大学野球「主務(マネージャー)」「学生コーチ」「アナリスト」を対象にしたアワード開催中!

大学受験と発達障害の診断書…親にどう伝えたらいい?

  • 就職活動
2025年06月27日

「大学受験の時に、発達障害の診断書を大学に提出したいです。志望校は受験前に申請をすると受験時と入学後の配慮を受けられるそうですが、私は診断書を持っていません。5月の診察が親のみなのでその時に話をして欲しいのですが、主治医も親も隠したがるようで、私を待合室に待たせて話をすることもあります。まず親になんと話をすればいいでしょうか。昔から発達障害の疑いがあって、色々な苦労をしてきた時も『少しは努力しろ』みたいな話をされてきたので、診断書が欲しいと言っても『あんたは違う』とか、『大学でも逃げるのか』と言われそうで怖いです。」 この相談、多くの大学生、そして保護者の皆さんが抱える、難しい問題の一例だと思います。大学生活と野球、そして将来のキャリアを考える上で、このような悩みを抱えている学生さんは少なくありません。この記事では、この相談をきっかけに、大学受験における発達障害と、大学生活、そして将来のキャリアへの影響について、具体的な対策を交えながら解説していきます。

発達障害の診断書は本当に必要?大学受験への影響は?

まず、発達障害の診断書が大学受験に必ずしも必要というわけではありません。多くの大学では、受験生本人の希望があれば、配慮を検討してくれます。しかし、具体的な配慮内容や、その申請方法などは大学によって大きく異なります。事前に大学側に問い合わせて、どのような配慮が可能なのか、どのような書類が必要なのかを確認することが重要です。例えば、試験時間延長や別室受験、受験会場への配慮など、様々な対応が考えられます。 わかりますよね、初めてのことで不安だらけだと思います。

私の友人で、大学受験時に発達障害の診断書を提出して、別室受験の配慮を受けた人がいます。彼は、周囲の雑音に非常に敏感で、通常の試験会場では集中できなかったそうです。別室受験のおかげで、落ち着いて試験に臨むことができ、見事合格を果たしました。彼の経験からも、必要な配慮を受けるためには、早めに大学側に相談することが大切だと分かります。

しかし、診断書がないからといって、大学受験をあきらめる必要はありません。大学によっては、診断書がなくても、受験生からの申告や、医師からの意見書などを参考に、配慮をしてくれるところもあります。まずは、志望大学に直接問い合わせて、状況を説明し、相談してみることをお勧めします

親にどう伝えたらいい?家族とのコミュニケーションのポイント

親御さんに診断書のことを伝えるのは、確かに難しいですよね。相談者の方のように、これまで努力を強要され、発達障害の理解が得られなかった経験がある場合、なおさら抵抗があると思います。まずは、自分の気持ちを整理し、親御さんへの伝え方をしっかりと計画することが大切です。 私もそうでしたから、気持ちがよく分かります。

伝える際には、感情的になるのではなく、冷静に、そして具体的に説明することが重要です。例えば、「大学受験で少しでも有利になるために、診断書を提出したいと考えている」「大学で適切なサポートを受け、安心して大学生活を送りたい」といったように、自分の希望や目的を明確に伝えましょう。また、親御さんの不安や懸念事項にも耳を傾け、理解を示すことも大切です。もしかしたら、親御さんも、あなたを心配しているのかもしれません。

具体的な伝え方としては、まず、「大学受験に向けて、自分にとって有利な情報収集をしている中で、発達障害の診断書が役立つかもしれないと知った」と切り出すのが良いかもしれません。そして、「5月の診察で主治医に相談したいと考えている」と伝え、親御さんの協力を仰ぎましょう。 いきなり「診断書が欲しい」と言うのではなく、段階的に話を進めていくことが重要です。

もし、親御さんが理解を示してくれなくても、諦めないでください。信頼できる友人や先生、カウンセラーなどに相談してみるのも良いでしょう。一人で抱え込まず、周りの人に助けを求めることも大切です。

大学生活と野球、そして将来のキャリア…発達障害とどう向き合う?

大学生活では、学業と野球の両立が大きな課題となります。発達障害がある場合、さらに困難を感じることもあるかもしれません。しかし、適切なサポートを受けながら、多くの学生が大学生活と野球を両立させています。大学には、学生支援センターや、学習支援室といった、学生をサポートする部署があります。これらの部署を利用することで、学習方法の改善や、時間管理のスキルアップなどを図ることができます。 もちろん、野球部活動との両立も考慮したサポート体制が整っている大学もあります。

また、就職活動においても、発達障害を理解し、配慮のある企業を選ぶことが重要です。一般社団法人大学野球支援機構では、野球に理解のある中小企業への就職支援を行っています。社会人野球クラブチーム所属や現役選手としての活動に配慮のある企業を紹介することも可能です。もちろん、これはあくまで選択肢の一つであり、就職活動における全てではありませんが、ご自身の状況や希望に合った企業選びの一助となれば幸いです。 就職活動は、人生における大きな転換期です。焦らず、じっくりと準備を進めていきましょう。

大学生活、野球、そして就職活動…どれもが大きな挑戦です。困難に直面した時、一人で抱え込まず、周りの人に相談することを忘れないでください。 そして、自分のペースで、一歩ずつ進んでいきましょう。あなたは一人ではありません。

大学野球支援機構は野球と仕事の両立をサポートします

「野球を続けたい学生」の就活のお手伝い、
それを支える「ご家族」からのご相談、
私たちは野球と仕事双方を充実させる未来に向けてサポートをしています。