21歳の大学生の方から、大学生活とアルバイトを始めたことで1年で10キロ痩せたというご相談がありました。体重は86.8kgから77.4kgに、体脂肪率は34.7%から24.0%に減少したとのこと。肉体労働ではない接客業のアルバイトを始め、食生活はむしろ悪化したと感じる一方で、体重減少の原因が分からず、健康面への不安を感じているようです。 確かに、食生活の内容からは体重減少を説明するのが難しいかもしれませんね。一緒に原因を探っていきましょう。
大学生活と野球、アルバイト…ストレスが原因かも?
1年で10キロの減量は確かに驚きですよね。特に、食生活が悪化したと感じているにも関わらず、体重が減っているというのは、何か他の要因が考えられます。まず思い当たるのはストレスです。大学生活、野球部活動、そしてアルバイトと、21歳にとって負担の大きい要素が重なっています。 わかります、私も学生時代は似たような経験をしました。部活動と勉強、アルバイトの両立は本当に大変ですよね。精神的なストレスは、食欲不振や睡眠不足につながり、体重減少を招くことがあります。
例えば、私の友人で大学時代に野球部に所属していた者がいましたが、試合や練習のプレッシャー、成績への不安、人間関係の悩みなどから、食事が喉を通らなくなり、体重が減少した経験があります。彼は、特に試合前や重要な練習の前には、胃が痛くなるほど緊張していたそうです。このような精神的なストレスは、自律神経のバランスを崩し、代謝にも影響を与える可能性があります。 もしかしたら、あなたも無意識のうちにストレスを抱えているのかもしれません。一度、自分の心と体の状態をじっくり見つめ直してみることをお勧めします。
具体的に、どんな場面でストレスを感じるかを書き出してみるのも良いかもしれません。練習や試合、アルバイト、人間関係、学業など、様々な場面でストレスを感じている可能性があります。ストレスの原因を特定することで、対処法も見えてくるはずです。また、睡眠不足も体重減少に影響を与える可能性があります。睡眠時間は十分ですか?質の良い睡眠をとることも大切です。
もしかしたら、運動量が増えている?意外な落とし穴
接客業のアルバイトとはいえ、接客業は想像以上に体力を消耗します。立ちっぱなしや歩き回る仕事であれば、思っている以上に運動量が増えている可能性があります。 一見、デスクワークのように見える仕事でも、意外とカロリー消費は多いものです。例えば、接客業では、お客様への対応や商品の搬入・搬出など、常に動き回っていることが多いですよね。また、精神的な緊張もカロリー消費に繋がることがあります。
さらに、野球部の練習や試合も考慮すると、運動量は想像以上に多いかもしれません。あなたが思っている以上に、無意識のうちに運動量が増加している可能性があります。 例えば、A大学の野球部員は、練習以外に自主トレを積極的に行っていたり、普段の生活でも意識的に体を動かしたりすることで、思わぬカロリー消費をしているケースもありました。あなたは、アルバイトや野球部活動以外に、普段からどれくらいの運動をしていますか?
もし、普段の生活で運動量が増えているとしたら、それが体重減少の一因になっている可能性があります。しかし、体重減少が急激であること、体脂肪率も減少していることから、運動量増加だけでは説明できない部分もあるかもしれません。 運動量の変化を記録し、食事内容と合わせて分析してみるのも良いかもしれません。
健康診断で異常がないか確認してみましょう
体重減少の原因が分からず、不安に感じているとのことですが、それは当然のことだと思います。 健康面への不安は、放置せずに医療機関に相談することが大切です。 体重減少は、様々な病気の症状として現れる可能性があります。甲状腺機能亢進症や糖尿病、胃腸疾患など、様々な病気が考えられます。 もちろん、病気とは限りません。しかし、念のため、医療機関で検査を受けてみることを強くお勧めします。
健康診断で異常が見つかったとしても、慌てないでください。早期発見・早期治療が大切です。多くの病気は、早期発見・早期治療によって治癒する可能性が高いです。 また、健康診断の結果を基に、医師から適切なアドバイスを受けることで、健康的な生活を送るためのサポートを受けることができます。 まずは、自分の健康状態を把握することが第一歩です。
健康診断の結果を基に、医師と相談しながら、適切な食事療法や運動療法を行うことで、健康的な体重を維持することができます。 もし、病気であると診断された場合でも、適切な治療を受けることで、健康を取り戻すことができます。 大切なのは、自分の健康を真剣に受け止め、適切な対処をすることです。 そして、大学生活や野球部活動、アルバイトとのバランスを考えながら、無理なく健康的な生活を送りましょう。
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