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大学生活と野球、バイト…全部両立できるの?部活引退のタイミングと後悔しないための方法

  • 就職活動
2025年06月27日

「今日、部長にサークルを辞めるって伝えました。理由はやる気がなくなったのと、バイトの時間を増やしたいからなんです。大学まで片道2時間もかかるし、定期代を稼がないと…。実は前から辞めたいと思ってたんですが、最近パートが3人も抜けてたり、来月ある演奏会(私は不参加と伝えてあるけど)が近いので、辞めるタイミングが悪い気がして…。二週間後の演奏会を最後にしようと思ってるんですが、部長を不機嫌にさせてしまいました。バイトは最初は両立できてたんですが、サークルとバイトで予定が詰まりすぎて、両立するのが嫌になって…。部長には『両立できるでしょう』って言われちゃったんですが、私には無理なんです。家に帰ってからも勉強したいし…。これから部長をどう納得させたらいいんでしょうか…。」

部活引退のタイミング、本当に「悪い」の?

部活の引退、悩ましいですよね。特に、大切な仲間や、積み重ねてきた時間があるからこそ、辞める決断は簡単ではないと思います。そして、あなたの状況のように、メンバーの減少やイベントが迫っているなど、タイミングの悪さを感じてしまうのも、よく分かります。でも、少し視点を変えて考えてみましょう。「悪いタイミング」というのは、実はあなたの主観かもしれません。

確かに、メンバーが減っている状況であなたが抜けることで、負担が増えるのは事実です。演奏会も、あなたが不参加と伝えていたとはいえ、メンバーとしては寂しい気持ちかもしれません。しかし、あなたの気持ちも、同様に大切です。 無理をして続けることで、あなたが心身ともに疲弊し、学業やバイトにも支障をきたすようでは、本末転倒です。

例えば、私が以前指導していた大学の野球部員にも、似たような状況に陥った学生がいました。彼は、チームの主力選手でしたが、学業との両立に苦しみ、精神的に追い詰められていました。最終的に彼は引退を決意しましたが、その決断は、チームにとって大きな損失ではありましたが、彼自身にとっては、より良い未来への第一歩となりました。彼はその後、しっかりと勉強に励み、希望の企業に就職することができました。

大切なのは、自分の限界を理解し、正直に伝えることです。部長にあなたの気持ちを丁寧に説明し、演奏会まで責任を持って活動することを約束すれば、理解を得られる可能性は十分にあります。もしかしたら、部長もあなたの状況を完全に理解できていなかったのかもしれません。

バイトと学業、部活の両立は本当に可能?

「両立できるでしょう」と言われても、実際は難しいですよね。わかります。大学生活は、学業、部活、そしてバイトと、多くの時間を要する活動のバランスを取りながら送る必要があります。特に、片道2時間もかかる通学時間とバイトを両立させながら、学業にもきちんと取り組むのは、並大抵のことではありません。無理をして体調を崩したり、学業成績が悪くなったりしては、元も子もありません。

多くの大学生が、学業と部活、アルバイトの両立に苦労しています。特に、野球部は練習時間が長く、体力的な負担も大きいため、両立の難しさは他の部活以上に深刻です。私の友人にも、野球部とアルバイトを両立できずに、精神的に追い詰められてしまった人がいました。彼は、最終的にアルバイトを減らすことで、なんとか両立できるようになりましたが、その経験から、無理のない範囲で活動することの大切さを痛感していました。

大切なのは、優先順位をつけることです。学業を第一に考え、その上で、部活とバイトの時間を調整する必要があります。あなたの場合は、学業とバイトを優先し、部活は引退するという選択をしたわけですが、それは決して間違っていません。むしろ、自分の限界を理解し、現実的な選択をすることは、非常に賢明な判断です。

部活引退後、将来への不安…どうすればいい?

部活を引退すると、将来への不安を感じてしまうかもしれません。特に、野球部に所属していた学生は、野球以外のスキルや経験が不足していると感じ、就職活動に不安を感じる人も多いです。しかし、野球部での経験は、決して無駄ではありません。

例えば、責任感、チームワーク、忍耐力、目標達成能力など、野球部で培ったこれらの能力は、企業が求める人材にとって非常に重要な要素です。就職活動では、これらの経験を具体的に説明することで、あなたの強みをアピールすることができます。また、野球部での経験を通して、時間管理能力や計画性も身につけているはずです。これらの能力も、就職活動においては大きな武器となります。

  • 就職活動における野球部経験のアピールポイント:
  • チームワークを重視した活動
  • 厳しい練習を通して培った忍耐力
  • 目標達成のために努力を継続できる粘り強さ
  • 責任感の強さ
  • 困難な状況でも諦めずに努力を続ける精神力

さらに、野球に理解のある企業を探すことも有効です。社会人野球クラブチームへの所属や現役選手としての活動に配慮のある企業は、あなたの経験を高く評価してくれる可能性があります。もし、就職活動で困ったことがあれば、大学や就職支援機関に相談してみるのも良いでしょう。彼らは、あなたの状況を理解し、適切なアドバイスをしてくれるはずです。

そして、大切なのは、将来への不安を解消するために、今できることを一つずつ着実に進めていくことです。部活引退後も、積極的に新しいことに挑戦し、自分の可能性を広げていきましょう。

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