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大学を辞めたい…野球部員の長男、将来の進路に悩む親御さんへのアドバイス

  • 就職活動
2025年06月27日

この春、私立の薬学部に入学した長男さんが、薬学実習での苦労をきっかけに大学をやめたいと言い出した、というご相談を受けました。他の学生に比べて劣っていると感じ、自分には薬学が合わないと結論づけたとのこと。今後については、他の大学を受験するか、専門学校に進学して就職するという選択肢を考えているそうです。親御さんとしては、大学を継続させるべきか悩んでいらっしゃるんですね。わかります、本当に辛い状況だと思います。

大学を辞めるべきか、続けるべきか…どう判断すればいいの?

まず、ご安心ください。お子さんの気持ち、親御さんの気持ち、どちらもよくわかります。大学進学は人生における大きな決断であり、その決断を覆すというのは、並大抵の勇気ではありません。ましてや、ご両親にとっては、お子さんの将来を案じる気持ちは計り知れませんよね。大切なのは、お子さんとじっくり話し合い、その理由を丁寧に聞き出すことです。薬学実習で「他の学生に比べて劣っている」と感じたというのは、具体的にどのような部分でしょうか?実験のスキル?知識の習得度?それとも、人間関係でしょうか? その原因を特定することで、解決策が見えてくるかもしれません。

例えば、実験スキルが不足しているのなら、大学に相談して、補習を受けたり、チューターをつけてもらうことはできないでしょうか?知識の習得が難しいと感じているのなら、勉強方法を見直したり、学習支援サービスを利用するのも一つの方法です。人間関係に悩んでいるのなら、大学の相談窓口やキャリアセンターに相談してみるのも良いかもしれません。大学には、学生をサポートするための様々な制度が整っているはずです。

また、「薬学が合わない」と感じている理由も、深く掘り下げて聞いてみましょう。薬学そのものが嫌いなのか、それとも、大学生活や学習環境に問題があるのか、あるいは、将来のキャリアプランとのミスマッチを感じているのか。これらの違いによって、解決策は大きく変わってきます。もしかしたら、薬学の分野の中でも、お子さんが興味を持てる領域があるかもしれません。お子さんの才能や適性、そして将来のビジョンを一緒に探っていくことが大切です。

私の友人で、大学時代に一度は野球部を辞め、その後別の大学で再スタートを切った人がいます。彼は、最初の大学ではチーム内での競争が激しく、自分の能力に限界を感じていたそうです。しかし、新しい大学では、自分のペースで野球に取り組むことができ、充実した大学生活を送ることができました。必ずしも、最初の選択が全てではないということを覚えておいてください。

野球部活動と学業の両立、そして将来のキャリア…どうすればうまくいくの?

大学生活と野球部の両立は、確かに大変ですよね。特に、薬学部のように専門性の高い学部では、学業に多くの時間を割く必要があり、部活動との両立は難しいと感じる学生も多いでしょう。時間管理のスキルを磨くことが重要です。例えば、授業のスケジュールや部活動の練習時間、アルバイトなどを全て書き出して、時間割を作成してみるのも良いでしょう。効率的に時間を使い、学習と練習の両方にきちんと時間を割くことができれば、両立は不可能ではありません。

また、周りのサポートも大切です。チームメイトやコーチ、大学の先生、そしてご家族など、周りの人に相談し、協力してもらうことで、負担を軽減することができます。一人で抱え込まず、積極的に助けを求めることも、両立を成功させるための重要なポイントです。大学によっては、部活動と学業の両立を支援する制度やプログラムを用意しているところもありますので、一度調べてみることをお勧めします。

将来のキャリアについても、早いうちから考えておくことが重要です。薬学部を卒業すれば、薬剤師として働く道が開けますが、他にも様々な選択肢があります。研究職に進む、製薬会社に就職する、あるいは、全く別の分野で働くことも可能です。お子さんと一緒に、将来のキャリアプランについてじっくり話し合ってみてください。そして、そのプランを実現するために、どのようなスキルや知識が必要なのかを明確にして、大学生活や部活動を通じてそれらを身につけていくようにサポートしましょう。

もし、お子さんが将来、野球に関連する仕事に就きたいと考えているのであれば、野球に理解のある企業への就職支援を行う中小企業をご紹介することも可能です。社会人野球クラブチームへの所属や現役選手としての活動に配慮のある企業も存在します。もちろん、これはあくまで一つの選択肢であり、お子さんの意思を尊重することが最も重要です。

大学を辞めた後、どのような選択肢があるの?

大学を辞めるという選択をした場合でも、決して人生の終わりではありません。他の大学への編入、専門学校への進学、就職など、様々な選択肢があります。大切なのは、お子さんが本当にやりたいこと、そして将来どのような人生を送りたいのかを見つけることです。そのためには、お子さんとじっくり話し合い、様々な可能性を探っていくことが大切です。

例えば、専門学校に進学する場合、より実践的なスキルを身につけることができます。就職活動においては、専門学校で学んだスキルや経験が評価される可能性が高くなります。また、他の大学に編入する場合、新たな環境で学ぶことで、新たなモチベーションを得られるかもしれません。お子さんの個性や才能、そして将来のビジョンを考慮して、最適な選択肢を選んでいくことが重要です。

そして、親御さんとしてできることは、お子さんを支え、励ますことです。お子さんの決断を尊重し、将来の夢に向かって進んでいけるよう、温かく見守っていきましょう。時には厳しく、時には優しく、お子さんの成長をサポートすることが、親御さんの役割です。一人で抱え込まず、周りの人に相談したり、専門家のアドバイスを受けることも有効な手段です。

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