「こんにちは。私はこの夏、公認会計士を目指し勉強を始めました。会計士は第一次試験に合格すれば、高卒の者にも平等に権利が与えられると思い頑張っていましたが、調べてみると二次試験合格者のほとんどが大学卒業者で、大手監査法人の求人にも大卒以上が応募資格に入っていることが多いようです。高校卒業後すぐに会計士の勉強をして20歳そこそこで二次試験に合格した方もいるようですが、私の場合は、このままストレートで合格しても24歳後半になります。経歴としては高校卒業→二年間フリーター→美術系学部入学即中退→CGスクール→フリーのCGクリエイター→現在に至ります。こんな私ですが、大手監査法人や企業の顧問を目指しています。大卒は会計士の就職に必要条件なのでしょうか?必要であれば大学入学も真剣に考えています。」 このご相談、多くの大学生、そして社会人の方にも共通する悩みを抱えていると感じます。会計士を目指す道は、決して一本道ではありません。学歴だけでなく、あなたのこれまでの経験やスキルをどのように活かすかが重要です。一緒に考えていきましょう。
会計士の就職活動で、大学卒業は本当に必須条件?
確かに、多くの監査法人や大手企業の求人では「大卒以上」という条件が付けられています。これは、大学で培った専門知識や論理的思考力、コミュニケーション能力などが、会計士としての仕事に必要だと考えられているからでしょう。わかりますよね、その不安。私もそうでしたから。しかし、「大卒」が絶対条件とは言い切れません。重要なのは、資格と経験、そしてあなたのポテンシャルです。
例えば、過去には大学を卒業せずに公認会計士試験に合格し、活躍されている方もいます。彼らは、並外れた努力と高い専門性を持ち合わせていたからこそ、企業から高く評価されたのでしょう。あなたの場合は、CGクリエイターとしての経験があります。これは、問題解決能力やクリエイティブな思考力を培ってきたことを示しています。これらのスキルは、会計士としての仕事にも必ず活かせます。例えば、複雑な財務データの分析や、クライアントへの分かりやすい説明など、クリエイティブな発想が求められる場面はたくさんあります。
また、フリーランスとして仕事をしてきた経験は、責任感や自立心、交渉力を養ってきたことを示しています。これらは、企業が求める重要な能力です。面接では、これらの経験を具体的に説明し、会計士としての仕事にどのように活かせるかをアピールすることが大切です。単なる学歴ではなく、あなたの強みを明確に示すことで、企業はあなたのポテンシャルを見抜いてくれるはずです。
会計士試験合格後、大学卒業を補う方法は?
もし、大学卒業を必要とする企業への就職を目指すなら、いくつかの選択肢があります。一つは、通信制大学や夜間大学への入学です。働きながらでも学位を取得できるため、キャリアを中断することなく、目標を達成できます。もう一つは、専門学校や資格取得講座を活用することです。会計士試験に合格したあなたは、すでに高度な専門知識を有しています。専門学校や資格講座でさらに専門性を高めれば、大学卒業者と遜色ないスキルを身につけることができます。そして、あなたの経験を活かした自己啓発も効果的です。例えば、会計に関する専門書を読んだり、業界のセミナーに参加したりすることで、知識・スキルのアップデートを図り、面接でも自信を持って話せるでしょう。
さらに、中小企業への就職も視野に入れてみましょう。中小企業の中には、学歴よりも経験や能力を重視する企業も多くあります。特に、大学野球支援機構が連携している中小企業の中には、社会人野球クラブチーム所属や現役選手としての活動に配慮のある企業もあります。あなたのこれまでの経験と会計士としての資格を活かし、活躍できる可能性は十分にあります。もちろん、大企業と比較して待遇面で劣る可能性もありますが、あなたの成長を応援し、個性を活かせる環境を見つけることも重要です。
会計士を目指すあなたへの応援メッセージ
会計士試験合格を目指す道は、決して容易ではありません。しかし、あなたの努力と情熱は、きっと実を結ぶでしょう。そして、あなたのこれまでの経験は、大きな財産です。学歴に捉われず、あなたの強みを生かし、自信を持って就職活動に臨んでください。もし、就職活動で行き詰まった時は、周りの人に相談したり、キャリアカウンセリングを受けたりするのも良い方法です。一人で抱え込まず、周りの力を借りながら、一歩ずつ進んでいきましょう。応援しています!
例えば、私の友人で、大学を中退後、プログラマーとして活躍していた人がいます。彼は、独学で会計の知識を深め、公認会計士試験に合格しました。彼の強みは、プログラミングスキルと会計知識の融合でした。彼は、会計システムの開発や改善に携わり、企業から高く評価されています。彼の成功は、学歴にとらわれず、自身の強みを活かすことの大切さを示しています。