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大学入学式、親は行くべき?息子の自立と将来を考えた親の役割とは

  • 就職活動
2025年06月27日

「今春入学する息子がいます。妻は、大学の入学式にも親が出て、就職状況や子供を授業にどう臨ませれば良いかなどの説明が大学からある事を期待していて、親が出るのは義務であり、子への愛情と思っているようです。私は、もう、18歳なんだから、親が出て行く年ではないし、『可愛い子には旅をさせろ』って言うし、そんなことだから子供がひとり立ちできないんだと思っています。…(以下、質問本文)」

大学入学式、本当に親は参加すべき?親の役割とは?

奥様のお気持ち、よく分かります。我が子が大学に入学する、それは親にとって大きな喜びであり、節目となる瞬間ですよね。お子様を大学に送り出すことへの期待と不安、そして一抹の寂しさ…複雑な感情が入り混じっているのではないでしょうか。一方で、ご主人のお考えも理解できます。18歳になった息子さん、そろそろ親の手を離れて自立していく時期ですよね。入学式への参加を巡って、ご夫婦で意見が食い違っているのは、まさにこの「自立」というテーマが根底にあるからだと思います。

結論から言うと、大学入学式への親の参加は「義務」ではありません。大学によっては、入学式後に新入生オリエンテーションや保護者向け説明会などが行われる場合もありますが、それはあくまで「任意」です。入学式自体も、厳粛な儀式というよりは、新生活への門出を祝う、いわば「お祝いの場」という側面が強いです。

大切なのは、入学式そのものよりも、入学後のお子さんへのサポートのあり方です。入学式に親が参加することによって、お子さんの自立を阻害してしまう可能性もあります。例えば、入学式で親が過剰に心配したり、あれこれ世話を焼いたりすることで、お子さんは自分で問題解決する機会を失ってしまうかもしれません。これは、将来の社会生活において大きなハンデとなる可能性があります。

私の友人の話ですが、彼の母親は入学式にどうしても参加したがり、息子さんには「親として見送りたい」と熱心に訴えていました。しかし、息子さんは「もう大人なんだから、一人で大丈夫」と少し冷たく言い放ち、結局、母親は一人で参加することになりました。その結果、母親は少し寂しい思いをしたようですが、息子さんは自分の意思で大学生活をスタートさせることができました。このケースのように、親の気持ちと子供の気持ちの間にズレが生じることは少なくありません。

大学生活と就職活動、親としてどのようにサポートすれば良い?

では、親としてどのようにサポートすれば良いのでしょうか?入学式に出席するかどうかよりも重要なのは、お子さんの自立を促しつつ、必要に応じて適切なサポートをすることです。具体的には、以下の点を意識してみてください。

  • 定期的なコミュニケーション:こまめに連絡を取り合い、大学生活の様子や課題、悩みなどを共有しましょう。ただし、過干渉にならないように注意が必要です。お子さんの自主性を尊重し、相談しやすい雰囲気を作るのがポイントです。
  • 経済的なサポート:学費や生活費の負担はもちろん、必要に応じてアルバイト探しなどのサポートも必要です。ただし、何でもかんでもお金で解決しようとするのではなく、お子さんの自立心を育むようなサポートを心がけましょう。
  • 就職活動のサポート:就職活動は、お子さんにとって大きな試練となります。親として、情報収集や面接対策などのサポートをすることは大切ですが、あくまで「サポート」であり、「干渉」にならないように注意が必要です。お子さんの個性や能力を尊重し、主体的に就職活動を進められるよう、適切な距離感を保つことが重要です。
  • キャリア相談への同行:就職活動に不安を感じているようであれば、キャリアセンターなどの専門機関への相談に同行することも有効です。親が一緒に相談することで、お子さんは安心して相談でき、より具体的なアドバイスを得られる可能性があります。

大学野球をされているお子さんの場合、さらに配慮が必要です。練習や試合で忙しい中、学業と両立させるのは容易ではありません。親御さんは、お子さんの状況を理解し、無理強いすることなく、適切なサポートを心がけてください。例えば、練習や試合のスケジュールを把握し、学業との両立を支援するなど、具体的なサポートが必要です。 また、野球に理解のある企業への就職支援も、将来のキャリアを考える上で重要な要素です。 中には、社会人野球クラブチーム所属や現役選手としての活動に配慮のある企業もあります。そういった企業の情報収集も、親御さんとしてできるサポートの一つと言えるでしょう。

大学野球と就職活動の両立、成功へのヒント

大学野球と学業、そして就職活動の両立は、非常に困難な課題です。しかし、適切な計画と努力によって、成功することは十分可能です。多くの学生が、この困難な課題に立ち向かい、見事に乗り越えています。例えば、私が以前指導した学生の中には、厳しい練習スケジュールの中でも高い学業成績を維持し、有名企業への就職を果たした学生もいました。彼ら共通の成功要因は、時間管理能力の高さ、目標設定の明確さ、そして周囲のサポートでした。

時間管理能力を高めるためには、まずスケジュール管理ツールを活用しましょう。練習や授業、アルバイト、そして勉強の時間などをしっかりと計画し、時間割を作成することで、効率的に時間を活用することができます。また、目標設定を明確にすることで、モチベーションを維持し、努力を継続することができます。就職活動においても、明確な目標を設定することで、効率的に活動を進めることができます。

そして、周囲のサポートも非常に重要です。友人や家族、そして指導者など、周囲の人々のサポートを受けることで、困難な状況を乗り越えることができます。大学野球部員であれば、チームメイトや監督、コーチからのサポートも不可欠です。 また、大学や大学野球支援機構などのサポート体制も活用しましょう。 多くの大学にはキャリアセンターがあり、就職活動に関する様々なサポートが受けられます。 大学野球支援機構も、就職活動に関する相談や、野球に理解のある企業の紹介など、様々な支援を行っています。

大学野球支援機構は野球と仕事の両立をサポートします

「野球を続けたい学生」の就活のお手伝い、
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私たちは野球と仕事双方を充実させる未来に向けてサポートをしています。