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大学受験後、迷子の私…私立医と勤務医の未来、どうすれば?

  • 就職活動
2025年06月27日

「私は今年一浪で私立医の東京医科大学に合格しました。地方の国公立医学部も受けたのですが、センターは合否のボーダー程度で、二次もあまりうまくいった気がしないので合格は厳しいと思っています。父親は勤務医なので経済的に余裕があるわけではないのですが、私立医進学を許してくれて非常に感謝しています。将来は父親と同じように、勤務医として医療に専念できればいいなぁと思っています。そこで質問なのですが、(1)地方の国公立医学部卒と都内の私立医学部卒の人が勤務医として関東で働こうとする場合、何か違いはありますか?やはり私立医卒は親がお金持ちというだけで冷たい眼で見られてしまうのでしょうか?(2)私は今まで関東の公立の中学・高校に通ってたのですが、私立医学部の学生の付き合い(特に金銭面)はそんなに大変なんですか?外車乗りまわす人がいる、、とか信じられないんですけど大半は普通の感覚の学生ですよね?今年、国立に落ちた場合、・もう一、二浪して地方でもいいから国立目指すべきなのか・それともこのまま私立の東京医科大に進学するべきなのか親には「勤務医ならどこの大学でもいいから早く医者になった方が良い」と言われていますが、少し確信が持てないでいます。」 このご相談、多くの医学部受験生、そしてご家族が抱える悩みと重なりますよね。将来のキャリアプランと、目の前の進路選択、どちらも大切な決断です。一緒に考えていきましょう。

地方国立医学部卒と私立医学部卒、勤務医としての違いって?

まず、(1)地方の国公立医学部卒と都内の私立医学部卒の勤務医としての違いについてですが、結論から言うと、大きな差はありません。 もちろん、大学名だけで判断されることはありません。医療現場では、医師としてのスキル、患者さんへの対応、チームワーク力などが最も重要視されます。 優秀な医師であれば、出身大学は関係なく、多くの病院から求められます。

確かに、過去には出身大学がキャリアに影響を与えた時代もありました。しかし、現在では、医師の育成や研修制度が整備され、大学間のスキル差も縮まっています。 むしろ、地域医療に貢献したいという強い意志や、患者さんへの温かい気持ちの方が、病院選びやキャリア形成においては重要視される傾向にあります。

「私立医卒は親がお金持ちというだけで冷たい眼で見られてしまうのか?」というご心配もよく分かります。わかります。私もかつて同じような不安を抱えていました。しかし、これは大きな誤解です。医療現場は、患者さんの命を預かる責任ある仕事です。医師の能力や人となりこそが、評価の基準となります。もちろん、一部に偏見を持つ人がいるかもしれませんが、それは少数派でしょう。あなたの努力と実力で、その偏見を覆せると信じています。

私の友人で、地方国立大学医学部を卒業し、現在は都内の大きな病院で勤務医として活躍している人がいます。彼は、決して裕福な家庭環境ではありませんでしたが、持ち前の明るさと真面目さで、周囲の医師や看護師から信頼を得ています。彼は「大学名よりも、日々の努力と患者さんへの誠実さが、一番大切だ」と語っていました。

私立医学部の学生生活、お金は本当にかかるの?

次に、(2)私立医学部の学生生活、特に金銭面についてですが、「外車乗り回す人がいる」という噂は、一部の学生の話に過ぎません。 多くの学生は、普通の感覚で生活しています。もちろん、経済的に余裕のある学生もいますが、それはどの大学にもいることです。医学部だからといって、特別に浪費的な生活を送っている人が多いわけではありません。

確かに、医学部では、学費や生活費が高額になるのは事実です。しかし、奨学金制度やアルバイトなどを利用することで、経済的な負担を軽減することは可能です。また、大学の友人関係も、必ずしも高額な交際費が必要なわけではありません。共通の目標を持つ仲間と、勉強や研究、時には息抜きをしながら、充実した学生生活を送れるはずです。大切なのは、無理のない範囲で、自分らしい生活を送り、友人関係を築くことです。

大切なのは、あなた自身の価値観とライフスタイルです。周りの学生に流されることなく、自分にとって心地よいペースで学生生活を送ることが重要です。経済的に不安がある場合は、大学の相談窓口や奨学金制度について、積極的に情報収集することをお勧めします。多くの大学では、経済的な理由で学業に支障をきたす学生を支援する制度が整っています。

国立再挑戦?それとも私立医進学?

最後に、国立大学への再挑戦か、私立大学への進学か、という大きな決断についてですが、これはあなた自身の将来像と、ご家族との話し合いが重要です。 国立大学への再挑戦は、確かに魅力的ですが、時間的なコストと精神的な負担も考慮しなければなりません。すでに一浪されているとのことですので、この点も十分に考慮する必要があります。

一方、私立大学への進学は、時間的なメリットがあります。早く医師としてのキャリアをスタートさせることができるため、勤務医としての経験を積み、将来の選択肢を広げることができます。親御さんも「勤務医ならどこの大学でもいいから早く医者になった方が良い」とおっしゃっているとのことですので、この意見も参考に、ご家族でじっくり話し合ってみてください。

どちらの道を選ぶにしても、後悔しないように、自分自身でしっかり決断することが大切です。 もし、進路選択に迷うことがあれば、大学や専門機関の相談窓口を利用してみるのも良いかもしれません。専門家のアドバイスを受けることで、より明確な方向性が見えてくる可能性があります。また、大学卒業後のキャリアプランについても、具体的に考えてみることをお勧めします。勤務医として働く以外にも、様々な選択肢があります。将来のキャリアプランを明確にすることで、今の進路選択がより明確になるはずです。

そして、どんな選択をしても、あなたは素晴らしい医者になれる可能性を秘めているということを忘れないでください。自信を持って、未来に向かって進んでいきましょう。

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