大学野球「主務(マネージャー)」「学生コーチ」「アナリスト」を対象にしたアワード開催中!

大学進学、親と子の希望が食い違う…将来の夢がない我が子、どう導けばいい?

  • 就職活動
2025年06月27日

先日、機構にはこんなご相談がありました。「子供が東京理科大学理学部と立命館大学理工学部に合格しました。親としては東京理科大学に進学を希望していますが、子供は親元から通える立命館大学に進学したいと言います。今のところ、子供は特別何をしたいとか、こういう勉強をしたいとかいうことは考えておらず、ただ一人暮らしが嫌で立命館大学を希望しているようです。こんなまだまだ未熟な考えの子供ですが、将来のことを考えればどちらの進路を選択すればよいでしょうか?」 確かに、進路選択は人生の大きな岐路。親御さんのご心配、よく分かります。

将来の夢がない…大学進学で本当に大切なことは何?

まず、将来の夢がないこと自体を、あまり深刻に捉えすぎないことが大切です。18歳、人生の計画を完璧に立てられる人はほとんどいません。私も大学生の頃は、漠然と「何となく楽しいことをしたい」程度でした。大切なのは、「今、何に興味があるか」「何を学びたいか」を一緒に探ることです。東京理科大学と立命館大学、どちらも素晴らしい大学です。理学部と理工学部では学ぶ内容も異なりますが、どちらを選んでも、将来の可能性は大きく広がります。お子さんの興味や適性、そして将来のキャリアプランを一緒に考えてみましょう。例えば、お子さんが「実験が好き」であれば理学部、「ものづくりに興味がある」のであれば理工学部といった具合に、具体的な話をしながら、大学生活のイメージを膨らませていくことが重要です。

お子さんが「一人暮らしが嫌」という理由で立命館大学を希望しているとのことですが、これも決して悪い理由ではありません。親元を離れて一人暮らしをすることは、大きな成長の機会になります。しかし、まだ将来の夢や目標が定まっていない段階で、いきなり環境の変化に適応するのは難しいかもしれません。お子さんの性格や自立度を考慮し、親御さんと相談しながら、最適な選択をすることが必要です。大学生活は、勉学だけでなく、人間関係や社会経験を積む貴重な時間です。親元から通える立命館大学を選べば、安定した環境の中で大学生活に集中できるかもしれません。一方、東京理科大学に進学すれば、新しい環境に飛び込むことで、より早く自立心を養い、大きく成長できる可能性があります。

私の友人で、大学進学を機に地元を離れ、一人暮らしを始めた人がいます。最初はホームシックにもなり、苦労も多かったようですが、今では自立した生活を送っており、大学生活も充実しているようです。この経験を通して、彼は責任感や忍耐力を身につけ、大きく成長しました。このように、環境の変化は必ずしもマイナスではありません。お子さんの将来にとって、どのような経験がプラスになるのかを一緒に考えてみましょう。

大学野球と就職活動…両立は可能?

大学で野球を続けることを希望されているのであれば、その点も考慮しなければなりません。野球部は、時間や体力の負担が大きいため、学業との両立が難しいと感じる学生も多いです。しかし、適切な時間管理と計画性があれば、両立は可能です。多くの大学には、部活動と学業の両立を支援する制度があります。また、野球部員向けの就職支援を行っている大学や企業もあります。大学野球支援機構では、野球に理解のある中小企業への就職支援にも力を入れています。社会人野球クラブチーム所属や現役選手としての活動に配慮のある企業を紹介することも可能です。もちろん、就職活動は大学生活の中でも重要なイベントです。部活動と学業の両立だけでなく、就職活動への準備も十分に行う必要があります。早めの準備と計画が、成功への鍵となります。

例えば、ある大学の野球部員は、綿密なスケジュール管理と効率的な学習方法を身につけることで、学業と部活動の両立に成功し、卒業後は希望の企業に就職しました。彼は、「時間管理は、人生を成功させるための重要なスキル」だと語っていました。大学生活は、勉学や部活動だけでなく、社会人としての基礎を築く大切な時間です。時間管理能力や計画性といったスキルは、将来のキャリアにおいても非常に役立ちます。

親御さんの役割…お子さんの自立を促すには?

お子さんの進路選択において、親御さんの役割は非常に重要です。お子さんの意見を尊重しつつ、将来を見据えた適切なアドバイスをすることが大切です。一方的に押し付けるのではなく、一緒に考え、話し合うことで、お子さんの自立心を育むことができます。お子さんが将来何をしたいのか、まだ明確になっていないとしても、まずは「興味のあること」「得意なこと」を探ることから始めましょう。そして、大学生活を通じて、それらをさらに深めていくことができるようにサポートすることが重要です。

例えば、お子さんと一緒に大学説明会に参加したり、大学のオープンキャンパスに行ったりすることで、大学生活のイメージを具体的にすることができます。また、大学で学ぶこと以外にも、アルバイトやボランティア活動など、様々な経験を通して、お子さんの視野を広げることも大切です。お子さんの個性や才能を尊重し、自立を促すことが、親御さんの役割です。そして、どんな選択をしても、お子さんを応援し、支えてあげることが重要です。

進路選択は、人生における大きな決断です。親御さんにとっても、不安や葛藤があるかもしれません。しかし、お子さんとじっくり話し合い、将来を見据えた上で、最適な選択をすることが大切です。大学野球支援機構では、大学生活や就職活動に関する様々な相談を受け付けています。お気軽にご相談ください。

大学野球支援機構は野球と仕事の両立をサポートします

「野球を続けたい学生」の就活のお手伝い、
それを支える「ご家族」からのご相談、
私たちは野球と仕事双方を充実させる未来に向けてサポートをしています。