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大学進学、国立大学と地元大学…親子の葛藤を乗り越えるには?

  • 就職活動
2025年06月27日

先日、機構にはこんなご相談がありました。「息子の進学先に迷いが出ています。下宿をしてまで行こうとする国立大学理学部と、自宅から通える私立大学理学部。どちらも遜色は無いと思われるのですが、親としては一人暮らしへの不安が大きく、自宅から通える大学で落ち着いてもらいたいと考えています。国立大学進学という形にとらわれている息子を説得しきれていません。強硬手段も考えられますが、今後の関係も考え、説得して自宅から通える大学に進学させたいと思っています。結論を出すまであと僅か、アドバイスをお願いします。」 多くの親御さんが抱える、お子さんの進学問題。特に、国立大学への進学を希望するお子さんと、一人暮らしへの不安を持つ親御さんとの間には、大きな溝が生じがちです。この相談のように、進路選択は、本人だけでなく家族全体にとって大きな問題です。この記事では、大学進学における親子の葛藤、特に国立大学と地元大学(自宅から通える大学)の選択における悩みを解決するためのヒントを提供します。

国立大学への進学は本当に「有利」なのか?

「国立大学は就職に有利」というイメージ、持っていませんか? わかります。私もそう思っていました。しかし、現実には、大学名だけで就職が決まるわけではありません。確かに、企業によっては国立大学出身者を好む傾向があるかもしれませんが、それはあくまで「一つの要素」に過ぎません。重要なのは、あなたが大学で何を学び、どのような経験を積んだかです。 例えば、地元の私立大学で研究活動に熱心に取り組み、素晴らしい成果を上げた学生と、国立大学に通いながらアルバイトに追われ、学業に身が入らなかった学生を比較した場合、企業は前者の学生を評価するでしょう。国立大学だからといって、必ずしも就職活動が有利になるわけではありません。

私の友人で、国立大学に進学したものの、研究室の雰囲気になじめず、大学生活に苦しんだ人がいます。一方、地元の私立大学に進学した友人は、充実した大学生活を送っており、卒業後は希望の企業に就職しました。大学選びは、「大学名」よりも「自分がそこで何を学び、成長できるか」という視点が重要です。

さらに、学費や生活費も考慮しなければなりません。国立大学は学費が比較的安いとはいえ、下宿を伴う場合は、私立大学に通う場合と比べて、トータルの費用が大きく変わる可能性があります。将来のキャリアプランを考えた上で、費用対効果をしっかり比較検討することが大切です。息子さんの将来の夢やキャリアプランを一緒に話し合い、国立大学進学によるメリット・デメリットを具体的に比較検討してみましょう。

一人暮らしの不安、どうすれば解消できる?

親御さんの一人暮らしへの不安、とてもよくわかります。お子さんが初めての一人暮らしで、生活面や安全面で心配なのは当然のことです。しかし、心配ばかりするのではなく、具体的な対策を立てることで不安を軽減できます。例えば、下宿先を選ぶ際には、安全面がしっかり確保されている場所を選び、定期的に連絡を取り合うなど、具体的な対策を講じることで、不安を和らげることができます。

また、息子さん自身にも、一人暮らしの準備や生活設計について積極的に関わってもらうことが重要です。下宿先探しや生活費の予算、生活習慣の確立など、具体的な課題を一緒に解決していく過程で、息子さんの自立心を育み、親御さんの不安も軽減できます。これは、単なる進路選択の問題ではなく、親子のコミュニケーションを深める絶好の機会でもあります。

  • 下宿先周辺の治安を事前に確認する
  • 防犯対策をしっかり講じる
  • 定期的な連絡を取り合う
  • 生活費の予算を一緒に立てる
  • 健康管理について話し合う

これらの対策を事前にしっかりと話し合うことで、親御さんの不安も軽減され、息子さんにとっても、よりスムーズな一人暮らしのスタートを切ることができるでしょう。不安を共有し、一緒に解決策を見つけることで、親子の絆を深めることもできます。

野球部と学業、そして就職活動…両立の秘訣は?

大学野球部員である息子さんにとって、学業と部活動の両立は大きな課題ですよね。多くの大学野球部員が、この両立に苦労しています。しかし、適切な時間管理と計画性があれば、両立は可能です。例えば、授業の空き時間や週末に計画的に勉強時間を確保したり、効率的な学習方法を身につけることで、学業と部活動の両立をスムーズに行うことができます。

また、就職活動においても、大学野球部での経験は必ずしもマイナスではありません。チームワークや責任感、目標達成能力など、企業が求める多くの能力を野球部活動を通して培うことができます。これらの経験を就職活動で効果的にアピールすることで、好印象を与えることができます。 大学野球支援機構では、野球に理解のある中小企業への就職支援にも力を入れています。社会人野球クラブチーム所属や現役選手としての活動に配慮のある企業を紹介することも可能です。もちろん、就職活動は大学名だけでなく、個人の能力や経験が重視されますので、ご安心ください。

例えば、ある学生は、大学野球部での経験を活かし、チームワークや責任感などをアピールすることで、希望する企業への内定を獲得しました。彼の成功例は、大学野球部での経験が就職活動において必ずしもハンデにならないことを証明しています。大切なのは、自分の経験をどのように企業に伝えるかです。

進路選択は、人生における大きな転換期です。親御さん、そして息子さんにとって、最善の選択ができるよう、じっくりと時間をかけて話し合うことが大切です。国立大学への進学が必ずしも最善の選択とは限りません。息子さんの将来の夢やキャリアプラン、そして家族全体の状況を考慮した上で、最適な進路を選択しましょう。

大学野球支援機構は野球と仕事の両立をサポートします

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私たちは野球と仕事双方を充実させる未来に向けてサポートをしています。