大学野球で忙しいあなたも大丈夫!社会で通用する「一般常識」を身につける方法

  • 就職活動
2025年06月27日

「四年制大学に通う男子学生です。今更ながら、自身の一般常識の無さに気づき、社会に出てからの生活に危機感を感じています。友人や先輩たちと話していると、一般常識が著しく足りていないことに気がつきました。(白神山地、厳島神社がどこにあるのかわからない。終戦記念日を答えられない。敬老の日、天皇誕生日がいつかを知らない。等々です。)…社会に出てから恥をかかないように、またノリと勢いだけではなく中身のある会話ができるように、一般常識を身につけたいです。」 この相談、多くの大学生、特に大学野球に打ち込んでいる皆さんから寄せられる悩みの一つですよね。私もかつて同じような経験をしましたから、お気持ちよく分かります。

社会人になってから「常識がない」と気づいても遅くない?

「今更ながら…」と仰る気持ち、本当に良く分かります。大学受験で優秀な成績を収められた方ほど、一般常識の不足に気づいた時のショックは大きいのではないでしょうか。高校まで詰め込み型の勉強に慣れ親しんで来られた方は、特にそうかもしれません。「勉強はできたのに、社会に出たら通用しない」という不安を抱えるのは、決してあなただけではありません。

例えば、私の友人で、大学時代は全国レベルの野球部で活躍していた人がいました。彼は野球の知識は豊富なのに、社会常識に乏しく、最初の就職活動では苦労していました。しかし、彼はその経験をバネに、地道な努力で社会常識を身につけて、今では立派に活躍しています。「遅すぎることはない」ということを、彼の経験は教えてくれます。

大切なのは、今、気づいたことです。そして、これからどうすればいいのかを考えることです。焦らず、一歩ずつ、確実に知識を蓄えていきましょう。大丈夫ですよ。

一般常識を効率的に身につけるための具体的な方法とは?

毎日ニュースを録画して見直したり、スマートフォンにメモする努力をされているとのこと、素晴らしいですね!既に実践されている方法をさらに効果的にするコツと、新たな方法をご紹介します。

まずは、興味のある分野から始めるのがおすすめです。例えば、スポーツニュースが好きなら、そこから社会情勢や経済状況への関心を広げていくことができます。野球を通して培ってきた分析力や集中力を活かして、ニュースを深く掘り下げてみるのも良いでしょう。

具体的な学習方法としては、以下の3つのステップが効果的です。

  • ニュースを「深く」読む: 単に流し見するのではなく、記事の内容を理解し、背景にある社会問題や歴史的経緯などを調べる習慣をつけましょう。新聞だけでなく、ネットニュースも活用し、多角的な視点を持つことが大切です。
  • 歴史・地理の入門書を読む: 高校の教科書を復習するのも良いですが、より分かりやすく、興味を引くような入門書を選ぶと、学習のモチベーションを維持しやすいです。図解入りの本や、ストーリー仕立てになっている本などもおすすめです。例えば、日本の歴史を時代別にまとめたものや、世界地図帳などを活用してみるのも良いでしょう。
  • 「なぜ?」を意識する: ニュースや歴史的事実を学ぶ際に、「なぜそのようなことが起きたのか?」「その背景には何があるのか?」と常に「なぜ?」を意識することで、より深く理解し、記憶に残りやすくなります。これは、野球の戦略を考える時と同じように、論理的に考える訓練にもなります。

書籍のおすすめとしては、図解やイラストが多く使われているもの、あるいは時事問題を分かりやすく解説しているものがおすすめです。書店で手に取って、自分に合ったものを選んでみましょう。また、図書館も有効活用しましょう。様々なジャンルの本に触れることで、知識の幅を広げることができます。

そして、学習したことはアウトプットすることが重要です。誰かに説明したり、自分なりのまとめを作成したりすることで、より記憶に定着します。野球部の仲間と教え合ったり、議論してみるのも良い方法です。チームメイトと知識を共有することで、学習のモチベーションを高めることもできます。

日常生活で知識を蓄積し、記憶力を高める方法

スマートフォンへのメモ、良いですね。ただ、メモするだけでは忘れてしまう可能性があります。そこで、「五感」をフル活用した記憶術を取り入れてみましょう。

  • 視覚: 地図帳や写真などを活用して、地名や歴史的建造物を視覚的に記憶しましょう。例えば、白神山地の写真を見て、その場所の自然環境を想像してみるのも良いでしょう。
  • 聴覚: 歴史解説の動画や音声コンテンツを聴くことで、記憶を定着させましょう。ニュース番組を聞くのも効果的です。
  • 触覚: 例えば、旅行に行った際に、その土地の土や空気を肌で感じて記憶に残す。博物館などで歴史的遺物に触れることで、より鮮明な記憶を形成することができます。
  • 味覚・嗅覚: 旅行先で食べた料理の味や、その土地特有の香りなどを記憶に結びつけることで、より深くその土地を理解し、記憶することができます。

さらに、「関連付ける」という方法も効果的です。新しい知識を、既に知っている知識と関連付けることで、記憶の定着率を高めることができます。例えば、歴史上の出来事を、野球の試合の結果と関連付けて覚える、といった方法も考えられます。

また、定期的な復習も欠かせません。覚えたことをすぐに忘れてしまうのは、人間の脳の仕組みです。定期的に復習することで、記憶を長期的に保持することができます。例えば、一週間後、一ヶ月後などに、一度学んだ内容を振り返ってみましょう。

最後に、「完璧主義」にならないことも大切です。すべての知識を完璧に覚える必要はありません。まずは、興味のある分野から少しずつ学習を進め、少しずつ知識を増やしていくことを心がけましょう。そして、「知らないことを知った」という喜びを感じながら、学習を継続することが大切です。

社会に出る前に、一般常識を身につけておくことは確かに重要です。ですが、あなたの強みである野球経験や、努力する姿勢は、社会で高く評価される資質です。一般常識を身につける努力をしながら、あなたの持ち味を活かして、自信を持って社会に飛び出してください!

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