞くので躊躇してしまいます。実学でないから当然ですが…」。 多くの学生が抱える、「好きなこと」と「将来のキャリア」の両立という難しい問題。この相談をきっかけに、大学で倫理を学ぶこと、そしてその後のキャリアパスについて考えてみましょう。

倫理を学べる学部は文学部哲学科だけ?意外な選択肢を探ってみよう

「倫理」を専門的に学ぶ学部といえば、文学部哲学科を思い浮かべる方が多いかもしれません。確かに、哲学や倫理学を深く学ぶには最適な学部です。しかし、倫理的な思考や倫理観を養う、あるいは倫理に関連する分野を学ぶことができる学部は、文学部哲学科だけではありません。例えば、法学部では、法律の解釈や運用において倫理的な側面を学ぶ機会が多くあります。また、経済学部の中には、倫理的な経営や企業の社会的責任(CSR)を扱う科目が設置されているところもあります。さらに、社会学部人間科学部などでも、倫理学の基礎を学ぶことができるケースがあります。 大切なのは、単に「倫理」というキーワードにとらわれず、自分が学びたい倫理の側面(例えば、ビジネス倫理、環境倫理、医療倫理など)を明確にすることです。そうすることで、より自分に合った学部や専攻を見つけることができるでしょう。

例えば、私の友人で、経済学部に進学し、企業倫理を専門に研究している人がいます。彼は、卒業後はコンサルティング会社に就職し、企業のCSR活動支援に携わっています。倫理を専門的に学んだことで、企業の社会的責任を深く理解し、実践的な提案ができるようになったと語っていました。このように、一見関係ないように見える学部でも、倫理的な思考を活かすことができる道は数多く存在します。

倫理学専攻は就職に不利?企業が求める人材像と倫理観の関係

「倫理学は実学ではないから就職に不利」という声も耳にするかもしれません。わかります。私も最初はそう思っていました。しかし、これは必ずしも真実ではありません。むしろ、現代社会において、倫理観の高い人材は、多くの企業から高く評価されています。

企業は、単に専門知識やスキルを持った人材だけでなく、高い倫理観を持ち、社会貢献意識の高い人材を求めています。不正や不祥事を起こさない、責任感を持って仕事に取り組む、チームワークを大切にする…これらは、倫理学の学習を通して培われる大切な資質です。 近年、企業における不正や不祥事が社会問題化しており、企業は倫理的な経営体制の構築に力を入れています。そのため、倫理的な思考力や判断力を持つ人材は、ますます重要になってきています。

  • 高い倫理観:不正行為をせず、責任感を持って行動できる
  • 社会貢献意識:社会全体のことを考え、貢献できる
  • コミュニケーション能力:倫理的な問題を円滑に解決できる
  • 問題解決能力:倫理的なジレンマを適切に解決できる

もちろん、就職活動では、自分の強みを明確にし、それを企業に伝えることが重要です。倫理学を専攻したからといって、必ずしも就職活動が有利になるわけではありませんが、倫理的な思考力や判断力は、どのような仕事にも役立つ普遍的な能力です。 自分の経験や研究内容を効果的に伝え、企業が求める人材像と自分の能力を結びつけることで、就職活動で成功する可能性を高めることができます。

大学生活と就職活動:倫理を活かすキャリアパスを探る

大学生活では、倫理学の知識を深めるだけでなく、実践的な経験を積むことも大切です。ボランティア活動やインターンシップなどを通して、社会問題に触れ、倫理的な視点から問題解決に取り組む経験は、就職活動において大きな武器となります。 また、研究活動やゼミ活動を通して、論理的思考力や表現力を磨くことも重要です。卒業論文の作成を通して、自分の考えを体系的にまとめ、相手に伝える能力を高めることができます。

就職活動においては、自分の興味や関心に基づいて、企業を選んでいくことが大切です。倫理的な視点から企業を選んでいくことも可能です。例えば、CSR活動に力を入れている企業、環境問題に取り組んでいる企業、従業員の働き方を重視している企業など、自分の価値観と合致する企業を選ぶことで、よりやりがいのある仕事に就くことができます。 また、社会人野球クラブチーム所属や現役選手としての活動に配慮のある企業を探してみるのも良いかもしれません。一般社団法人大学野球支援機構では、そのような企業との連携を強化しており、就職活動のサポートも行っています。もちろん、これは就職活動の一つの選択肢に過ぎず、強要するものではありません。

大学生活と就職活動は、人生における大きな転換期です。自分の好きなこと、得意なことを活かしながら、将来のキャリアパスを設計していくことが重要です。倫理学を学ぶことは、一見、就職に不利に思えるかもしれませんが、適切な準備と戦略によって、自分の強みを活かし、充実したキャリアを築くことができます。 焦らず、じっくりと自分の将来について考え、周りの人に相談しながら、一歩ずつ進んでいきましょう。

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