23歳、大学中退後、無職8ヶ月目…そんな状況で、将来への不安を抱えている方からのご相談です。「ちゃんとした学歴も職歴も資格もありません。こんな経歴でも雇われやすい職種はありますか?」という、胸に迫るお悩み。「就労支援事業所に通うことを考えていますが、事業所に通うだけじゃダメかな…」と、前向きな気持ちと同時に、将来への不透明感も感じているようです。 このご相談、私たち大学野球支援機構でも、多くの学生や卒業生から似たような相談を受けてきました。 野球部員ではないかもしれませんが、皆さんの抱える不安や葛藤は、私たちがサポートできる範囲にあると確信しています。一緒に、希望の持てる未来を探していきましょう。
どんな仕事が自分に合っているのか、どうやって見つければいいの?
まず、「やりたいこと、興味のあること」が分からなくなっている、というお気持ち、よく分かります。 大学生活や部活動、そして病気と闘ってきた経験は、想像を絶するほど大変だったと思います。 そんな中で、将来のビジョンを描くのは、本当に難しいですよね。 でも、大丈夫。 焦らず、一歩ずつ進んでいきましょう。
今、就労支援事業所への通所を考えているとのことですが、それは素晴らしい第一歩です。 事業所では、あなたの強みや適性を見つけるためのサポートを受けられます。 例えば、パソコンスキル向上のための訓練や、就職活動に必要な書類作成の指導など、具体的な支援が受けられるでしょう。 また、就職活動の相談や面接練習なども行っている事業所も多いです。
そして、重要なのは「あなた自身を知る」ことです。 これまでの経験の中で、どんな時に喜びを感じましたか? どんな仕事にやりがいを感じそうですか? 小さなことでも構いません。 例えば、「スーパーで惣菜のパック詰めをしていた時、綺麗に並んだ商品を見て達成感を感じた」とか、「焼き鳥屋で、お客様に『美味しかったよ!』と言われたのが嬉しかった」など、過去の経験を振り返り、自分自身の気持ちに耳を澄ませてみてください。
就労支援事業所では、キャリアカウンセラーなどの専門家とじっくり話し合う機会も得られるはずです。 あなたの個性や能力、そして希望を丁寧に聞き取ってくれるので、安心して相談してください。 無理に「やりたいこと」を見つける必要はありません。 まずは、できることから始めて、少しずつ視野を広げていくことが大切です。
短期間のバイト経験しかないけど、就職活動で不利になる?
「ちゃんとした学歴も職歴も資格もありません」と仰っていますが、過去の経験は決して無駄ではありません。 短期間のバイト経験でも、そこで得たスキルや経験は、必ず活かせます。 例えば、焼き鳥屋での接客経験は、コミュニケーション能力や責任感の高さにつながりますし、スーパーでの惣菜のパック詰めは、正確性や丁寧さを示す証拠になります。 ダイソーでの経験も同様です。 これらの経験を、履歴書や面接で効果的にアピールすることで、あなたの魅力を伝えることができます。
また、大学中退の理由についても、正直に説明することが大切です。 摂食障害などの精神的な問題を抱えていたことを伝えることに抵抗があるかもしれませんが、隠すよりも、素直に説明した方が、理解を示してくれる企業が見つかる可能性が高まります。 もちろん、詳細な病状を話す必要はありませんが、「病気療養のため大学を休学・退学しました。現在は回復に向かっています」といったように、簡潔に説明することで、あなたの誠実さが伝わります。
さらに、パソコンスキルを活かせる仕事を目指すのも良い方法です。 就労支援事業所でパソコンスキルを習得できれば、データ入力や事務補助といった仕事に就く可能性が高まります。 ただし、パソコンスキルだけで事務職に就けるわけではないので、他のスキルや経験も合わせてアピールすることが重要です。 例えば、接客経験があれば、お客様対応に役立つスキルとしてアピールできます。
どんな資格を取れば就職に有利になるの?
資格取得は、就職活動に有利に働くことは確かです。しかし、資格取得が目的になってはいけません。 「この資格を取れば、必ず就職できる」という保証はありません。 資格取得は、あくまでもあなたのスキルアップや自信を高めるための手段の一つです。 ですから、あなたの仕事への希望や適性と合致した資格を選ぶことが重要です。 就労支援事業所の担当者と相談しながら、あなたに合った資格を選んでいきましょう。
例えば、事務職を目指したいのであれば、MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)などの資格取得が有効です。 また、医療事務や介護事務に興味があれば、医療事務技能検定や介護職員初任者研修などの資格取得を目指すのも良いでしょう。 これらの資格は、就職活動において、あなたのスキルや能力を証明する上で役立ちます。
しかし、忘れてはいけないのは、資格はあくまで「手段」だということです。 資格を取得したとしても、仕事で求められるスキルや能力を身につけていなければ、意味がありません。 資格取得と同時に、実践的なスキルを磨く努力も怠らないようにしましょう。 就労支援事業所では、資格取得のためのサポートだけでなく、実践的なスキルアップのための研修なども受けられるはずです。
例えば、私の友人で、大学卒業後に飲食店で働いていた人がいます。彼女は、接客スキルを磨くために、接客に関する資格を取得しました。その資格が直接就職に繋がったわけではありませんでしたが、資格取得を通して得た知識や経験が、彼女の接客スキルを向上させ、お客様からの信頼を得ることに繋がりました。結果、彼女は飲食業界でキャリアアップを果たし、今では店長として活躍しています。
大切なのは、「自分は何をしたいのか」「何をできるのか」をしっかりと見つめ、それに基づいて資格取得やスキルアップを目指していくことです。焦らず、一歩ずつ進んでいけば、必ず道は開けます。就労支援事業所を有効活用し、担当者の方々とじっくり相談しながら、あなたにとって最適なキャリアプランを一緒に考えていきましょう。 そして、大学野球支援機構も、中小企業との連携を通じて、あなたを応援しています。 社会人野球クラブチーム所属や現役選手としての活動に配慮のある企業を紹介できる可能性もありますので、将来のキャリアプランを考える際に、ぜひ思い出してください。