先日、大学を卒業されたばかりの方から、国民年金や税金、役所関係の手続きについて全く知識がなく困っている、というご相談がありました。「どうしてこういったことを学習する機会がないのでしょうか?認識がなくては払う人も少ないのではないでしょうか?もっと分かりやすく、どうして払わなくてはいけないのか明確に、これから社会に出て行く人たちに教えるべきだと思いました。」と、強い思いを語ってくださいました。 確かに、大学生活では野球に打ち込んだり、専門性を高めたりすることに集中しがちで、社会人としての基礎知識を学ぶ機会は少ないかもしれません。そこで、今回は社会に出た時に必ず直面する「お金」に関する基礎知識と、大学野球経験者がスムーズに社会生活を送るためのヒントをまとめました。
社会人になったら、どんなお金のことが待っているの?
大学を卒業して社会に出ると、急に様々な「お金」の問題に直面しますよね。 わかります。私もそうでした。 初めての一人暮らし、税金、年金、保険… 覚えることが多くて、最初は本当に戸惑いました。具体的にどんなものがあるか、見ていきましょう。
- 国民年金: これは、老後の生活を支えるための制度です。20歳になったら自動的に加入義務が生じます。毎月支払う金額は、収入によって異なりますが、きちんと納付することで、将来、年金を受け取ることができます。未納になると、将来の年金受給額に影響したり、ペナルティが課せられたりする可能性があるので注意が必要です。
- 住民税: 前年の所得に応じて、市区町村に支払う税金です。給与から天引きされる場合もありますが、確定申告が必要な場合もあります。これは、地域社会の維持・発展のために使われます。
- 所得税: 給与所得や事業所得などから徴収される税金です。会社員の場合は、給与から天引きされる源泉徴収で支払うのが一般的です。所得に応じて税率が変わる累進課税制度が採用されています。
- 健康保険料: 病気やケガの治療費の一部を負担する制度です。会社員の場合は、会社と折半で支払います。国民健康保険に加入する場合は、自分で全額負担する必要があります。
- 介護保険料: 高齢になって介護が必要になった場合に備えるための保険料です。40歳以上が対象で、健康保険料と同様に、会社員の場合は会社と折半で支払います。
- 自動車税: 車を所有している場合に支払う税金です。車の種類や排気量によって金額が異なります。
これらの他に、光熱費、家賃、通信費など、生活していく上で様々な費用がかかります。 初めての一人暮らしでは、特に支出管理に苦労する方も多いのではないでしょうか。 予算を立て、家計簿をつけるなど、お金の管理をしっかり行うことが大切です。
大学時代に「お金」の基礎知識を学ぶことはできなかったの?
確かに、大学では専門科目の学習に追われ、社会生活に必要な基礎知識を学ぶ機会は限られていますよね。 私も大学時代は野球に没頭していて、正直、お金のことについてはほとんど意識していませんでした。 しかし、卒業して社会に出た時に初めてその重要性に気づき、苦労した経験があります。 多くの大学では、キャリア教育の一環として、就職活動に関するセミナーやワークショップは開催されていますが、お金の管理や社会保険制度に関する教育は、必ずしも充実しているとは言えないのが現状です。 これは、大学教育における課題の一つと言えるかもしれません。
例えば、私の友人で、卒業後に一人暮らしを始め、家計管理に苦労していた人がいます。 彼は、アルバイト代を全て使ってしまい、毎月の生活費が足りなくなって、親に援助を頼らざるを得ない状況になっていました。 もし、大学時代に家計管理の基礎知識を学んでいれば、このような事態を避けられたかもしれません。
大学野球経験者がスムーズに社会生活を送るために…
大学野球で培った経験は、社会人生活にも活かせます。責任感、チームワーク、目標達成能力など、企業が求める多くの資質を身につけているはずです。 しかし、社会人生活では、野球とは異なるスキルも必要になります。 特に、お金の管理や社会保険制度に関する知識は、スムーズに社会生活を送る上で不可欠です。
そこで、大学野球支援機構では、野球に理解のある中小企業への就職支援を行っています。これらの企業の中には、社会人野球クラブチーム所属や現役選手としての活動に配慮のある企業も多くあります。 もし、就職活動で悩んでいる、あるいは将来のキャリアプランに迷っている方がいたら、一度、そういった企業について調べてみるのも良いかもしれません。 もちろん、就職活動は個々の状況によって最適な方法が異なるので、ご自身の状況に合わせて、色々な選択肢を検討することが大切です。
具体的な対策としては、以下の3つが挙げられます。
- お金の管理に関する本やセミナーを受講する: 家計簿アプリを活用したり、ファイナンシャルプランナーに相談するのも良いでしょう。
- 社会保険制度について学ぶ: 厚生労働省のホームページやパンフレットなどを活用して、基礎知識を身につけましょう。
- 先輩や友人と情報交換をする: 社会人経験のある先輩や友人から、お金の管理や社会生活に関するアドバイスを受けるのも有効です。
社会に出ることは、不安も多いですが、同時に大きな成長の機会でもあります。 大学野球で培ってきた経験と、社会人としての基礎知識をしっかりと身につければ、きっと充実した社会人生活を送ることができるでしょう。 頑張ってください!