もうすぐ卒業を迎える大学生から、こんな相談がありました。「大学・高校時代の教科書や参考書がたくさんあって困っています。就職活動も終わり、ネットワーク系のエンジニアとして地元で働くことが決まりましたが、機械工学科だったこともあり、多くの参考書が邪魔になっています。処分する基準を教えてください。」 確かに、長年積み重ねてきた学習の証である教科書や参考書は、簡単に処分するには忍びないものですよね。でも、卒業を機にすっきり整理したい気持ちもよく分かります。そこで、今回は、卒業後に教科書や参考書を整理する際の基準や方法、そして、将来のキャリアに役立つ情報整理術についても一緒に考えてみましょう。
大学時代の教科書・参考書、本当に全部必要?
まず、大学時代の教科書や参考書をすべて残しておく必要があるのか、改めて考えてみましょう。わかります。大学生活の思い出が詰まっているし、もしかしたら将来役に立つかもしれない…そう思って手放せない気持ち、すごくよく分かります。私もそうでしたから!でも、現実的に考えてみましょう。ネットワークエンジニアとして働くあなたにとって、機械工学科の専門書が今後頻繁に必要になるでしょうか?
例えば、Aさんは、大学時代に熱心に勉強した専門書を卒業後も大切に保管していました。しかし、就職して数年後、その本を手に取る機会はほとんどなく、結局は処分することになったそうです。「将来役に立つかもしれない」という期待は、時に邪魔になることもあります。
整理する際には、以下の点をチェックしてみましょう。
- 今後、仕事で使う可能性があるか?:もし、仕事で直接的に使う可能性が低いなら、処分を検討しても良いでしょう。専門書は図書館やインターネットでも調べられます。
- 自分にとって本当に価値のあるものか?:特に思い入れのあるもの、何度も読み返したものは残しても良いかもしれません。しかし、ほとんど読んでいない、または内容を理解していないものは、思い切って処分しましょう。
- デジタル化できるか?:重要な内容であれば、写真やスキャンでデジタル化して保存する方法もあります。紙媒体を減らすことで、物理的なスペースの節約にも繋がります。
大切なのは、未来の自分を邪魔しない、整理整頓された環境を作る事です。 不要なものを処分することで、新しい知識や経験を受け入れるスペースを作ることもできますよ。
高校時代の参考書はどうすればいい?
高校時代の参考書も、大学時代のものと同様に、今後必要かどうかを判断する必要があります。大学で学んだ知識と比べて、高校時代の知識は、あなたの専門分野とは直接関係ない可能性が高いでしょう。しかし、中には、基礎的な知識を再確認するのに役立つものもあるかもしれません。
例えば、私の友人は、高校時代の数学の参考書を就職後も保管していました。最初は「もう使わないだろう」と思っていたそうですが、仕事で必要になった際に、基礎的な知識を復習するのに役立ったそうです。ただし、これはあくまで例外です。 ほとんどの高校時代の参考書は、卒業後に必要となる可能性は低いでしょう。
高校時代の参考書を整理する際には、以下の点を考慮してみましょう。
- 基礎的な知識の復習に役立つものか?:もし、基礎的な知識の確認に役立つものがあれば、保管しても良いでしょう。ただし、デジタル化も検討しましょう。
- 思い出の品として残したいものか?:特に思い入れのあるもの、例えば、頑張った証として残しておきたいものは、処分せずに保管しても良いでしょう。ただし、保管場所を確保しましょう。
- 処分する場合は、適切な方法で処分しましょう。:古本として買い取ってもらう、リサイクルショップに持っていく、など、適切な方法で処分しましょう。環境保護にも配慮しましょう。
就職活動で培った情報整理術を活かして、未来へ
就職活動では、膨大な情報の中から必要な情報を効率的に収集・整理するスキルが求められますよね。このスキルは、卒業後のキャリアにも役立ちます。大学・高校時代の教科書や参考書を整理する過程も、まさに情報整理の訓練です。
例えば、就職活動中に使っていた資料やメモなども、整理整頓することで、今後のキャリアプランを考える上で役立つはずです。整理整頓された環境は、心にもゆとりを与え、新たな挑戦への意欲を高めてくれます。
整理する際に、以下の点を意識してみましょう。
- デジタル化を活用する:重要な情報や資料は、デジタル化してクラウド上に保存しましょう。いつでもどこからでもアクセスできるため、非常に便利です。また、紙媒体を減らすことで、物理的なスペースの節約にも繋がります。
- カテゴリー分けをする:資料やメモをカテゴリー分けすることで、必要な情報を素早く見つけることができます。例えば、「仕事関連」「趣味関連」「学習関連」など、自分にとって分かりやすいカテゴリー分けをしましょう。
- 定期的な見直しをする:定期的に資料やメモを見直し、不要なものを削除しましょう。情報が古くなったり、不要になったりすることもあります。定期的な見直しは、情報整理の維持に役立ちます。
就職活動で培った情報整理術を活かし、卒業後も効率的で快適な環境を築きましょう。もしかしたら、この整理整頓の経験が、将来、あなたのキャリアアップに繋がるかもしれません。 そして、もし、就職活動で苦労した経験や、企業選びで悩んだ経験があれば、大学野球支援機構は、中小企業への就職支援にも力を入れています。中小企業の中には、野球に理解のある企業も多く、社会人野球クラブチーム所属や現役選手としての活動に配慮のある企業も存在します。将来のキャリアプランを考える上で、選択肢の一つとして考えてみるのも良いかもしれません。