「大学進学希望なのに英語科を選んでしまった…高卒で就職したいのに英語は必要ないんです…」高校受験を控えた中3生から、こんなご相談がありました。志望校の学科変更について、高校選びの難しさ、そして将来のキャリアプランとの整合性について一緒に考えていきましょう。
願書提出後でも学科変更は可能?高校の対応はどうなる?
「願書を出した後でも学科変更はできるの?」「変更を申し出たら高校の評価が下がる?」と、不安ですよね。わかります。高校受験は人生の一大イベント、しかも将来に大きく影響する選択ですから、慎重になるのは当然です。まず、願書提出後の学科変更は、高校によって対応が異なります。可能性としては、
- 入学前に変更できる場合: 一部の高校では、入学手続き完了前であれば、事情を説明して変更を認めてくれる場合があります。ただし、定員の関係や、希望する学科の空き状況など、様々な条件が絡んできます。
- 入学後に変更できる場合: 入学後、一定の条件(成績や出席状況など)を満たせば、学科変更を許可してくれる高校もあります。しかし、これも高校の方針によって大きく変わるので、事前に確認が必要です。
- 変更できない場合: 残念ながら、変更を認めない高校も多いです。特に、人気の学科や定員が埋まっている場合は、変更が難しいでしょう。
高校の対応を知るには、直接高校に問い合わせるのが一番確実です。電話やメールで、状況を丁寧に説明し、変更の可能性について相談してみましょう。担当者の方と話し合うことで、あなたの不安も解消されるはずです。また、高校のホームページや入学案内にも、学科変更に関する情報が記載されている場合がありますので、確認してみるのも良いですね。
そして、学科変更を申し出たからといって、あなたの評価が下がることはありません。むしろ、自分の将来について真剣に考え、より適切な選択をしようと努力している姿勢を示すことで、高校側からの評価は上がる可能性だってあります。正直に自分の気持ちを伝え、将来のキャリアプランについて相談してみましょう。もしかしたら、高校側があなたをサポートしてくれるかもしれません。
英語科以外に、高卒就職に有利な学科ってあるの?
英語が得意でなくても、高卒で就職に有利な学科はたくさんあります!例えば、商業科では簿記や会計、販売などの実務的なスキルを習得できます。工業科では、機械加工や電気制御などの技術を学ぶことができます。これらのスキルは、多くの企業で求められています。また、情報処理科では、パソコンやネットワークに関する知識・技能を身につけることができます。現代社会では、ITスキルは必須と言えるでしょう。
もちろん、これらの学科以外にも、あなたの興味や適性に合った学科はたくさんあります。将来のキャリアプランを考えながら、じっくりと検討してみましょう。大学進学を前提としない、専門性の高い学科を選ぶことも一つの選択肢です。例えば、調理師専門学校や美容専門学校など、特定の分野に特化した専門学校も選択肢として検討できます。
私の友人で、高校時代は商業科で簿記を学んだ後、地元の中小企業に就職した人がいます。彼は高校で学んだ知識・スキルを活かし、今では会社の重要な役割を担っています。高校で学んだことは、必ず将来の役に立つということを、彼は教えてくれました。
大学進学と就職、どっちが自分にとっていいのか?
「大学進学」と「高卒就職」、どちらが良いか迷う気持ち、よくわかります。どちらもメリット・デメリットがあります。大学進学は、専門知識を深く学ぶことができ、将来のキャリアの選択肢を広げることができます。しかし、学費や時間などのコストがかかります。一方、高卒就職は、早く社会に出ることができ、実践的なスキルを身につけることができます。しかし、キャリアアップの機会が限られる可能性もあります。
大切なのは、自分自身の将来像を明確にすることです。将来どんな仕事に就きたいのか、どんな人生を送りたいのか、じっくりと考えてみましょう。そして、その将来像を実現するために、大学進学が最適な手段なのか、高卒就職が最適な手段なのかを検討してみてください。キャリアカウンセラーに相談するのも良い方法です。客観的な視点からアドバイスをもらえるので、より良い選択ができるはずです。
例えば、大学野球支援機構では、野球部活動と学業、そして就職活動の両立に悩む学生をサポートする活動を行っています。野球経験者で、社会人野球クラブチーム所属や現役選手としての活動に配慮のある企業への就職支援にも力を入れています。もし、将来、野球に関わる仕事に就きたいと考えているのであれば、相談してみるのも良いかもしれません。もちろん、野球とは関係のない仕事でも、あなたのキャリアプランに合った企業を紹介してくれる可能性があります。
どちらの道を選ぶにしても、後悔しない選択をすることが大切です。焦らず、じっくりと時間をかけて、自分にとって最適な道を見つけ出しましょう。