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大学野球とパニック障害…就活で正直に話すべき?

  • 就職活動
2025年06月27日

「大学に入ってすぐパニック障害を発発症し、何度も死にそうな思いをしました。5年経ち、今はコントロールできるようになりましたが、就活でこの経験を話すか迷っています。病気になったことで得られたものも多いのですが、人事担当者にネガティブな印象を与えないか心配です。」このような相談を受けました。 野球部員として、そして一人の学生として、大変な経験を乗り越えてこられたことにまず敬意を表します。この経験を就活でどう活かすか、一緒に考えていきましょう。

就活でパニック障害を話すことは不利になる?

正直に言うと、パニック障害という言葉を面接で聞くと、企業によっては不安に感じる人事担当者もいるかもしれません。 「ストレス耐性がないのでは?」「再発するリスクはないのか?」といった懸念を抱かれる可能性は否定できません。 それは、残念ながら、まだ社会全体が精神疾患への理解が十分でない現状があるからです。 わかりますよね、その不安。私もそうでした、とまでは言えませんが、多くの就活生が抱える葛藤だと感じています。

しかし、だからといって、この貴重な経験を隠してしまうのは、本当に勿体ないと思います。 あなたの経験は、単なる病気の経験ではなく、あなた自身の成長物語であり、強みになり得るのです。

例えば、ある企業の採用担当者の方とお話した際、彼も過去に大きな病気と闘った経験があり、その経験から「困難を乗り越える力」や「共感力」を高く評価しているという話を聞きました。 企業は、単なるスキルだけでなく、困難に立ち向かう姿勢や、そこから学んだことを重視する傾向があります。 あなたの経験は、まさにそれを証明する強力なエピソードになり得るのです。

パニック障害を克服した経験を、就活でどのように活かすか?

では、どのように伝えれば効果的なのでしょうか? ポイントは、ネガティブな側面ではなく、ポジティブな側面を強調することです。 「病気になったこと」ではなく、「病気と闘い、克服した経験」を語るのです。

  • 具体的なエピソードを交えて話す:抽象的な話ではなく、「どんな困難に直面したのか」「どのように克服しようと努力したのか」「その結果、何が得られたのか」を具体的に説明しましょう。例えば、「発作が起きた時、どのように対処したか」「休学せずに大学生活を続けるために、どんな工夫をしたか」「両親や友人との支えによってどのように回復できたか」などを具体的に話すことで、あなたの努力や強さが伝わるでしょう。
  • 弱点を強みに転換する:パニック障害は、確かに弱点に見えるかもしれません。しかし、それを乗り越えた経験は、忍耐力、問題解決能力、自己管理能力、そして共感力といった、多くの企業が求める強みに転換できます。 例えば、自己管理能力については、「治療や日々の生活管理を通して、時間管理や計画性の重要性を学びました」と説明できます。
  • 成長に焦点を当てる:病気になったことで学んだこと、成長した点を明確に伝えましょう。例えば、「他人の気持ちへの共感力が深まった」「困難な状況でも諦めない粘り強さが身についた」「自分自身を客観的に見つめることができるようになった」など、具体的な成果を提示することで、人事担当者の印象を大きく変えることができます。
  • 企業の理念と結びつける:企業の理念やビジョンを事前に理解し、あなたの経験がどのように企業に貢献できるのかを説明しましょう。例えば、「困難に立ち向かう企業文化」を持つ企業であれば、あなたの経験は企業理念と合致し、好印象を与えるでしょう。

企業選びのポイント:あなたを理解してくれる企業を見つける

全ての企業が、あなたの経験を理解してくれるとは限りません。 それは、企業の文化や人事担当者の考え方によって異なるからです。 ですから、あなたを理解し、受け入れてくれる企業を選ぶことも重要です。 中小企業の中には、社員の個性や多様性を尊重し、働きやすい環境づくりに力を入れている企業も多くあります。 特に、野球に理解のある企業であれば、あなたの経験をより深く理解してくれる可能性があります。 大学野球支援機構では、そうした企業との連携を強化していますので、もしご興味があれば、お気軽にお問い合わせください。

また、面接の練習を通して、自分の経験をどのように伝えれば効果的かを検討することも重要です。 信頼できる友人や家族、大学のキャリアセンターなどに相談し、フィードバックを得ることで、より自信を持って面接に臨むことができるでしょう。 準備は、自信につながります。 そして、自信を持って話せることは、面接官にも好印象を与えます。

最後に、あなたは既に大きな困難を乗り越えてきました。 その経験は、あなたにとってかけがえのない財産です。 自信を持って、あなたの物語を語りましょう。 きっと、あなたを理解し、評価してくれる企業が見つかるはずです。

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