「自分は何のために大学にいるんだろう…」春から大学1年生になったという方から、ご自身の大学生活への悩みについてご相談がありました。「旧帝大に入学できたことは誇りだけど、授業についていけず辛い。英語が苦手で、将来役に立つとも思えない勉強にモチベーションが上がらない。地方公務員になりたいと考えているけれど、大学を辞めるのはもったいないし、部活も楽しい…」と、複雑な心境を吐露してくださいました。多くの大学生が抱える、学業と将来、そして部活動とのバランスに悩む、まさに等身大の悩みです。一緒に考えていきましょう。
大学で学ぶ意味って?将来の夢と今の学びのつながりを探してみよう
「将来役に立たなそうな、面白くない勉強もしたくない…」わかります。私も大学生の頃、似たような気持ちを抱いたことがあります。特に、将来の夢が明確でない時、目の前の勉強がどうしても抽象的に感じられ、モチベーションを維持するのが難しくなりますよね。
まず、「将来の夢」と「今の学び」のつながりを探してみることをおすすめします。地方公務員を目指しているとのことですが、そのためにはどのような能力が必要でしょうか?例えば、法律や社会問題に関する知識、コミュニケーション能力、問題解決能力など、様々なスキルが求められるはずです。
一見関係ないように見える文学部の授業でも、例えば、論理的な文章構成や表現力を磨くことで、公務員試験の論文対策に役立つかもしれません。歴史や社会に関する知識は、政策決定の背景を理解する上で役立ちます。英語は、国際的な情報収集や、将来、国際交流に関わる機会があった際に役立つでしょう。今の学びを、将来の夢を実現するための「土台作り」と捉えてみると、少し違った視点で学習に取り組めるかもしれません。
例えば、私の友人で、歴史学部出身で現在は地方自治体職員として活躍している人がいます。彼は大学時代に歴史を学ぶ中で、地域社会の変遷や課題について深く理解し、現在の仕事に活かしていると言っていました。大学での学びが、必ずしも直接的に仕事に繋がるわけではないけれど、物事を多角的に捉える力や、論理的に考える力といった基礎的な能力を養う上で、大きな役割を果たしているのです。
英語が苦手でも大丈夫!得意分野を生かした学習法を見つけよう
英語が苦手で苦労されているとのこと、本当に辛いですよね。難関大学では英語のレベルが高いのは事実ですが、得意な国語や日本史の学習法を参考に、英語の学習法を見直してみるのも一つの方法です。
例えば、国語や日本史が好きなように、英語の小説や歴史関連の英文記事を読んでみるのはどうでしょうか?興味のある分野であれば、自然と集中力も持続しやすくなります。また、英語の学習は、単語や文法の暗記だけでなく、実際に英語を使ってコミュニケーションをとる練習も大切です。英会話教室に通ったり、英語を話す友達を作るのも良いかもしれません。
さらに、「なぜ英語を学ぶ必要があるのか?」を自分自身に問いかけてみることも重要です。将来、公務員として働く際に、英語が必要となる場面はどのくらいあるでしょうか?もし、必要性が低いと感じるのであれば、英語の学習に割く時間を、他の科目に充てることも検討できます。大切なのは、自分の目標を達成するために、最も効果的な学習方法を見つけることです。
大学には、学習支援センターやチューター制度など、学習面でサポートしてくれる制度が整っている場合があります。積極的に活用することで、学習の効率を上げることができるでしょう。また、同じ学部や学科の友人と勉強会を開き、お互いに教え合ったり、励まし合うことで、学習意欲を高めることもできます。
大学生活を充実させるために、部活以外の活動も考えてみよう
部活が楽しいとのこと、それは本当に素晴らしいことです!大学生活で充実感を得られる大切な要素の一つですね。しかし、部活だけに時間を費やすのではなく、部活以外の活動にも目を向けてみることをおすすめします。
ボランティア活動に参加したり、サークルに入ったり、アルバイトをしたり…様々な活動を通して、新たな人間関係を築き、自分の可能性を広げることができます。これらの活動を通して、自分の興味や関心、得意なことを発見できるかもしれません。そして、それらが将来の進路選択に繋がる可能性もあります。
例えば、地域貢献活動に興味があれば、地域住民との交流を通して、地方公務員としての仕事への理解を深めることができるかもしれません。また、アルバイトを通して、社会人としての基礎的なスキルを身につけることもできます。大学生活は、将来の夢を実現するための準備期間であると同時に、自分自身を成長させるための貴重な時間です。様々な活動に挑戦し、自分らしい大学生活を送ることを心がけてください。
もし、就職活動について不安を感じているのであれば、大学キャリアセンターに相談してみるのも良いでしょう。キャリアセンターでは、就職活動に関する様々なサポートを受けることができます。また、大学野球支援機構では、野球に理解のある企業への就職支援も行っています。もし興味があれば、一度調べてみるのも良いかもしれません。
大学生活は、決して楽なものではありません。しかし、自分自身の成長のために、積極的に行動し、周りの人に相談しながら、一歩ずつ進んでいくことが大切です。焦らず、自分のペースで、充実した4年間を送ってください。