「普通に大学を出て、全国に名の知れた企業に就職しました。5年間ほどは無我夢中で仕事をがんばっていましたが、ふと振り返ると、帰りは9時になることも多く、土日出勤もたまにあるし、給料は普通以上にはいただけるけど、自分の時間が削られているように思いました。このままだと人生を会社のために時間が取られてしまうと思いました。僕には、ゲームや読書やDVD鑑賞といった、そんなにお金は必要ないけど時間が必要な趣味があります。そこで悩みに悩んで会社をやめ、地元の個人塾の非常勤塾講師をしています。正社員のときには、保険や手当てなども考慮して、時給に換算すると2500円くらいでしたが、個人塾の非常勤塾講師は、時給1500円くらいで、年収10万円くらいです。結婚はして、子供もいます。会社を辞めたことを後悔してはいないですが、このままでいいのかなあと思うときがあります。最近は、ニートの方が多いと聞きます。その理由の一つは、正社員で働くよりも、アルバイトやパートで働くほうが、自分の時間が持てるからだと思います。子供を作らない夫婦が多いとも聞きます。その理由の一つも、自分の時間に価値を置きたいからだと思っています。私やニートや子供を作らない夫婦のように、時間が欲しいと思っている人に、共感するとか、反発するとか、助言などがありましたらいただけないでしょうか?」 このご相談、多くの大学生、そして社会人の方々が抱える、「時間」と「キャリア」のジレンマを象徴しているように感じます。わかります、その気持ち。私もかつては、仕事に追われる毎日を送っていましたから。
時間がない!大学野球と学業の両立は可能?
大学野球に打ち込みながら、学業もしっかりこなすのは、本当に大変ですよね。毎日の練習、試合、そしてレポートや試験勉強… 時間管理に追われる日々を送っている方も多いのではないでしょうか。私もかつて大学で野球部に所属していましたが、正直、両立は容易ではありませんでした。睡眠時間を削ったり、食事を適当に済ませたり… そんな生活を続けていると、心身ともに疲弊してしまいます。 例えば、私の大学の同級生には、練習と勉強の両立に苦戦し、成績が下がってしまった人がいました。彼は、時間管理術を学ぶことで、状況を改善することができました。具体的には、毎日のスケジュールを細かく立て、優先順位をつけてタスクをこなしていく方法を身につけました。また、効率的な学習方法を学ぶことで、勉強時間を短縮することも可能になりました。
大切なのは、「質の高い時間」を確保することです。だらだらと時間を過ごすのではなく、集中して取り組むことで、効率的に学習を進めることができます。そして、休む時間もしっかり確保しましょう。心身ともにリフレッシュすることで、より高いパフォーマンスを発揮できます。大学によっては、部活動と学業の両立支援のための制度やサポート体制が整っているところもありますので、一度確認してみるのも良いかもしれませんね。
野球を続けながら就職活動…本当にできるの?
大学野球を続けながら就職活動をするのは、確かに大変です。練習や試合で忙しい中、企業説明会に参加したり、面接を受けたりするのは、時間的な制約も多く、精神的にも負担が大きいですよね。「両立は無理なんじゃないか…」と悩む気持ち、よくわかります。 しかし、不可能ではありません!多くの先輩方が、工夫を凝らしながら両立を実現しています。
例えば、効率的に就職活動を進めるために、オンライン説明会を活用したり、企業に事情を説明し、面接の日程調整を依頼したりするなど、工夫している人がいます。また、就職活動に特化した時間を作るために、練習時間を調整したり、休日に集中して活動したりする人もいます。さらに、周りの人に協力を仰ぐことも大切です。チームメイトや友人、家族などに相談し、サポートしてもらうことで、負担を軽減することができます。
そして、「野球経験」を活かせる企業を探すことも重要です。チームワークや責任感、粘り強さなど、野球で培った経験は、多くの企業が求める人材像と合致します。 実際、私たちの機構では、野球に理解のある中小企業との連携を強化しており、社会人野球クラブチーム所属や現役選手としての活動に配慮のある企業への就職支援を行っています。 もちろん、就職活動は自分自身の努力が不可欠ですが、適切なサポートを受けることで、よりスムーズに活動を進めることができるでしょう。
時間とお金、どっちも大事!理想のキャリアを実現するには?
ご相談者様の経験からわかるように、「高収入」と「自由な時間」は必ずしも両立するものではありません。正社員として安定した収入を得るには、長時間労働や休日出勤を強いられる可能性があります。一方、自由な時間を確保するためには、収入が減ることを覚悟する必要があります。 大切なのは、自分にとって何が本当に重要なのかを明確にすることです。「時間」を優先するのか、「お金」を優先するのか、あるいは両立を目指すのか… それぞれの価値観によって、最適なキャリアパスは異なります。
ご相談者様のように、「時間」を重視してキャリアチェンジされた方もいます。それは決して間違った選択ではありません。むしろ、自分の人生を主体的に選択したと言えるでしょう。 ただ、収入が減ったことで生活に不安を感じたり、家族との関係に影響が出たりする可能性もあります。そのため、将来設計をしっかりと立て、リスクを最小限に抑えることが重要です。例えば、副業を始める、節約をする、スキルアップのための投資をするなど、様々な対策を検討することができます。
そして、「時間」と「お金」以外の価値観も考慮に入れてみましょう。例えば、やりがい、社会貢献、人間関係など、仕事を選ぶ上で重要な要素はたくさんあります。これらの要素を総合的に考慮することで、より充実したキャリアを築くことができるでしょう。 人生は一度きりです。自分にとって本当に幸せな生き方を選び、後悔しないキャリアを歩んでいきましょう。