10年ぶりに故郷に戻り、母校で働くことになったというご相談がありました。「卒業以来、先生方とは連絡を取っていませんが、卒業年次と名前だけで覚えてもらえるでしょうか?また、メールで連絡するのは失礼ではないでしょうか?」とのお悩みです。卒業から時間が経っているとはいえ、恩師への感謝の気持ちを表したい気持ち、とてもよく分かります。今回は、卒業後10年経ってからの恩師への連絡方法について、丁寧にお答えしていきます。
卒業から10年…恩師は覚えていてくれる?
10年も経つと、先生も多くの卒業生を指導されていますから、正直、名前を覚えてもらえているかどうかは分かりません。私も大学を卒業して数年経ち、恩師に連絡を取ろうとした際に、果たして覚えてもらえるか不安になった経験があります。しかし、それは決して悪いことではありません。むしろ、卒業生一人ひとりを大切に思って指導してくださった先生だからこそ、卒業生の近況を聞けることを喜んでくださる可能性も高いです。
例えば、私の友人で、卒業後10年以上経ってから恩師に連絡を取り、近況報告をした人がいます。その友人は、大学時代の研究室で先生と深く関わり、卒業後も研究の分野で活躍していました。先生は、その友人の名前を覚えていて、近況報告を喜んで聞かれたそうです。また、別の友人では、卒業後全く連絡を取っていませんでしたが、大学の同窓会で偶然恩師と再会し、近況を報告したところ、とても喜んでくださったそうです。
大切なのは、連絡を取りたいというあなたの気持ちです。先生は、あなたの成長をきっと喜んでくれるはずです。先生との思い出を振り返り、どんな些細なことでも良いので、当時のエピソードを添えてメールを書いてみましょう。そうすることで、先生はあなたを思い出してくれるかもしれません。
恩師へのメール、失礼じゃない?適切な連絡方法とは?
メールで連絡すること自体に問題はありません。むしろ、訪問するよりもスマートで、先生にとっても負担が少ない方法と言えるでしょう。ただし、メールの内容には注意が必要です。
まず、件名には「〇〇大学 〇〇学部卒業 〇〇〇〇(あなたの名前)」と、分かりやすく記載しましょう。これにより、先生はすぐにあなたが誰なのかを理解できます。本文では、まずご自身の近況報告から始め、その後、母校で働くことになった経緯を簡潔に説明しましょう。そして、一言、感謝の気持ちを伝えることを忘れないでください。例えば、「大学時代に○○先生にご指導いただいたおかげで、今の自分があると思っています。」といったように、具体的なエピソードを交えて感謝の気持ちを伝えることで、より気持ちが伝わりやすくなります。最後に、お会いする機会があればお会いしたいという旨を伝え、連絡先を記載すれば完璧です。
具体的なメールの構成例は以下の通りです。
- 件名:〇〇大学 〇〇学部卒業 〇〇〇〇(あなたの名前)
- 本文:
- ご挨拶と近況報告
- 母校で働くことになった経緯
- 大学時代の思い出や先生への感謝の言葉
- お会いできる機会があればお会いしたいという旨と連絡先
また、返信を期待しすぎないことも大切です。先生は多忙なため、すぐに返信できない場合もあります。返信がなくても、連絡したことに意味があると考えてください。
就職活動と大学時代の経験…活かせるスキルを見つける
今回のご相談から、大学時代の経験が、現在の仕事にどのように活かされているか、また、今後のキャリアにどのように繋がるかという点も気になりますよね。大学時代の経験、特に部活動での経験は、就職活動において大きな武器になります。 責任感、チームワーク、忍耐力、目標達成能力など、多くの企業が求める能力を培うことができるからです。
例えば、大学野球部で培ったチームワークやコミュニケーション能力は、どんな職場でも必要とされるスキルです。また、厳しい練習や試合を通して培った精神力や忍耐力は、困難な課題に立ち向かう力となります。さらに、目標達成のために努力を続ける姿勢は、企業にとって非常に魅力的な人材であることを示すでしょう。 これらの経験を、就職活動の際に効果的にアピールすることで、あなたの強みを明確に伝えられます。
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