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大学生活と親との関係…羨ましさの裏に隠された葛藤、どうすれば乗り越えられる?

  • 就職活動
2025年06月27日

19歳、大学1年生のあなたから、親との距離感や、他者への羨ましさ、怒りといった複雑な感情についてのご相談をいただきました。「親に甘えられずに育ち、他の子が親に甘えているのを見るたびに、とてつもない怒りを覚える」とのこと。 親の愛情を感じられなかったこと、そしてそのせいで培われた自立心が、今、あなたを苦しめているのですね。わかります。とても辛い状況だと思います。

親への甘え、本当に羨ましいの?その感情の根っこを探ってみましょう

「親に成績悪くて怒られた」とか「親に五時に帰れって言われたから帰る」といった話を聞くだけで、激しい怒りがこみ上げてくる…その気持ち、痛いほどよくわかります。 それは、あなたが幼い頃から親に甘えることを許されず、常に一人で問題を解決してきた経験が大きく影響しているのではないでしょうか。 「親に甘える」という行為自体が、あなたにとって「できないこと」「手に入らないもの」だからこそ、それができる他の人への羨ましさ、そして怒りに繋がっているのかもしれません。

例えば、あなたが幼い頃に描いた絵を親が放置したというエピソード。これは、親からの愛情表現の欠如、またはその表現方法の不器用さを示唆しているかもしれません。 親御さん自身も、愛情表現の方法を知らず、あなたに十分な愛情を与えられなかった可能性があります。それは決して、あなたを愛していないということではありません。 親御さんにも、それぞれの事情や限界があったのだということを、まずは理解してみましょう。

友人の家でお茶菓子を出してもらったり、親が介入してくれたり…そういう場面を見るたびに、心がざわつくのも当然です。それは、あなたがこれまで経験してこなかった「普通」の家庭環境への憧れ、そして、自分にはそれがなかったという悔しさや悲しさの表れです。 これらの感情は決して間違っていません。 大切なのは、これらの感情を否定するのではなく、しっかりと受け止め、その原因を理解することです。

自立心と劣等感…あなたは本当に「冷たい」人ですか?

あなたは自分のことを「自尊心が少なく、自尊心がある人を冷たい目で見てしまう」と表現されています。 しかし、それは本当に「冷たい」気持ちなのでしょうか? もしかしたら、あなたの自立心は、長年培ってきた「一人で生きていく」ための防衛本能なのかもしれません。 親に頼ることができず、常に自分で解決してきた経験から、あなたは強い自立心を身につけました。 しかし、その一方で、他者への依存や甘えを許せない、あるいは理解できないという側面も生まれてしまったのかもしれません。

例えば、ある大学の野球部員は、幼い頃から厳格な家庭環境で育ち、常に高い目標を課せられてきました。 野球だけでなく、学業でも常にトップを目指し、人からの助けを必要とすることを嫌っていました。 しかし、大学進学後、チームメイトの支えや協力によって、初めて「頼ることの大切さ」「甘えることの喜び」を知り、心を開いていくことができました。 あなたの「冷たい目」は、もしかしたら、自分自身への厳しい目を他者に投影しているのかもしれません。

自尊心が低いと感じているとのことですが、それは決してあなたの欠点ではありません。 むしろ、あなたは困難な状況の中で、強い精神力と自立心を身につけた、たくましい人なのです。 その強さを活かしながら、少しずつ心を開いていく方法を模索していきましょう。

親との関係修復…そして、自分自身を受け入れるために

親との関係修復は、簡単なことではありません。 しかし、まずはあなた自身の感情を理解し、受け入れることから始めましょう。 親に甘えられなかったこと、そしてそのことで抱えている怒りや悲しみを、誰かに話してみるのも良いかもしれません。 信頼できる友人や、大学のカウンセラーなどに相談してみることをおすすめします。 また、親御さんとのコミュニケーションを少しずつ改善していく努力も必要です。 いきなり深い話をしなくても構いません。 まずは、些細な出来事から話してみることで、関係性を修復していくきっかけになるかもしれません。

親御さんとの関係修復は、時間と忍耐が必要です。 すぐに結果が出なくても、焦らず、少しずつ歩み寄っていくことが大切です。 完璧を求めすぎず、一歩ずつ前進していくことを心掛けてください。 そして、自分自身を責めるのをやめましょう。 あなたは、決して悪い人ではありません。 あなたは、困難な状況の中で、精一杯生きてきたのです。

もし、将来、就職活動で悩んだときには、野球に理解のある企業を探すことも一つの選択肢です。 大学野球支援機構では、社会人野球クラブチーム所属や現役選手としての活動に配慮のある企業を紹介する活動も行っています。 もちろん、就職活動は、あなたのキャリアプラン全体を考慮して、じっくりと考えることが重要です。 焦らず、自分自身にとって最適な道を見つけていきましょう。

大切なのは、今のあなたをありのままに受け入れることです。 あなたは、強い意志と自立心を持った素晴らしい人です。 その強さを活かしながら、少しずつ心を開いていけば、きっと幸せな未来を掴むことができるでしょう。

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