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大学進学、東京就職希望だけど…地元国立と東京私立、どっちを選ぶ?

  • 就職活動
2025年06月27日

先日、大学進学を控えた学生さんからこんな相談を受けました。「日本大学理工学部と茨城大学工学部で迷っています。茨城に住んでいて、できれば東京で就職したいので日本大学に気持ちが傾いています。茨城大学は水戸なので、東京まで就職活動するのが大変だと思います。理系は国立がいいといいますが、どうなんでしょうか?」 確かに、進路選択は人生の大きな岐路ですよね。特に理系の場合、将来のキャリアプランと大学選びは密接に関係しています。この記事では、大学選びにおける重要なポイントを踏まえながら、この相談への回答を詳しく解説していきます。

東京就職を目指すなら、大学の立地は本当に重要?

東京で就職したいという希望がある場合、大学の立地は確かに大きな要素になります。通学時間や交通費だけでなく、企業説明会や面接へのアクセス、インターンシップ参加のしやすさなども考慮しなければなりません。茨城大学が水戸にあるのに対し、日本大学は東京にキャンパスがあるため、東京の企業へのアクセスは圧倒的に有利です。 例えば、私の友人で、地方国立大学に通っていた人は、東京の企業への就職活動で、交通費や時間の負担を大きく感じていました。週末を利用して東京へ行き、企業説明会や面接に臨むのは、体力的にも精神的にも大変だったようです。一方、東京の大学に通っていた友人は、企業説明会やインターンシップに気軽に足を運ぶことができ、就職活動に有利に働いたと言っていました。

しかし、立地だけで判断するのは危険です。重要なのは、就職活動の戦略をしっかり立て、それを実行できる環境かどうかです。例えば、茨城大学の場合でも、オンライン説明会や面接の活用、早期からの就職活動準備など、工夫次第で東京への就職活動は十分可能です。また、大学が就職活動に対してどのようなサポート体制を整えているかも確認しましょう。キャリアセンターの充実度や、企業との連携状況なども重要なポイントです。

さらに、「東京で就職したい」という希望の裏にある本当の理由を自問自答してみることも大切です。憧れの企業が東京にあるから?東京でしかできない仕事に就きたいから?それとも、単に東京に住みたいから?その理由を明確にすることで、大学選びの判断基準がより明確になります。そして、その理由を達成するために必要な要素を大学選びの基準に加えることで、より後悔のない選択ができるでしょう。

国立大学と私立大学、本当に「国立の方が良い」?

「理系は国立大学の方が良い」という意見はよく耳にすると思います。確かに、国立大学は歴史や伝統、研究設備の充実度において、私立大学と比べて優れていることが多いです。しかし、「良い」の定義は人それぞれです。研究設備が充実している大学が良いとは限りません。自分の研究テーマに合った設備が整っている大学、指導教授との相性が良い大学の方が、研究活動においては重要かもしれません。また、就職活動においては、大学のブランド力よりも、個人の能力や経験の方が重要視されるケースが増えています。

国立大学と私立大学、どちらが良いかではなく、自分のキャリアプランに合致する大学を選ぶことが重要です。例えば、特定の研究分野に特化したいのであれば、その分野で実績のある大学を選ぶべきですし、幅広い分野を学びたいのであれば、カリキュラムの充実度を重視するべきです。また、大学生活全体を考えた時、学費や生活費なども重要な要素です。国立大学は学費が安いというメリットがありますが、生活費が高い地域にある場合は、トータルコストを考慮する必要があります。

さらに、企業は、大学名よりも個人の能力や経験、そして人となりを見て採用を決定します。大学名だけで就職が決まるわけではありません。企業によっては、大学名よりも、学生時代にどのような活動をしてきたか、どのようなスキルを身につけているか、といった点を重視するところもあります。中小企業の中には、社会人野球クラブチームへの所属や現役選手としての活動に理解のある企業も多く存在します。もし、野球を続けながら就職活動を進めたいと考えているのであれば、そういった企業を探すことも選択肢の一つです。大学野球支援機構では、そうした企業との連携にも力を入れています。

就職活動と大学生活、両立するための戦略は?

大学生活と就職活動の両立は、多くの大学生にとって大きな課題です。特に、野球部員は練習や試合に多くの時間を費やすため、就職活動に割ける時間が限られています。時間管理能力を高め、効率的に活動を進める戦略が不可欠です。例えば、効率的な情報収集方法、自己PRの作成、面接対策など、就職活動に必要なスキルを早期から身につけておくことが重要です。また、大学や野球部のサポート体制を活用することも大切です。キャリアセンターの相談会や、先輩からのアドバイスなどを積極的に利用することで、スムーズに就職活動を進めることができます。

例えば、○○大学の野球部員だったAさんは、3年生の春から就職活動を始め、効率的な時間管理と綿密な計画によって、練習と就職活動の両立を成功させました。彼は、毎日のスケジュールを細かく管理し、隙間時間を有効活用することで、就職活動に必要な準備を進めていました。また、先輩からのアドバイスを積極的に聞き入れ、面接対策にも力を入れていました。その結果、希望する企業への内定を得ることができました。彼の成功事例は、計画性と効率性、そして周囲の協力を得ることの重要性を示しています。

さらに、自分の強みや弱みを理解し、それを就職活動に活かすことも重要です。野球部での経験は、チームワークや責任感、忍耐力などを養う上で非常に役立ちます。これらの経験を、企業にアピールすることで、高い評価を得られる可能性があります。「大学生活で何を学び、何を経験したか」を明確に示すことができれば、大学名に関係なく、多くの企業から注目されるでしょう。

大学選びは、人生における大きな決断です。この記事が、皆さんの進路選択の一助となれば幸いです。そして、大学生活を充実させ、将来の夢を実現できるよう、応援しています!

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