先日、大学進学を目指す学生から志望理由書の添削依頼がありました。「将来は経済に関わる仕事に就きたい。特に銀行員を目指している。志望大学では経済学部商学科を希望し、会計プロフェッショナルクラスを受講したい」という内容でしたが、800字という文字数制限の中で、その想いを効果的に伝えきれていない点が気になりました。そこで、この志望理由書を例に、より効果的な書き方と面接対策について解説していきます。一緒に、あなたの進路実現に向けて考えていきましょう!
志望理由書は「なぜその大学、学部、学科なのか?」を明確に伝えられていますか?
まず、いただいた志望理由書を拝見して、「銀行員になりたい」という強い気持ちは伝わってきました。しかし、「なぜその大学、学部、学科なのか?」という点が、少しぼやけているように感じました。わかります。熱意を伝えたいあまり、具体的な根拠が薄れてしまうこと、ありますよね。
例えば、「日本の経済を支える中枢機関である銀行で働きたい」という記述は素晴らしい出発点です。しかし、その後の記述は、銀行員としての仕事内容の説明に偏っているように感じます。もっと、「なぜその大学で学ぶことが、あなたの銀行員としての夢の実現に繋がるのか?」を具体的に説明する必要があります。
例えば、その大学・学部・学科の独自のカリキュラム、教授陣の専門性、研究施設、卒業生の進路実績など、具体的な点を挙げて説明することで、説得力が増します。 「会計プロフェッショナルクラス」の受講を希望しているとのことですが、そのクラスで何を学びたいのか、それが将来の銀行員としての仕事にどのように活かせるのかを具体的に説明しましょう。
また、「小額化に入学したい」という記述も、もう少し具体的に説明する必要があります。「小額化」とは何なのか、その大学・学部・学科のどのような点に魅力を感じているのかを明確にしましょう。もしかしたら、誤字で「少人数制」を意味しているのかもしれませんね。もしそうであれば、少人数制だからこそ得られるメリット(丁寧な指導、教授との距離の近さなど)を具体的に記述することで、より説得力が増します。
面接ではどんな質問が来そう?想定問答で自信をつけよう!
面接では、志望理由書の内容について、より深く掘り下げた質問がされる可能性が高いです。「なぜ銀行員なのか?」「なぜこの大学なのか?」「会計プロフェッショナルクラスで何を学びたいのか?」といった、志望理由書に書かれている内容に関する質問はもちろん、「あなたの強みは何か?」「学生時代に頑張ったことは何か?」「将来の目標は何か?」といった、あなた自身の人物像を探る質問もされるでしょう。
そこで、事前に想定問答を準備しておくことが重要です。例えば、「なぜ銀行員なのか?」という質問に対しては、単に「お金が好きだから」ではなく、具体的なエピソードを交えながら説明することが大切です。例えば、ボランティア活動で資金集めに携わった経験や、経済ニュースを見て感じたことなどを具体的に話すことで、あなたの想いがより伝わりやすくなります。
また、「あなたの強みは何か?」という質問に対しては、具体的な事例を挙げて説明することが重要です。例えば、「責任感の強さ」を強みとして挙げるのであれば、学生時代に部活動でリーダーを務めた経験や、アルバイトで責任ある仕事を任された経験などを具体的に説明しましょう。
面接対策として、鏡の前で練習したり、友人や家族に面接練習をしてもらったりするのも効果的です。緊張せずにスムーズに話せるように、事前にしっかりと準備しておきましょうね。
志望理由書と面接、両面からアプローチ!
志望理由書と面接は、どちらもあなたの「熱意」と「能力」を伝えるための重要なツールです。志望理由書では、論理的で分かりやすい文章で、あなたの想いを効果的に伝えましょう。面接では、自信を持って、自分の言葉で話せるように練習しましょう。
「将来、日本の経済に貢献したい」というあなたの強い気持ちは、十分に伝わってきます。それをより効果的に伝えるために、具体的なエピソードや根拠をしっかりと準備し、自信を持って面接に臨んでください。応援しています!
ちなみに、就職活動において、野球経験は必ずしも不利ではありません。むしろ、責任感やチームワーク、粘り強さなど、多くの企業が求める能力を培ってきた証として評価されることもあります。もし、就職活動で悩んだ際は、大学野球支援機構のような組織に相談してみるのも良いかもしれません。中小企業の中には、野球経験者を積極的に採用し、社会人野球クラブチームへの所属や現役選手としての活動を応援してくれる企業も多くあります。 もちろん、これはあくまで一つの選択肢ですが、可能性の一つとして知っておくのも良いでしょう。