先日、大学野球支援機構には、大学受験を控えた野球部員から、こんな相談がありました。「大学のオープンキャンパスに参加した際、自宅から遠いためホテルに宿泊しました。しかし、入試本番の前日宿泊予定のホテル予約を、オープンキャンパス後すぐにしなかったことを親に厳しく叱られ、受験をなめているとまで言われました。1ヶ月先のことなので、昨日やっても今日やっても変わらないと感じているのですが、私の考えは間違っているのでしょうか?」
受験直前のホテル予約…本当に急いで予約すべき?
受験直前のホテル予約で親御さんと衝突…わかります、すごくストレスですよね。特に、野球部活動と学業を両立させながら受験勉強に励んでいる皆さんにとって、些細なことで親御さんと衝突してしまうと、精神的に参ってしまうのも当然です。まずは、あなたの気持ちは十分に理解できます。 確かに、一ヶ月先のことなら、今日予約しても明日予約しても、大きな違いはないように感じますよね。でも、親御さんの気持ちも少し考えてみてください。親御さんにとって、あなたの受験は人生の一大イベント。万が一、予約が埋まってしまったり、希望のホテルが取れなくなったりしたら…と、想像するだけで不安で仕方ないのです。
例えば、私の友人で、受験直前にホテル予約が埋まってしまい、結局、かなり遠方のホテルに泊まることになり、試験当日に疲れてしまい、思うような結果が出せなかった人がいました。もちろん、ホテル予約が全てではないですが、受験は準備が全てと言っても過言ではないので、親御さんの心配も理解できます。大切なのは、親御さんの不安を解消すること。そして、自分の行動に責任を持つことです。
「明日やるから」というあなたの言葉は、親御さんにとっては、「もしかしたら、本当に予約を忘れてしまうかもしれない」という不安を増幅させてしまう可能性があります。親御さんの気持ちに寄り添い、「お母さん(お父さん)、心配かけてごめんね。今すぐ予約するから安心して!」と、具体的な行動を示すことが大切です。そして、予約が完了したら、親御さんに報告することを忘れずに。
野球部活動と学業の両立…時間管理のコツは?
野球部活動と学業の両立は、本当に大変ですよね。時間管理がうまくいかずに、焦燥感に駆られることもしばしばあると思います。特に、受験生となると、さらに負担が増えます。ホテル予約の件も、時間管理の難しさの一端を表しているのかもしれません。 では、どのように時間管理をすれば良いのでしょうか?
- タスクリストの作成:まずは、やるべきことを全て書き出してみましょう。授業、練習、課題、勉強、そして、今回のホテル予約など、全てをリスト化します。
- 優先順位をつける:タスクリストを作成したら、優先順位をつけます。試験が近いなら、勉強が最優先です。しかし、練習も大切です。バランスよく優先順位をつけることが重要です。
- スケジュール帳を活用:スケジュール帳に、授業、練習、課題の提出期限などを書き込み、空いた時間を有効活用しましょう。
- 休憩時間もしっかり確保:常に集中している状態を維持するのは難しいです。適度に休憩を取り、リフレッシュすることで、効率的に学習を進めることができます。
- 早寝早起き:睡眠不足は、集中力の低下や体調不良につながります。早寝早起きを心がけ、質の高い睡眠を確保しましょう。
時間管理は、試行錯誤の繰り返しです。自分に合った方法を見つけることが大切です。もし、どうしても時間管理がうまくいかない場合は、周りの人に相談してみるのも良いかもしれません。大学には学習支援センターやキャリアセンターなど、相談できる窓口があるはずです。また、野球部の監督やコーチ、先輩にも相談してみましょう。経験豊富な人たちのアドバイスは、きっと役に立つはずです。
野球部員のための就職活動…企業選びのポイント
大学野球を続けながら、将来のキャリアについて考えるのは、容易ではありません。特に、「野球と学業、そして就職活動の両立」は、多くの野球部員にとって大きな課題です。 野球部員にとって、就職活動は、一般の学生とは少し異なる視点が必要になります。例えば、練習時間や試合日程を考慮してくれる企業を選ぶ必要があるでしょう。また、社会人野球クラブチームへの所属や、現役選手としての活動に理解のある企業を選ぶことも重要です。
中小企業の中には、野球に理解のある企業が多く存在します。 そういった企業は、社員の成長を支援する風土が根付いていたり、アットホームな雰囲気で働きやすい環境が整っている場合も多いです。 就職活動では、企業の理念や社風をよく調べて、自分に合った企業を見つけることが大切です。 企業説明会や面接の際に、自分の野球経験や将来のビジョンをしっかりと伝え、企業の理解を得ることができれば、あなたの強みになります。
もし、就職活動で悩んでいる場合は、大学のキャリアセンターや、大学野球支援機構のような団体に相談してみるのも良いかもしれません。 経験豊富なアドバイザーから、的確なアドバイスをもらえるはずです。 焦らず、じっくりと企業選びを進めていきましょう。