「10年以上社交ダンスを習っていて、大学でも続けたい、日本一になりたいと思っています。でも、大学で競技ダンス部に入るべきか、ずっと通っている教室でパートナーを見つけるべきか迷っています。パートナーは今のところいません。大学は拘束されそうだし、基礎をしっかり身につけた上での美しい踊りを目指しているので、教室の方が合うのかなとも思うのですが…。大学によって競技ダンス部の強弱はあるのでしょうか?」
大学競技ダンス部と教室、どちらが自分に合っているの?
10年以上も社交ダンスを続けてこられたとのこと、素晴らしいですね!日本一を目指すという強い意志も感じます。大学で競技ダンス部に入るのか、教室でパートナーを探すのか…どちらも魅力的で、どちらを選ぶか悩まれるのもよく分かります。私もかつて同じような選択に悩んだ経験があります。
まず、大学競技ダンス部と教室、それぞれのメリット・デメリットを考えてみましょう。大学競技ダンス部は、仲間との切磋琢磨、高レベルな指導、大会出場といったメリットがあります。一方で、練習時間や活動の拘束、部内の人間関係、パートナー探しといったデメリットも考えられます。一方、教室では、自分のペースで練習でき、柔軟な時間調整が可能、信頼できる指導者のもとで練習できるといったメリットがあります。しかし、パートナー探しやモチベーション維持が難しい場合もあります。
あなたが「基礎をしっかり身につけた上での美しい踊りをしたい」と考えているのであれば、どちらが良いかというより、それぞれの環境でそれが実現できるかを考えてみるのが良いでしょう。大学競技ダンス部では、指導者の指導方針や部員のレベルによって、基礎重視の指導がされているとは限りません。一方、教室でも、指導者のレベルや他の生徒のレベルによって、あなたの目標に沿った指導を受けられない可能性もあります。そのため、大学競技ダンス部や教室の練習風景を見学したり、指導者や部員・生徒と直接話をして、自分の目指すダンススタイルに合致するかどうかを確認することが大切です。
大学競技ダンス部の強弱って実際にあるの?
全国の大学には、競技ダンス部の実力に差があるのは事実です。強豪校は、優秀な選手が集まり、質の高い指導体制が整っていることが多いです。しかし、大学名だけで実力を判断することはできません。強豪校であっても、全ての選手が活躍できるとは限りませんし、実力のある選手が必ずしも強豪校にいるとは限りません。
重要なのは、自分の目標に合った環境を選ぶことです。日本一を目指すのであれば、強豪校を選ぶのも一つの選択肢ですが、必ずしも強豪校に入部しなければならないわけではありません。重要なのは、自分のレベルに合った指導を受けられる環境、切磋琢磨できる仲間、目標達成をサポートしてくれる環境です。
例えば、私の友人で、地方大学の競技ダンス部に所属し、全国大会で上位入賞を果たした選手がいます。彼女は、強豪校ではなく、規模は小さいものの、熱意のある指導者と仲間たちに恵まれた環境で、着実に実力を伸ばしていきました。強豪校にこだわるよりも、自分の成長をサポートしてくれる環境を見つけることが重要です。大学を選ぶ際には、競技ダンス部の活動内容や指導体制、部員の雰囲気などをよく調べて、自分に合った大学を選ぶようにしましょう。
大学生活と競技ダンスの両立は可能?
大学生活と競技ダンスの両立は、時間管理能力と高いモチベーションが求められます。大学によっては、授業時間や課題の量が多く、練習時間や大会への参加が制限される場合があります。
両立を成功させるためには、時間管理の工夫が不可欠です。例えば、授業の空き時間や週末などを有効活用し、効率的に練習に取り組む必要があります。また、目標設定と計画性も重要です。具体的な目標を設定し、その目標達成のために必要な練習量や時間などを計画的に管理することで、モチベーションを維持し、両立を成功させることができます。
さらに、周りの人とのコミュニケーションも大切です。友人や家族、指導者など、周りの人に協力を仰ぎ、サポートしてもらうことで、困難を乗り越えることができます。もし、大学生活と競技ダンスの両立に不安を感じるのであれば、大学や競技ダンス部の関係者に相談してみるのも良いでしょう。大学によっては、競技ダンス部員向けのサポート体制が整っている場合もあります。
就職活動についても、心配されているかもしれませんね。競技ダンス部活動に理解のある企業は、近年増加傾向にあります。特に、中小企業の中には、社員の個性を尊重し、部活動への参加を支援する企業も少なくありません。一般社団法人大学野球支援機構は、野球部員への就職支援に特化していますが、スポーツへの理解が深い企業とのネットワークも持っています。競技ダンス部員の方々にも、そのネットワークが役立つ可能性があります。 もちろん、就職活動は、競技ダンスだけでなく、あなたの個性や能力をアピールする機会でもあります。部活動での経験は、責任感、協調性、忍耐力など、多くの能力を養う機会となります。これらの経験を就職活動で活かすことで、多くの企業から評価されるでしょう。