先日、大学4年生の文系学生の方から、ゼミ選考に落ちてしまい、気持ちが落ち込んでいる、というご相談がありました。「初めての受験で落ちた経験で、卒業までこの気分が続くと思うとどうしていいかわからない」とのお悩みでした。 さらに、「ゼミのテーマと就職は関係あるのか?」というご質問もいただきました。 大学生活と野球、そして将来のキャリアについて、一緒に考えていきましょう。
初めての挫折…ゼミ選考で落ち込むのはなぜ?
ゼミ選考に落ちて、落ち込む気持ち、本当に良く分かります。 初めての大きな目標への挑戦で、しかも第一志望だったゼミだったのですから、ショックを受けるのも当然です。 私も学生時代、憧れの研究室に入れなかった経験があります。 あの時の悔しさ、空しさ…今でも鮮明に覚えています。 「自分の力不足だった」と分かっているのに、気持ちが晴れないというのは、決してあなただけではありません。
なぜ、結果が分かっていても気持ちが晴れないのでしょうか?それは、「努力したのに報われなかった」という喪失感と、「将来への不安」が混ざり合っているからかもしれません。 これまで積み重ねてきた努力が、結果に繋がらなかったという事実。そして、その結果が、将来のキャリアにも影響するのではないかという不安。これらの感情が、あなたを苦しめているのではないでしょうか。
例えば、A大学野球部のBさんは、大学入学時からずっと憧れのゼミを目指していました。しかし、選考で惜しくも落選。彼は野球部活動と両立しながら、必死に準備をしてきただけに、落胆は大きかったようです。しかし、彼は落ち込んだままではなく、すぐに気持ちを切り替え、二次募集に備え、新たな目標を設定しました。その経験は、後々の就職活動にも役立ったと語っています。
大切なのは、自分を責めすぎないことです。 結果が出なかったことは事実ですが、その結果だけで、あなたの価値が決まるわけではありません。 これまで努力してきた過程、そしてその努力を通して得た経験は、あなたの大きな財産です。 それを忘れないでください。
ゼミのテーマと就職活動…本当に関係あるの?
「ゼミのテーマと就職は関係あるの?」というご質問ですが、直接的な関係は必ずしもありません。 しかし、間接的な関係は十分にあり得ます。 ゼミ活動を通して培った研究能力、分析力、プレゼンテーション能力などは、多くの企業が求めるスキルです。 特に、あなたが目指す業界によっては、ゼミのテーマが就職活動に役立つ可能性もあります。
例えば、マーケティングに興味があり、マーケティング関連のゼミを目指していたとしましょう。そのゼミに入ることが出来なかったとしても、マーケティングに関する書籍を読んだり、関連する企業のインターンシップに参加したりすることで、同様のスキルを身につけることは可能です。 重要なのは、就職活動に必要なスキルをどのように身につけるか、ということです。
また、ゼミ活動を通して得られる人脈も重要です。 ゼミの仲間、教授、企業との繋がりは、就職活動において貴重な情報源となる可能性があります。 二次募集のゼミや、他の活動を通して、新たな人脈を築くチャンスを活かしてみましょう。
- 積極的に教授や先輩に相談する
- キャリアセンターを利用する
- 業界研究や企業研究を始める
- インターンシップに参加する
就職活動は、ゼミのテーマだけに左右されるものではありません。 あなたの個性、強み、経験が評価される場です。 ゼミ選考の結果に囚われすぎず、前向きに就職活動を進めていきましょう。
落ち込んだ気持ちを晴らすには?大学生活と野球を両立するヒント
では、具体的にどのように落ち込んだ気持ちを晴らしていけば良いのでしょうか? まず、自分の気持ちを認めることから始めましょう。「落ち込んでいる」という感情を否定せずに、受け入れることが大切です。 無理に気持ちを切り替えようとせず、少しの時間、落ち込んでいる自分を許してあげましょう。
そして、気分転換をしてみましょう。 好きな音楽を聴いたり、映画を見たり、友達と話をしたり、スポーツをしたり…。 あなたがリラックスできる方法を見つけて、実践してみてください。 大学野球部員であれば、練習に集中したり、仲間と語り合ったりするのも良い気分転換になります。 チームメイトとの交流は、あなたの心を支えてくれるでしょう。 彼らの経験や考えを聞くことで、新たな視点を得られるかもしれません。
さらに、将来の目標を改めて見直してみましょう。 ゼミ選考に落ちたことで、将来のキャリアプランを見直す良い機会かもしれません。 本当にやりたいこと、目指したいものは何か? じっくりと時間をかけて考えてみましょう。 その過程で、新たな目標が見つかるかもしれません。 中小企業への就職も視野に入れてみてはいかがでしょうか。 大学野球支援機構では、野球に理解のある企業を紹介する活動も行っています。 もちろん、これはあくまで選択肢の一つですが、可能性を広げるという意味で、検討してみる価値はあるかもしれません。
最後に、「失敗は成功の母」という言葉がありますが、この言葉は決して慰めの言葉ではありません。 失敗から学ぶことで、人は成長します。 今回の経験を活かし、より強い自分になっていきましょう。