「大学二年生です。先日、前学期の成績が発表されたのですが、申請した単位の半分も取れませんでした。一年次の成績も芳しくなく、GPAは1を切ってしまっています。このままでは四年で卒業できそうにありません。現在の大学生活はサークルには所属していますが学部に友達はほとんどおらず、勉強のモチベーションが上がらない状態です。自分は性格が内向的で、新たに友達をつくるのがとても苦手です。それでも一年在籍したサークル(小さい趣味サークル)では友達ができて、次期幹事候補になっています。質問の内容があやふやですが、現在の自分に自信が全くないのです。高校までは自分を見つめることもなく、大学受験に成功したのもあって根拠のない自信がありました。しかし、大学に入っていわゆる「リア充」と呼ばれる人を直視してから自分が欠陥品なのではないかと疑う日々を過ごしています。なぜなら自分は自分から人と積極的にかかわらず、恋人がいた経験もないからです。高校生のころは一応「面白いキャラ」を通していましたが、大学に入ってから自分より面白い人はいくらでもいることに気づきました。勉強にも身が入らず、自分の長所を見いだせなくなりました。最近はサークル活動にも冷めてきて、自分の唯一の場所まで失ってしまいそうです。クズキャラで受け入れられている自分に嫌気がさしています。このままだと三年次、四年次に単位・就活・卒論で苦しむのが明らかです。それで頭がいっぱいで何も楽しめないです。いままで趣味に生きてきたような人生でしたが、趣味の価値さえ分からなくなってしまっている状態です。」
大学生活と学業の両立、どうすればうまくいくの?
わかります、その気持ち。大学生活、特に野球部員だと、学業と部活動の両立は本当に大変ですよね。高校までは何となくうまくいっていたことも、大学では通用しなくなってしまう…そんな経験、多くの学生がしています。成績が思うように伸びない、友達がなかなかできない、将来への不安…色々なことが重なって、自信を失ってしまうのも当然です。でも、大丈夫ですよ。今、この状況をきちんと見つめ直すことができれば、必ず道は開けます。
まず、単位取得についてですが、GPAが1を切っているとのこと、心配ですね。すぐにでも、大学の教務課やチューターに相談することをお勧めします。多くの大学には、学習支援の体制が整っています。個別指導や学習方法のアドバイス、履修計画の見直しなど、具体的なサポートを受けられるはずです。一人で抱え込まず、まずは専門家の力を借りることが大切です。
それから、勉強のモチベーションが上がらないとのことですが、これは友達が少ないこととも関係しているかもしれませんね。大学生活では、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨することが、モチベーション維持に繋がることが多いです。サークル活動で友達ができているのは素晴らしいことですが、学部内でも共通の興味を持つ友人を作ってみるのも良いかもしれません。大学には様々なサークルや研究会がありますから、興味のある分野を探して参加してみるのも一つの方法です。無理に友達を作ろうとせず、自分のペースで、少しずつ関係を築いていくことが重要です。
例えば、私の友人で、大学入学当初は人見知りで友達がほとんどいなかった人がいました。彼は、最初は小さな勉強会から参加し、徐々に仲間を増やしていきました。今では、大学生活を共に過ごす親しい友人グループができています。小さな一歩から始めることで、大きな変化が生まれることもありますよ。
将来への不安…就職活動はどうすればいいの?
成績のこと、友達のこと、そして将来への不安…本当に色々なことが重なっていると思います。特に就職活動は、多くの学生にとって大きなストレス源ですよね。でも、今焦る必要はありません。まだ大学二年生です。これから十分に時間があります。
まずは、自分の強みと弱みを客観的に把握することが大切です。あなたは、高校時代は「面白いキャラ」として周囲に受け入れられていたとのこと。これは、コミュニケーション能力が高いことを示唆しています。また、サークル活動で次期幹事候補になっているということは、責任感があり、周囲を巻き込んでいく力がある証拠です。これらの強みを活かせるような就職活動を目指しましょう。
そして、GPAが低いことをどうカバーするかも考えてみましょう。企業は、成績だけを見て判断するわけではありません。あなたの努力や成長、人間性も評価の対象になります。例えば、単位取得に苦労しながらも、必死に努力を続けた経験、サークル活動でリーダーシップを発揮した経験などは、大きなアピールポイントになります。これらの経験を、就職活動でしっかりと伝えられるように準備しましょう。
また、大学野球支援機構では、野球に理解のある中小企業への就職支援を行っています。社会人野球クラブチーム所属や現役選手としての活動に配慮のある企業を紹介することも可能です。もちろん、就職活動はあくまであなた自身の選択です。しかし、選択肢の一つとして知っておいて損はないでしょう。
自信を取り戻すにはどうすればいいの?
「欠陥品なのではないか」と感じる気持ち、よく分かります。私も学生時代、似たような経験をしました。周りの人と比べて落ち込んだり、自分の価値を見失ったり…そんな時期もありました。でも、大切なのは、自分自身を客観的に見つめ、自分の良いところを見つけることです。
あなたは、内向的な性格ながら、サークル活動で友達を作り、次期幹事候補になっている。これは、素晴らしいことです。内向的な性格は決して弱点ではありません。むしろ、じっくりと物事を考え、深く理解する力を持っていることの証かもしれません。また、責任感の強さや、周囲を巻き込んでいく力もあなたの強みです。これらの強みを活かして、大学生活を充実させていきましょう。
そして、「面白いキャラ」でいた頃の自分を思い出してください。あなたは、人を笑わせたり、楽しませたりすることができる人です。その才能は、就職活動でもきっと役に立つでしょう。自分を卑下するのではなく、自分の良いところを認め、自信を持っていきましょう。
「リア充」と呼ばれる人たちと自分を比較するのをやめましょう。他人と自分を比べるのは、幸せになるための近道ではありません。自分自身のペースで、自分らしい生き方を見つけ出すことが大切です。大学生活は、自分自身を見つめ直し、成長する大切な時間です。焦らず、一歩ずつ進んでいきましょう。