先日、大学を中退し、司法書士を目指しながら正社員として就職活動をしている方からご相談がありました。「医療系の大学に通っていましたが、司法書士に興味を持ち、資格取得を目指して中退しました。アルバイトをしながら資格学校に通っていますが、金銭的な理由から正社員として働きたいと考えています。司法書士関連の仕事に就きたいですが、必ずしも就けるとは限らず、違う職業に就く場合、大学中退の理由とキャリアが結びつかず困っています。面接で必ず聞かれると思うので、どのように説明するのが良いでしょうか?」とのお悩みでした。 わかります。大学中退は大きな決断であり、就活においては確かに説明責任が生じますよね。しかし、きちんと説明すれば、むしろあなたの強い意志と明確な目標を示す機会にもなります。一緒に考えていきましょう。
大学中退の理由、面接ではどう説明すればいい?
大学中退は、面接官にとって気になる点です。しかし、「なぜ中退したのか?」を正直に、そしてポジティブに説明することが大切です。単に「勉強が合わなかった」では、責任感や計画性の欠如を疑われてしまう可能性があります。 あなたの場合は、医療系から司法書士への転身という明確なビジョンがある点が強みです。 例えば、「医療系の大学に通っていましたが、医療現場での経験を通して、社会正義の実現に強い関心を持つようになりました。その思いから、司法書士という道を選び、大学を中退して資格取得に専念することを決意しました。」と説明することで、明確な目標と強い意志をアピールできます。 さらに、「資格取得のための学習と並行してアルバイトを続け、経済的な自立も目指しています。正社員として働くことで、より安定した学習環境を確保し、司法書士として社会貢献したいと考えています。」と付け加えることで、責任感と計画性も示せます。 大切なのは、ネガティブな要素を隠すのではなく、中退という決断の裏にあるあなたの成長と将来への展望を明確に伝えることです。
司法書士の資格とキャリア、どう繋げる?
司法書士の資格取得を目指しながら、正社員として働くことは、確かに難しい挑戦です。しかし、あなたの努力と熱意は、多くの企業にとって魅力的な要素になります。 例えば、司法書士関連の企業だけでなく、法律事務所やコンサルティング会社など、法律知識が活かせる企業を探してみるのも良いでしょう。 また、「司法書士を目指している」という点を、あなたの強みとしてアピールすることもできます。 例えば、「司法書士の資格取得を目指しているため、法律に関する知識や問題解決能力を磨いています。これは、貴社の業務においても役立つと考えています。」と説明することで、あなたの能力と意欲を効果的に伝えることができます。 さらに、アルバイト経験を通して培った責任感やコミュニケーション能力も、面接で積極的にアピールしましょう。 例えば、「アルバイトを通して、責任感やチームワークの大切さを学びました。これらの経験は、貴社で働く上でも必ず活かせると思っています。」と伝えることで、あなたの成長を証明できます。 就職活動は、自分自身を売り込む場でもあります。自信を持って、あなたの経験と能力をアピールしましょう。
中小企業への就職、社会人野球との両立は可能?
司法書士関連の仕事に就けない場合、全く違う職業に就くことに抵抗があるというお気持ち、よく分かります。 しかし、あなたの経験や能力は、様々な分野で活かすことができます。 例えば、コミュニケーション能力や問題解決能力は、どの業界でも求められる重要なスキルです。 そして、大学中退という経験は、あなたを成長させた貴重な経験です。 この経験を通して、あなたは自己管理能力や目標達成能力を磨いたはずです。 これらの経験を、面接でしっかりと伝えましょう。 また、中小企業は、大企業に比べて、個人の能力や個性を重視する傾向があります。 特に、野球に理解のある中小企業であれば、あなたの経験や能力を高く評価してくれる可能性があります。 一般社団法人大学野球支援機構では、野球に理解のある中小企業との就職支援を行っています。 もし、ご興味があれば、機構の活動内容について調べてみるのも良いかもしれません。 もちろん、就職活動は、あなた自身の努力と選択が最も重要です。 焦らず、自分自身に合った企業を見つけることが大切です。 そして、面接では自信を持って、あなたの経験と能力をアピールしましょう。