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大学進学の岐路に立つ息子さん…スポーツインストラクターへの道と、大学進学のメリット・デメリット

  • 就職活動
2025年06月27日

高校3年生のお子さんを持つ保護者の方から、進路に関するご相談がありました。「息子はスポーツインストラクターになりたいと言っていますが、本当にそう思っているのか、それとも他にやりたいことがないからそう言っているだけなのか悩んでいます。専門学校に進学するか、大学に進学するか迷っています。」とのお悩みです。大学を卒業していないご自身も、どうすれば良いのか分からずお困りのご様子でした。そこで、大学野球支援機構の視点から、この状況における最適な進路選択について考えてみたいと思います。

スポーツインストラクターになるには、大学卒業は必須?専門学校と大学のメリット・デメリットとは?

まず、スポーツインストラクターになるために大学卒業が必須かどうかですが、必ずしも必須ではありません。専門学校で必要な資格やスキルを習得すれば、就職活動に有利になります。しかし、大学で学ぶことで得られる幅広い知識や経験は、将来のキャリア形成に大きく役立つ可能性があります。例えば、大学では、スポーツ科学だけでなく、経営学や心理学、コミュニケーションスキルなども学ぶことができます。これらは、スポーツインストラクターとして活躍する上で、非常に重要な要素となります。

専門学校は、実践的なスキル習得に特化しているため、短期間で目的を達成できます。しかし、専門的な知識やスキルに偏りがちで、将来のキャリアパスが限定される可能性もあります。一方、大学は、幅広い知識や教養を身につけることができるため、将来の選択肢が広がります。4年間という時間をかけてじっくりと学び、自分自身の成長を促すことができます。ただし、時間と費用がかかる点がデメリットです。

例えば、私の友人で、専門学校卒業後にスポーツインストラクターとして就職した人がいます。彼は、専門学校で培ったスキルを活かしてすぐに活躍していましたが、数年後、指導者としてのキャリアアップに限界を感じ、転職を検討し始めました。大学卒業者と比較すると、キャリアアップの機会が限られていると感じたようです。もちろん、専門学校卒業後も成功を収める人はたくさんいますが、将来の選択肢を広く持ちたいのであれば、大学進学も検討する価値があります。

大学生活で得られるもの…野球部活動と学業の両立、そしてキャリア形成への影響

お子さんがスポーツ系の大学を受験されたとのことですが、残念ながら不合格だったとのこと、残念でしたね。しかし、大学進学を諦める必要はありません。倍率が低い大学であっても、大学生活で得られるものはたくさんあります。大学生活では、専門的な知識やスキルを学ぶだけでなく、人間関係を築き、社会性を磨くことができます。特に、大学野球部のような集団生活を通して、責任感や協調性、忍耐力などを育むことができます。これらの経験は、将来のキャリア形成に大きく役立ちます。

もちろん、野球部活動と学業の両立は容易ではありません。時間管理能力や自己管理能力が求められます。しかし、この経験を通して培われる時間管理能力や自己管理能力は、社会に出ても必ず役立ちます。また、大学野球部での経験は、就職活動においても大きなアドバンテージとなります。多くの企業は、部活動経験者を高く評価します。チームワークや責任感、目標達成能力などを評価する企業が多いからです。

例えば、私の知っている○○大学の野球部出身者は、卒業後に大手企業に就職し、現在では管理職として活躍しています。彼は、大学時代に培ったリーダーシップやコミュニケーション能力を活かし、チームをまとめ、成果を上げています。このように、大学野球部での経験は、就職活動だけでなく、社会人生活においても大きな財産となります。

就職活動における大学野球部経験の活かし方…中小企業への就職支援の可能性

大学野球部経験は、就職活動において大きな武器になります。しかし、どのようにその経験を活かすかが重要です。単に「野球部でした」と言うだけでは、企業にアピールできません。具体的なエピソードを交えながら、自身の強みや成長を伝えましょう。例えば、「チームを勝利に導いた経験」「困難を乗り越えた経験」「仲間と協力して目標を達成した経験」などを具体的に説明することで、企業はあなたの能力をより深く理解することができます。

また、就職活動においては、企業選びも重要です。自分の能力や適性、将来のビジョンを踏まえ、最適な企業を選びましょう。もし、お子さんがスポーツインストラクターを目指しているのであれば、スポーツ関連の企業や、スポーツに理解のある企業を選ぶのも良いでしょう。一般社団法人大学野球支援機構では、野球に理解のある中小企業への就職支援も行っています。社会人野球クラブチーム所属や現役選手としての活動に配慮のある企業を紹介することも可能です。もちろん、就職活動はご自身で行っていただくことになりますので、ご安心ください。

就職活動は、自分自身を知る良い機会でもあります。多くの企業と接することで、自分の強みや弱み、そして将来のキャリアパスについて深く考えることができます。焦らず、じっくりと時間をかけて、最適な企業を見つけましょう。

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