大学を卒業してよかった?社会に出た時に感じる違和感と、その対処法

  • 就職活動
2025年06月27日

「大学を卒業して、某国立大学を卒業し、新卒で入社した会社を退職後、現在公務員試験の勉強をしながら某省庁にて臨時職員として働いています。職場では高卒の職員の方々から、私の学歴を理由に嫌味を言われたり、否定的な発言をされたりすることがあり、悩んでいます。」このようなご相談をいただきました。大学卒業後、社会に出た際に学歴を理由に周囲から辛い思いをする、というのは、想像以上に辛い経験ですよね。わかります。私も似たような経験をした友人がいますので、あなたの気持ち、痛いほどよくわかります。一緒に考えていきましょう。

職場での学歴による偏見、どう乗り越える?

まず、あなたの置かれている状況は決して特殊なものではありません。学歴による偏見や差別は、残念ながら、今もなお社会に存在する現実です。特に、比較的閉鎖的な環境や、特定の学歴背景を持つ人が多い職場では、顕著に現れることがあります。あなたの職場のように、高卒の職員の方が多い環境では、大卒であることが「異質」と捉えられ、それが嫌味や偏見につながっているのかもしれません。

「大卒は?」といった発言は、相手自身のコンプレックスや、自身のキャリアに対する不安の表れである可能性が高いです。バブル期に専門学校を経て国家公務員になられたという方の発言は、その時代の厳しい就職環境や、自身の努力を誇示したいという気持ちの裏返しなのかもしれません。しかし、だからといって、あなたを傷つける発言を許されるわけではありません。

大切なのは、相手の言葉に振り回されないことです。相手の言葉は、相手自身の感情や価値観の反映であり、必ずしもあなたの価値を反映しているわけではありません。あなたの努力や経験、そして能力は、学歴だけで測れるものではありません。留学経験や、現在の職務における高い効率性などは、あなたの能力を証明する立派な証拠です。

具体的な対処法としては、以下の3つのアプローチが考えられます。

  • 相手に直接伝える:状況をみて、穏やかなトーンで「その言葉、少し傷つきました」と伝えることも有効です。ただし、感情的にならず、冷静に、そして具体的に伝えましょう。例えば、「『臨時さん』と呼ばれたり、『給料が少ない』と言われるのは、少し気分が良くありません」と伝えることで、相手は自分の言動を改めて考えるきっかけになるかもしれません。ただし、相手によっては効果がない場合もありますので、状況をよく見極めることが重要です。
  • 距離を置く:直接伝えるのが難しい、または効果がない場合は、適度な距離を置くことも有効です。必要以上に親しくする必要はありません。業務に集中し、必要最低限のコミュニケーションに留めることで、嫌味を言われる機会を減らすことができます。ただし、完全に孤立してしまうのは避けましょう。他の同僚と良好な関係を築くことで、精神的な支えを得ることができます。
  • 第三者に相談する:どうしても耐えられない場合は、上司や人事担当者などに相談してみましょう。職場環境の改善を求めることも可能です。相談する際には、具体的なエピソードを伝え、感情的にならず、冷静に状況を説明することが大切です。

また、あなたの価値観を再確認することも大切です。あなたは、受験勉強や留学など、多くの努力をしてきました。それらは、あなたの自信と誇りの源泉です。学歴はあなたの全てではありません。あなたの経験や能力、そして人となりこそが、あなたの価値を決定づけるものです。

仕事で質問することが悪いこと?

人事評価の面談での指摘「仕事はできるけど質問してくるのがダメ。質問せずに俺が話したことだけを聞いてやるべき。質問するところが素直じゃない。」については、上司のコミュニケーション能力の不足が疑われます。 あなたの仕事への真面目さ、そして業務を理解しようとする姿勢は素晴らしいです。 質問することは、決して悪いことではありません。むしろ、業務の改善や効率化につながる重要な行動です。

上司があなたの質問を「素直じゃない」と捉えているのは、上司自身の理解不足や、指示の出し方の問題かもしれません。 もしかしたら、あなたの質問の仕方に問題がある可能性もありますが、まずは上司とのコミュニケーション方法を見直す必要があるでしょう。

例えば、質問する前に、自分で調べたことや考えたことを整理し、具体的な質問をするように心がけてみましょう。 また、質問するタイミングや場所にも気を配り、上司が忙しい時間帯を避けるなど配慮も必要です。 それでも理解してもらえない場合は、上司の上司に相談するのも一つの手段です。

「質問する」という行為は、あなたの成長意欲と責任感の表れです。それを否定されるのは、非常に不当です。自信を持って、あなたの姿勢を貫きましょう。

公務員試験の勉強と、心のケア

公務員試験の勉強と、職場でのストレスは、あなたにとって大きな負担になっていると思います。心身ともに健康を保つことが、試験に臨む上で最も重要です。

勉強の合間には、リラックスできる時間を取りましょう。趣味に没頭したり、友人と会話をしたり、運動をしたりすることで、ストレスを解消することができます。また、必要であれば、カウンセリングやメンタルヘルスに関する相談窓口を利用することも検討してみてください。

公務員試験は、大変な道のりですが、あなたの努力は必ず報われます。焦らず、一歩ずつ着実に進んでいきましょう。そして、あなたの価値観を信じ、自信を持ってください。あなたは、素晴らしい経験と能力を持つ方です。

もし、中小企業への就職を考えているのであれば、大学野球支援機構は、野球経験者への就職支援に力を入れている団体です。野球経験を活かせる企業を紹介したり、就職活動のサポートを行っています。もちろん、公務員試験に専念したいのであれば、そちらに集中することも大切です。いずれにしても、あなたの将来にとって最善の選択ができるよう、応援しています。

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