大学生活とキャリア:本当に「東京」に住む必要があるの?地方都市の魅力とキャリアプラン

  • 就職活動
2025年06月27日

「私は20代で、東京の隣の県で医療職(医師)をしています。職場は都心まで電車で30分~1時間で行けますが、駅前でも駐車場の最大料金が400円くらい。駅チカ新築の1LDKも1桁万円で借りれて、家賃も都心に比べると激安です。私は職場から歩いて行けるところに住んでいますが、同僚には『ええっ!あんなとこに住んでるの!?』と驚かれます。彼らは東京のマンションに住んでいて、毎朝1時間近くかけて通勤しているそうです。家賃が安い分、私は広いマンションに住み、浮いたお金を趣味に投資し、毎朝ゆっくり寝て出勤しています。東京に通う必要があるサラリーマンならわかりますが、せっかく、どこでも働ける資格を持っていて、現に職場が郊外にあるのに、家賃の高い家に住んで通勤時間もかけてまで、都心に住みたがる意味がわかりません。私も昔は東京に絶対住みたい!と思って都心に住んでいたこともありましたが、都心ならではのキラキラや便利さもたくさんありましたが、人も多くて窮屈だなと感じました。みんながこれだけ都心にこだわるのは、なにか、プライドみたいなものがあるんでしょうか?」

都会暮らしへの憧れ…それは本当に必要ですか?

このご相談、多くの大学生、特に野球部員とそのご家族にも通じるものがありますね。都会への憧れ、特に東京への憧れは強いものです。華やかな街並み、豊富な情報、そして「成功」のイメージが強く結びついているからでしょう。しかし、本当に東京に住むことが、皆さんの幸せやキャリアに繋がるのでしょうか?

例えば、地方都市で暮らすメリットを考えてみましょう。家賃が安いことは大きな魅力です。東京で暮らすとなると、家賃だけでかなりの費用がかかります。その分、地方都市では、より広い住居に住むことができたり、趣味に使えるお金を増やしたり、将来の貯蓄に回したりできます。さらに、生活コスト全体が低い場合も多いです。食費や交通費なども考慮すると、東京暮らしよりもゆとりある生活を送れる可能性があります。

また、地方都市には、都会にはない魅力があります。自然豊かで静かな環境は、日々の生活に安らぎを与えてくれます。都会の喧騒から離れ、自分自身と向き合う時間を持つことで、精神的な豊かさも得られるでしょう。さらに、地域社会との繋がりも深まりやすいです。近所の人との交流を通じて、温かい人間関係を築くことができるかもしれません。

もちろん、地方都市には不便な点もあるかもしれません。交通の便や娯楽施設の数が少ない、といった点はデメリットとして挙げられます。しかし、それは、自分自身のライフスタイルに合わせて選択できるという側面もあります。本当に必要なもの、自分にとって大切なものは何かを考え、優先順位をつけることで、地方都市での生活も充実したものになるでしょう。

野球部員とキャリア:地方都市でも活躍できる道は?

大学野球に打ち込みながら、将来のキャリアについて悩む野球部員は少なくありません。特に、東京の企業への就職を希望する学生は多いですが、必ずしも東京でなければいけない理由はないはずです。地方都市にも、野球経験者を歓迎する企業はたくさんあります。

一般社団法人大学野球支援機構では、野球に理解のある中小企業との連携を強化し、就職支援を行っています。これらの企業は、社会人野球クラブチームへの所属や現役選手としての活動を理解し、サポートしてくれる企業が多いです。地方都市で活躍する道は、想像以上に広がっていることを知っておくことは重要です。例えば、地元企業で活躍しながら、地域社会に貢献する道もあります。地元の野球チームで指導者として活躍したり、地域貢献活動に参加するなど、野球経験を生かした活動も可能です。

大切なのは、自分の強みとキャリアプランを明確にすることです。大学野球で培った経験やスキルを活かせる仕事を探し、自分のライフスタイルに合った働き方を選択することが重要です。東京への就職に固執するのではなく、視野を広げ、様々な可能性を探求してみましょう。地方都市での就職活動は、競争率が低い場合も多く、自分の強みをアピールしやすいというメリットもあります。

「東京神話」からの脱却:自分らしいキャリアを築くために

「東京に住まなければ成功できない」という「東京神話」にとらわれず、自分らしいキャリアプランを描きましょう。東京での生活に憧れる気持ちは理解できますが、それは本当に自分にとって必要なものですか?東京に住むことだけが成功への道ではありません。地方都市で暮らすことで得られるメリットも多く、自分らしい生き方、働き方を実現できる可能性も高いです。

例えば、私の友人で、地方都市の企業に就職し、活躍している人がいます。彼は、東京の企業にも応募しましたが、地方都市の企業の方が、自分の個性や経験を活かせる仕事だと感じ、地方への就職を選びました。彼は、東京では味わえないような充実感と幸福感を得ているようです。大切なのは、自分の価値観とキャリアプランを一致させることです。東京への憧れにとらわれず、自分にとって本当に大切なものは何かを考え、自分らしいキャリアを築いていきましょう。

大学野球での経験は、社会に出ても必ず役に立ちます。責任感、チームワーク、忍耐力、目標達成能力など、多くのスキルを身につけているはずです。これらのスキルは、どの企業でも高く評価されるものです。自信を持って、自分の強みをアピールしましょう。

就職活動は、自分自身を見つめ直し、将来のキャリアを考える貴重な機会です。焦らず、じっくりと時間をかけて、自分にとって最適な道を見つけてください。そして、自分らしい人生を歩んでいくことを心から応援しています。

大学野球支援機構は野球と仕事の両立をサポートします

「野球を続けたい学生」の就活のお手伝い、
それを支える「ご家族」からのご相談、
私たちは野球と仕事双方を充実させる未来に向けてサポートをしています。