「高校1年生の女子です。高校では早くから大学進学について色々と講習会や説明会がありますが、はっきりいうと私は『大人になりたくない』です。大学生は大抵一人暮らしするイメージがありますが、私はいつまでも親と一緒にいたいです…母親が好きです。ですがいつまでもこうやって親に頼れないって考えるだけで嫌になってきます。大人になりたくない。ただのマザコンか。とかピーターパンシンドロームだ。とか言われますでしょうが、真剣に大人になるのが怖くて怖くて…親も年を重ねていくのも自分はもうすぐ誕生日ですがもう16なので本当に子供でいられるのは少しです。ずっとずっと一緒にいたい…こう考えるだけで涙が出てきそうで…なにかこんな私にアドバイスお願いします。」
この相談、大学進学を目前に控えた多くの高校生、特に女子高校生が抱える複雑な感情を反映しているように感じます。進学や将来への不安だけでなく、大切な家族との関係、そして「大人になる」ことへの漠然とした恐怖…わかります。誰にでも、そんな葛藤がある時期があるのではないでしょうか。
大学生活は必ずしも一人暮らしとは限らない!
まず、誤解を解きたいのは「大学生=一人暮らし」ではないということです。多くの大学には、自宅から通える学生も多くいます。特に、地方の大学や、自宅から通学圏内の大学であれば、一人暮らしは必須ではありません。 私の友人で、地元の大学に通いながら、週末は実家で家族と過ごす学生がいました。彼女は、大学生活と家庭生活の両立をうまくこなし、充実した日々を送っていました。大学生活は、必ずしも親元を離れることではないのです。大切なのは、あなたにとって最適な生活スタイルを見つけることです。
例えば、大学選びの段階で、自宅から通える範囲の大学を検討してみるのも良いかもしれません。通学時間や交通手段なども考慮して、あなたにとって無理なく続けられる環境を選ぶことが大切です。大学によっては、キャンパス周辺の学生向けアパートを紹介してくれるところもありますので、そういった情報も役立つでしょう。
「大人になる」ことへの不安を解消するには?
「大人になる」ことに対する不安は、誰しもが抱えるものです。それは、責任や自立へのプレッシャー、未来への不確実性など、様々な要因が絡み合っているからでしょう。しかし、「大人」とは、必ずしも一人で全てを背負わなければならない存在ではありません。大人になっても、家族や友人、そして社会との繋がりの中で、支え合い、助け合いながら生きていくことができます。
例えば、大学生活では、様々な人と出会い、多くのことを学びます。サークル活動やボランティア活動などを通して、新しい人間関係を築き、自分の可能性を広げていくことができます。そうした経験を通して、あなたは少しずつ「自立」の意味を理解し、大人になることへの不安を克服していくことができるでしょう。大学野球部に入部する学生さんも多くいますが、チームメイトとの絆は、大きな支えとなるはずです。チーム活動を通して、責任感や協調性を育み、自立心を高めていくことができるでしょう。
将来のキャリアと大学生活のバランスはどうとる?
大学生活と将来のキャリアを両立させることは、確かに難しい課題です。特に、大学で野球部活動に励む学生は、練習や試合に多くの時間を費やすため、学業との両立に苦労するケースも多いです。しかし、適切な時間管理と計画性があれば、両立は不可能ではありません。 例えば、時間割を工夫して、授業と練習の時間を効率的に調整したり、空き時間を有効活用して課題に取り組んだりするなど、工夫次第で両立は可能です。
また、大学によっては、部活動と学業の両立を支援する制度やプログラムを用意しているところもあります。そういった制度を活用することも、両立を成功させるための重要なポイントです。さらに、将来のキャリアを考える上で、野球経験を活かせる就職先を探すこともできます。野球に理解のある企業は、あなたの経験や能力を高く評価してくれる可能性があります。 一般社団法人大学野球支援機構では、野球経験者を積極的に採用する中小企業の情報を提供しています。もちろん、就職活動はあなたの将来設計において重要な要素ですが、まずは大学生活を充実させることに集中し、将来の選択肢を広げていくことが大切です。
大切なのは、焦らず、一歩ずつ進んでいくことです。あなたの不安や悩みは、決してあなただけのものではありません。多くの人が同じような経験をして、乗り越えてきました。周りの人に相談したり、信頼できる人に話を聞いてもらったりすることも、大きな力になるでしょう。そして、「大人になる」ということは、完璧になることではなく、成長し続けることだと覚えておきましょう。