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大学進学、そしてその先…英語資格試験、どれを選べばいい?

  • 就職活動
2025年06月27日

高校1年生で、将来はICUや南山大学への進学、そして海外留学を希望する生徒さんから、英語資格試験(英検準1級、TOEIC、TOEFL)の選択に関するご相談がありました。「英検準1級は将来役に立たないのでは?」「TOEICは難しいし、本当に実力を測れる試験なのか?」といった、多くの高校生が抱える不安や疑問が凝縮されたご相談でした。将来の進路を見据え、最適な試験を選択することは、とても重要です。この記事では、それぞれの試験の特徴を解説し、将来のキャリアパスと照らし合わせながら、最適な選択を導き出すお手伝いをさせていただきます。

将来の目標と英語資格試験、どう繋がる?

将来、ICUや南山大学に進学し、海外留学も視野に入れているとのこと。素晴らしい目標ですね!大学進学英語資格試験、そして将来のキャリア、これらをどのように繋げていくか考えることが重要です。それぞれの試験の特徴を理解し、あなたの目標に最適な試験を選びましょう。

まず、英検準1級は、日本の英語教育における到達目標を示す資格です。文法や語彙、読解力、リスニング力など、幅広い英語力を総合的に評価します。大学受験においては、多くの大学で優遇措置が設けられている場合もあります。しかし、グローバルな視点で見た場合、TOEICやTOEFLほど広く認知されているとは言えません。特に海外留学や海外企業への就職を考えている場合は、TOEICやTOEFLの方が有利に働く可能性が高いでしょう。

次に、TOEICは、ビジネスシーンでの英語運用能力を測る試験です。リスニングとリーディングの2セクションで構成され、具体的なビジネスシーンを想定した問題が多く出題されます。確かに、銀行口座の話など、やや専門的な内容も含まれますが、これはグローバルなビジネスで必要となる知識や理解度を測るための要素と捉えることができます。TOEICの高スコアは、就職活動において大きなアドバンテージとなります。特に、国際的な企業やグローバルなビジネスに関わる仕事を目指すなら、TOEICのスコアは必須と言えるでしょう。

最後に、TOEFLは、主に海外大学進学を志望する学生が受験する試験です。リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能を評価し、アカデミックな英語力を測ります。海外大学進学を希望するなら、TOEFLのスコアは必須です。ICUや南山大学への進学を希望し、将来海外留学を考えているのであれば、TOEFLは強力な武器となるでしょう。

このように、それぞれの試験には異なる特徴があり、あなたの目標によって最適な試験は異なります。大切なのは、あなたの目標を明確にし、それに合った試験を選択することです。例えば、私の友人で、海外大学への留学を夢見てTOEFLに励んでいた学生がいました。彼女は、TOEFL対策を通して、英語の学習方法だけでなく、海外の文化や教育システムについても深く理解を深めていました。その経験が、彼女の留学生活を大きく豊かにしたことは間違いありません。

今のあなたにとって、最適な試験はどれ?

あなたの状況を踏まえると、まずは英検準1級に挑戦してみることをお勧めします。旺文社の本で単語を覚えているとのことですが、これは素晴らしいスタートです。英検準1級は、あなたの英語学習へのモチベーションを維持し、着実に英語力を向上させるのに役立ちます。目標達成感を得ることで、さらに学習意欲を高めることができるでしょう。そして、英検準1級合格後、TOEICやTOEFLに挑戦するのも良いでしょう。

TOEICやTOEFLは、確かに難しい試験ですが、焦らず、段階的に取り組むことが重要です。高校生の段階で完璧なスコアを目指す必要はありません。まずは、試験の形式や問題の種類に慣れていくことから始めましょう。そして、自分の弱点を見つけて、それを克服するための学習計画を立てていくことが大切です。例えば、リスニングが苦手なら、英語のニュースや映画を積極的に視聴するなど、具体的な対策を講じる必要があります。

また、TOEICの問題に「銀行口座の話などが出てきて、それで私の力が量れるのかな?」と疑問を感じているとのことですが、これはビジネスシーンにおける英語運用能力を測るための重要な要素です。グローバルなビジネスでは、様々な専門用語やビジネス知識が必要となります。TOEICの問題を通して、これらの知識に触れることで、あなたの英語力だけでなく、ビジネスに関する知識も同時に深めることができます。これは将来、就職活動において大きなアドバンテージとなるでしょう。

  • 英検準1級:短期的な目標達成感を得られ、学習意欲の維持に繋がる。
  • TOEIC:ビジネスシーンに必要な英語力を測り、就職活動に有利。
  • TOEFL:海外大学進学を目指す際に必須の資格。

英語学習は、一朝一夕でできるものではありません。継続することが大切です。焦らず、自分のペースで学習を進め、目標に向かって着実にステップアップしていきましょう。そして、学習方法や進路について、先生や友人、家族など、周りの人に相談することも忘れないでください。彼らのアドバイスは、あなたの学習をさらに効果的なものにするでしょう。

大学生活とキャリアパスを見据えて

大学生活では、部活動やサークル活動、アルバイトなど、様々な経験をすることができます。これらの経験は、あなたの成長に大きく貢献するでしょう。特に、大学で培った経験は、将来の就職活動において大きな武器となります。企業は、学生時代にどのような経験をしてきたのか、どのような能力を身につけているのかを重視します。そのため、大学生活では、積極的に様々なことに挑戦し、自分の可能性を広げていくことが大切です。

また、就職活動においては、英語力は大きな武器となります。特に、グローバル企業や国際的なビジネスに関わる仕事を目指すなら、高い英語力は必須です。TOEICやTOEFLなどの英語資格試験のスコアは、あなたの英語力を客観的に示す指標となります。しかし、資格試験のスコアだけでなく、あなたのコミュニケーション能力や問題解決能力、チームワーク力なども重要です。大学生活を通じて、これらの能力を磨いていくことが大切です。

そして、将来のキャリアパスを考える際には、自分の興味や関心、強みをしっかりと把握することが重要です。自分が本当にやりたい仕事は何なのか、どのようなキャリアを歩みたいのかを考え、それに合った企業や職種を選んでいくことが大切です。キャリアパスは、一度決めてしまえば変更できないものではありません。自分の成長や社会の変化に合わせて、柔軟にキャリアプランを見直していくことも重要です。

大学野球支援機構では、野球部学生のキャリア支援にも力を入れています。野球経験を活かせる企業や、選手活動を理解してくれる企業への就職支援も行っています。もし、将来のキャリアについて悩んでいることがあれば、気軽に相談してみてください。もちろん、強制ではありません。あくまで、選択肢の一つとしてご検討いただければ幸いです。

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