「自分はお城や記念館に行くことが多いのですが、大学では文学や歴史学を専攻していませんでした。ゼミの成績も良く、自分なりに興味があるテーマを見つけ卒論を書き、専攻で友人もでき、就職先も専攻を活かした場所なので、卒業した専攻で良かったこともあります。しかし社会人になり思ったより自由な時間が少ないと分かった今、なぜ小学生の頃から好きだった歴史学を専攻せず、違う専攻に進んだのかと後悔しています。そして自己紹介の時に専攻を言うと、なぜ歴史学科に行かなかったのかと聞かれることが多く、毎回返答に困ってしまいます。このモヤモヤを解決するために通信制の大学に進み、きちんと卒論を書くことで、最初に進学した専攻のことはなかったことにしたいです。もちろんモヤモヤ解消以外にも、後世の人が参考にするような論文を書きたいという夢もあり、いきなり大学院に行くのは難しそうなので、通信制大学を考えています。働きながら通信制大学を卒業するコツがあれば教えてください。」 この相談、よく分かります。大学時代の選択に迷いを感じ、社会人になってからもその影響を感じている…多くの方が抱える葛藤ですよね。
働きながら通信制大学に通うって、本当に大変?
働きながら大学に通う、想像するだけで大変そうですよね。私もそう思っていました。でも、実際は「大変さ」と「やりがい」の両方が存在するんです。例えば、私の友人で、大手企業に勤めながら、週末は通信制大学に通い、立派に卒業した人がいます。彼女は、時間管理術を徹底的に学び、効率的に学習を進めていました。もちろん、大変な時期もありました。残業続きでレポート作成に追われたり、友人との交流時間が減ったり…。でも、彼女がそれを乗り越えられたのは、「自分の夢」を常に意識していたからだと思います。「歴史研究で社会貢献したい」という強い意志が、彼女の原動力になっていたのです。
大切なのは、現実的な目標設定です。いきなり全科目を履修しようとせず、まずは自分が無理なくこなせる範囲から始めてみましょう。そして、定期的に自分の進捗状況を確認し、必要に応じて計画を修正していくことが重要です。例えば、1学期に履修する科目を3科目から2科目に減らすなど、柔軟に対応していくことが大切です。 また、大学によっては、履修期間の延長制度を用意しているところもありますので、相談してみるのも良いかもしれません。
通信制大学で学ぶ上での時間管理のコツは?
時間管理は、働きながら大学に通う上で最も重要な要素です。「時間泥棒」を徹底的に排除することが大切です。例えば、通勤電車でのスマホのチェック、休憩時間のダラダラとしたネットサーフィンなど、一見すると些細な時間でも、積み重ねると大きなロスになります。これらの時間を有効活用することで、学習時間や休息時間を確保することが可能になります。
具体的な時間管理術としては、以下の方法が有効です。
- スケジュール帳やアプリを活用する: 授業時間、仕事時間、学習時間、休憩時間などを明確にスケジュールに書き込み、可視化することで、時間管理が容易になります。
- タスク管理アプリを利用する: 学習タスクを細分化し、優先順位をつけて管理することで、効率的に学習を進めることができます。
- ポモドーロテクニックを取り入れる: 25分間集中して勉強し、5分間の休憩を挟むという方法です。集中力を維持し、効率的に学習を進めることができます。
- 週末を有効活用する: 週末は、平日にできなかった学習やレポート作成に集中しましょう。事前に計画を立てておくことが重要です。
さらに、学習環境の整備も重要です。静かな場所で勉強できるスペースを確保したり、必要な参考書や教材を揃えたりすることで、学習効率を上げることができます。また、オンライン学習を活用することで、場所を選ばずに学習を進めることができます。
通信制大学卒業後、歴史研究を仕事に活かすには?
通信制大学で歴史学を学び、卒業後、どのように歴史研究を仕事に活かすか、悩んでいる方もいるかもしれません。必ずしも歴史学の専門家になる必要はありません。 歴史の知識や研究スキルは、様々な分野で役立ちます。例えば、博物館や歴史資料館の学芸員、歴史に関する書籍や記事のライター、歴史観光に関する企画・運営など、可能性は広がっています。
また、中小企業の中には、歴史や文化に理解のある企業も多く存在します。 地域の歴史を活かした事業展開をしている企業や、伝統的な技術を継承している企業など、あなたの歴史研究の知識やスキルが役立つ可能性があります。このような企業は、社会人野球クラブチームの活動への理解も深い場合が多く、大学野球経験者にとって働きやすい環境である可能性も高いです。 もちろん、企業選びは慎重に行う必要がありますが、視野を広げて探してみるのも良いかもしれません。
さらに、あなたの研究成果を論文として発表したり、書籍として出版したりすることも可能です。 通信制大学での学びを通して得た知識や経験を活かし、後世に残るような研究成果を残せるよう、頑張ってください。 そして、研究活動を通じて、新たな人脈を築くことも大切です。 同じ研究分野の仲間や、異なる分野の専門家との交流を通じて、新たな視点やアイデアを得ることができるでしょう。
大学生活と仕事の両立は、決して楽ではありません。しかし、「自分の夢」を常に意識し、計画的に学習を進めることで、必ずやり遂げることができます。 そして、その経験は、あなたの人生にとってかけがえのない財産となるでしょう。 頑張ってください!