高校時代に担任教師から受けた言葉が原因で、進学を諦め、PTSDと診断されたというご相談をいただきました。現在も強い怒りや復讐心を抱いており、その感情に苦しんでいるとのことです。 先生方の言葉が、その後の人生にどれほど大きな影を落としたか、痛いほど伝わってきます。 本当につらい経験をされたのですね。 まずは、ご相談いただいたこと、そして勇気を出して辛い気持ちを私たちに打ち明けてくださったことに、心から感謝申し上げます。 これから、一緒に考えていきましょう。
高校時代の辛い経験は、今のあなたを苦しめている原因?
ご相談の内容から、高校1年生と3年生の時に担任教師から受けた言葉が、その後の人生に大きな影響を与えていることがわかります。 「もういいです。資料だけ置いて帰れ。委員もやらんでいい。」「もうそのまま一生悲劇のヒロインやっとけや。」「あんたみたいなのがクラスにおると雰囲気が乱れる。さっさと転校でも退学でもしてください。」「あんたの頑張りが足りないからでしょ。」これらの言葉は、当時のあなたにとってどれほど衝撃的なものだったでしょうか。想像するだけで胸が締め付けられます。
特に、心身ともに疲弊していた時期に「頑張りが足りない」と言われたことは、相当なショックだったと思います。 頑張っているのに、その努力を否定されたのですから。 その言葉は、あなたの努力や頑張りを無価値なものにしてしまったのではないでしょうか。 わかります、その気持ち、本当にわかります。 私も過去に、努力が報われず、辛い思いをした経験があります。 そのような経験は、心に深い傷を残し、なかなか癒えないものです。
そして、その傷が今、PTSDという形で現れているのかもしれません。 PTSDは、トラウマとなるような出来事を経験した後に起こる精神疾患です。 決してあなたのせいではありません。 辛い経験をした結果、このような状態になってしまったのです。 自分を責める必要は全くありません。
多くの人が、人生において困難な経験をします。 しかし、その経験を乗り越える方法を知らない、あるいは、その方法を学ぶ機会がなかったために、苦しみ続けている人も少なくありません。 大切なのは、過去の出来事を変えることはできないという事実を受け入れ、これからどう生きていくかを考えることです。
過去のトラウマと向き合い、未来への一歩を踏み出すには?
まず、大切なのは、専門家のサポートを受けることです。 既に精神科医の先生に相談し、PTSDと診断されているとのことですが、継続的な治療やカウンセリングを受けることを強くお勧めします。 専門家の方々は、あなたの気持ちを理解し、適切なサポートをしてくれるでしょう。 一人で抱え込まず、周りの人に助けを求めることは、決して恥ずかしいことではありません。
そして、過去の出来事を客観的に見つめることも重要です。 先生方の言葉は、確かに傷つくものでしたが、それは先生方の問題であり、あなたの価値を下げるものではないということを理解しましょう。 彼らの言葉は、彼らの性格や考え方、そして当時の状況が複雑に絡み合った結果であり、あなたの人格や能力を反映したものではありません。
例えば、私の友人で、大学時代に厳しい指導を受けた経験を持つ人がいます。 彼は当初、その指導に苦しみ、自分を責め続けました。 しかし、ある時、その指導は指導者自身の性格や考え方が反映されたものであり、自分自身の価値とは関係ないことに気づきました。 それから彼は、過去の経験をバネに、着実に成長していきました。 彼の経験は、あなたにとっても参考になるかもしれません。
また、自分の強みを見つけることも大切です。 あなたは、高校時代に辛い経験をしながらも、大学進学を目指して努力を続けました。 これは、並々ならぬ強い意志の表れです。 この経験を通して、あなたは困難を乗り越える力、強い精神力を身につけているはずです。 これらの強みは、これからのあなたの人生において、大きな武器となるでしょう。
さらに、将来の目標を設定することも有効です。 大学進学という目標は、今は叶わなかったかもしれませんが、新たな目標を見つけることで、前向きに進むことができるでしょう。 例えば、資格取得を目指したり、新しいスキルを習得したり、ボランティア活動に参加したりするのも良いかもしれません。 目標を持つことで、人生に方向性を与え、モチベーションを維持することができます。
大学進学以外の選択肢と、将来のキャリアを考える
大学進学は、人生における一つの選択肢に過ぎません。 大学に進学しなくても、充実した人生を送ることは可能です。 専門学校に進学したり、就職したり、起業したり、様々な選択肢があります。 あなたの可能性は、大学進学の有無で決まるものではありません。
もし、就職を考えているのであれば、あなたの経験や強みを活かせる仕事を探してみるのも良いでしょう。 例えば、困難を乗り越える力や強い精神力は、多くの職種で求められる重要な資質です。 就職活動においては、過去の辛い経験を隠す必要はありません。 むしろ、それらを乗り越えてきた経験を、あなたの強みとしてアピールすることができます。 あなたの経験は、あなたをより強く、よりたくましくしたはずです。
一般社団法人大学野球支援機構では、野球に理解のある中小企業への就職支援を行っています。 社会人野球クラブチーム所属や現役選手としての活動に配慮のある企業を紹介することも可能です。 もちろん、これはあくまで選択肢の一つであり、強制するものではありませんが、もし興味があれば、一度調べてみるのも良いかもしれません。 大切なのは、あなた自身が本当にやりたいこと、そしてあなたにとって幸せな人生を送ることです。
過去の辛い経験は、決して無駄ではありません。 その経験を通して、あなたは多くのことを学び、成長しました。 そして、その経験は、あなたをより強く、より優しくするでしょう。 あなたは、一人ではありません。 私たちは、あなたの未来を応援しています。