「短大卒業後、フリーターとして働きながら、就職活動を始めました。しかし、履歴書に書く資格について悩んでいます。短大卒業時に取得した資格は、卒業から5年も経っており、スキルに自信がありません。また、8年前の情報処理技能検定1級も持っていますが、内容を覚えていません。これらの資格を履歴書に書くべきか、迷っています。」このようなご相談を受けました。 5年も前の資格、8年も前の資格…悩ましいですよね。でも、大丈夫ですよ。一緒に考えていきましょう。
履歴書に書く資格、どれを選べばいいの?
まず、大切なのは「嘘をつくこと」ではなく「正直に、そして効果的に自分をアピールすること」です。 5年前、8年前の資格だからといって、必ずしも履歴書に書かない方が良いとは限りません。 むしろ、あなたの努力や学習意欲を示す貴重な材料になる可能性があります。
例えば、秘書士、Webデザイン実務士、情報処理士といった資格は、企業によっては非常に高く評価される可能性があります。特に、デスクワークのアルバイトを3年間続けているとのことですので、これらの資格があなたの業務にどのように役立つか、具体的なエピソードを交えて説明できれば、大きな強みになります。
「今はあまり履修した内容は覚えておらず、もし、今でもこの習得した事ができるか?と聞かれたら自信を持って答えることが出来ません」と仰っていますが、完全に忘れてしまっているわけではなく、基礎的な知識は残っているのではないでしょうか? アルバイト経験の中で、これらの資格で学んだ知識やスキルが活かされた場面はなかったでしょうか? 例えば、Webデザイン実務士の資格を生かして、社内報のデザインに携わったり、情報処理士の知識を使って、データ整理や分析を効率化したりした経験があれば、それを具体的に記述することで、あなたの能力を効果的にアピールできます。
情報処理技能検定1級についても同様です。8年前とはいえ、Excel関数の高度な知識・スキルは、多くの企業で必要とされる能力です。 もし、参考書を見直して内容を思い出すことができれば、その努力も評価されるでしょう。 「以前は習得していましたが、最近使用機会が少なかったため、復習してスキルをアップデート中です」と正直に書くことで、あなたの向上心も伝えられます。
資格だけでなく、あなたの経験も大切です!
資格の有無だけでなく、3年間続けたアルバイトでの経験も非常に重要です。 「働いてお金を貰う大変さと大切さを学び、後ろ向きな性格も少し前向きになったように思います」と仰っているように、アルバイトを通して得た経験は、あなたの成長を証明する強力な武器になります。 履歴書には、具体的なエピソードを交えながら、どのような業務に携わり、どのような成果を上げたのか、そして、それによってどのようなスキルや能力を身につけたのかを明確に記述しましょう。
例えば、「責任感を持って業務に取り組む姿勢」「チームワークを大切にする精神」「問題解決能力」「コミュニケーション能力」など、企業が求める能力を具体例と共に示すことが重要です。 数字を用いて成果を表現することも効果的です。 例えば、「顧客対応件数を前年比10%向上させた」など、具体的な数字を提示することで、あなたの能力を客観的に示すことができます。
また、「25歳最後のチャンス」という強い意志も、面接官に好印象を与えるでしょう。 あなたの年齢をハンデと捉えるのではなく、これまでの経験を活かして、新たなキャリアを築こうとする前向きな姿勢をアピールすることが大切です。
就職活動における不安を解消するには?
就職活動は不安がつきものです。 「即卒者の資格はあまり相手にされない」「持ってる資格を全て書かない方がいい」といった情報も耳にするかもしれません。 しかし、大切なのは、あなた自身の強みを最大限に活かすことです。 すべての資格を記載する必要はありませんが、あなたの能力を証明する上で有効な資格は積極的にアピールしましょう。
もし、資格の内容を忘れていたり、スキルに自信がなかったりする場合は、正直にその点を伝え、現在、スキルアップに努めていることを説明するのも一つの方法です。 「以前は習得していましたが、最近使用機会が少なかったため、復習してスキルをアップデート中です」といった記述は、あなたの向上心と誠実さを示すことができます。 そして、あなたの経験と人となり、そして将来への展望をしっかりと伝えることで、企業はあなたのポテンシャルを見抜いてくれるでしょう。
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