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大学生活と将来の夢…野球部員として、そして社会人として、どう両立すればいいの?

  • 就職活動
2025年06月27日

「三月から動物病院に就職をしてひと月経ちました。最近、仕事に対する自信がなくなってきたんです。私は小さいことに気がつかないし、行動も遅いです。四月から狂犬病予防注射で忙しくなる時期なので尚更気が滅入っています…。院長に「もう診療室から出てて」と言われるなど、辛い経験もしています。待遇面にも不安を感じ、転職も考えています。」このような相談を受けました。 これは、一見、大学野球とは関係ないように見えますが、大学生活で培った経験や、将来のキャリアプランを考える上で、非常に重要な示唆を含んでいると感じます。 野球部員としての経験は、必ずしも直接的に就職活動に繋がるわけではありませんが、社会生活を送る上で役立つ多くのスキルを身につける機会を与えてくれます。この相談を通して、大学生活における野球部活動と将来のキャリア、そして仕事における自信の持ち方について考えてみましょう。

野球部での経験は、就職活動で本当に役立つ?

「大学で野球部に所属していたことが、就職活動で不利になるのでは?」と不安に思う学生さんは少なくありません。 わかります。私もそうでした。 しかし、実際はそうではありません。野球部での経験は、多くの企業が求める能力を育む絶好の機会なのです。例えば、チームワーク、責任感、忍耐力、目標達成力、時間管理能力…これらは、どの企業でも高く評価される要素です。 厳しい練習や試合を通して培われたこれらの能力は、履歴書や面接で効果的にアピールできます。 例えば、私が知っている○○大学の野球部員は、厳しい練習スケジュールをこなしながら、高い学業成績を維持し、卒業後は大手企業に内定を得ました。彼の強みは、野球部で培った「計画性」と「実行力」でした。 彼は、練習時間、勉強時間、睡眠時間を綿密に計画し、それを着実に実行することで、両立を実現したのです。 これは、社会人になってからも非常に重要な能力です。

もちろん、企業によっては、野球部経験者を積極的に採用するところもあれば、そうでないところもあります。しかし、大切なのは、野球部での経験をどのように活かせるかを考えることです。 面接では、具体的なエピソードを交えながら、野球部での経験から得た能力が、どのように仕事に活かせるのかを説明しましょう。 「チームメイトと協力して目標を達成した経験」「逆境を乗り越えた経験」「責任感を持って役割を果たした経験」など、具体的なエピソードを準備することで、面接官にあなたの能力を効果的に伝えることができます。

また、野球に理解のある企業も存在します。 社会人野球クラブチームの支援や、現役選手としての活動に配慮のある企業は、野球部経験者にとって魅力的な選択肢となるでしょう。 もし、そのような企業への就職を考えているのであれば、積極的に情報収集を行うことをお勧めします。 中には、野球部経験者を積極的に採用し、活躍の場を提供している企業もあります。

仕事で自信を失くした時、どうすれば乗り越えられる?

相談者の方のように、仕事で自信を失くしてしまうことは、誰にでも起こりうる事です。 「小さいことに気がつかない」「行動が遅い」と自分を責めてしまう気持ち、とてもよく分かります。 しかし、大切なのは、自分を責めるのではなく、どのように改善していくかを考えることです。 まず、自分の行動を客観的に分析してみましょう。 具体的にどのような点で「小さいことに気がつかない」「行動が遅い」と感じているのか、記録してみるのも良い方法です。 そして、改善策を考え、一つずつ実行していくことが重要です。 例えば、「チェックリストを作る」「作業前に手順を確認する」「先輩にアドバイスを求める」など、具体的な改善策を立て、実行することで、徐々に自信を取り戻していくことができるでしょう。

また、周りの人に相談することも大切です。 先輩や同僚、上司に相談することで、新たな視点を得たり、具体的なアドバイスをもらえるかもしれません。 一人で抱え込まず、周りの人に助けを求めることも、自信を取り戻すための重要なステップです。 相談者の方の場合、院長に厳しく言われたことにショックを受けているとのことですが、その経験を「自分の成長の機会」と捉えることもできます。 院長は、あなたの成長を願って厳しい言葉を投げかけたのかもしれません。 その言葉を受け止め、改善点を見つけることで、あなたはより成長できるはずです。

さらに、自分のペースで仕事を進めることも重要です。 完璧主義になりすぎず、まずは「できること」から始めていくことが大切です。 焦らず、一つずつ確実にこなしていくことで、自信を取り戻し、仕事へのモチベーションを高めることができるでしょう。 そして、自己肯定感を高める努力も大切です。 自分の良い点を見つけること、小さな成功体験を積み重ねること、休日はしっかりと休息をとることなど、自分を大切にする時間を意識的に作ることで、心のバランスを保ち、仕事にも前向きに取り組むことができるようになります。

仕事とプライベートのバランス、どうとればいいの?

週休一日、保険が労災・雇用しかないという待遇面の問題、そして国民年金の負担…これらは、確かに不安材料ですよね。 経済的な不安は、精神的な負担にも繋がります。 まずは、現状の待遇について、改めて確認してみましょう。 雇用契約書を確認したり、人事担当者に相談したりすることで、より明確な情報を得ることができるかもしれません。 また、他の動物病院の待遇についても調べてみることをお勧めします。 インターネットや求人サイトなどを利用して、給与や福利厚生などを比較することで、自分の現状を客観的に評価し、今後のキャリアプランを考える上で役立つでしょう。

そして、プライベートの時間もしっかり確保することが重要です。 仕事で疲れている時こそ、趣味や休息に時間をかけることで、リフレッシュし、仕事へのモチベーションを維持することができます。 相談者の方は、自傷行為をしてしまったとのことですが、これは心のSOSです。 一人で抱え込まずに、信頼できる友人や家族、専門機関に相談することを強くお勧めします。 心の健康を維持することは、仕事や生活を続ける上で非常に重要です。 相談できる人がいない場合は、地域の相談窓口や、インターネットで相談できるサービスなどを活用することもできます。

転職を考えることも一つの選択肢です。 しかし、転職する前に、今の職場での改善策を検討してみることも大切です。 もし、改善策が見つかり、職場環境が改善されるのであれば、転職せずに続けることも可能です。 転職活動をする場合も、焦らずじっくりと時間をかけて、自分に合った職場を探しましょう。 転職活動は、自分自身を見つめ直す良い機会にもなります。 自分の強みや弱み、キャリアプランなどを明確にすることで、より良い職場を見つけることができるでしょう。

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