21歳の大学3年生の方から、長年抱えていた夢と現実の狭間で葛藤されている、というご相談をいただきました。「大学時代に熱中していた野球部活動と、公務員を目指していたものの、ゲーム音楽制作への強い思いに気づき、就活の真っ只中で迷っている」という状況です。7年間抱いていた「公務員」という将来像が、実は本心ではなく、本当の夢は「ゲーム音楽制作」だったことに気づいたとのこと。しかし、専門的な知識や経験が不足していること、そして時間的な制約に焦りを感じている様子が伺えます。
本当にやりたいことは何ですか?将来の「自分」を想像してみましょう
「人生に迷いました」という言葉、胸に響きますよね。わかります。私もかつて、将来の進路に悩んだ時期がありました。大学時代は野球部に所属し、卒業後は安定した企業に就職するのが当然だと思っていました。でも、卒業が近づくと、本当にそれでいいのか?と疑問が湧いてきました。やりたいことと現実のギャップに苦しんだ経験から、あなたの気持ち、すごくよくわかります。
まず、あなたの気持ち、本当に丁寧に受け止めたいと思います。7年間も抱えてきた「公務員」という将来像、そして最近芽生えた「ゲーム音楽制作」への強い希望。どちらもあなたの一部であり、否定する必要はありません。大切なのは、今のあなたにとって何が一番大切で、何を本当にしたいのかを見極めること。そのためには、将来の「自分」を想像してみるのがおすすめです。
例えば、5年後、10年後の自分が、公務員として安定した生活を送っている姿を想像してみてください。そして、ゲーム音楽制作の仕事に就き、自分の作った音楽がゲームの中で使われている姿を想像してみてください。それぞれの未来で、あなたはどんな気持ちですか?どんな喜びや充実感を感じますか?逆に、どんな不安や不満を感じますか?これらの想像を通して、あなたの心に響く未来像が見えてくるはずです。
私の友人で、大学時代に野球部と並行してプログラミングを勉強し、卒業後にゲーム会社に就職した人がいます。彼は、野球部での経験を通して培った粘り強さやチームワーク力が、プログラミングの学習や職場のコミュニケーションに役立ったと言っていました。あなたの野球部での経験も、必ずあなたの将来に活かせるはずです。どんな形であれ、あなたの経験は無駄にはなりません。
ゲーム音楽制作への道は険しい?でも、諦めないで!
「大手企業であれば藝大・音大レベル、そうでなくとも専門的に音楽を学び、やってきた人間が進むプロフェッショナルの道」という認識、確かにその通りかもしれません。しかし、「趣味でコソコソやってきた人間」だからといって、絶対に無理だとは言い切れません。あなたの7年間の努力は、決して無駄ではありません。むしろ、その情熱こそがあなたの強みです。
確かに、専門学校や大学で音楽を学ぶことは大きなアドバンテージになります。しかし、近年では、独学でスキルを磨き、活躍している音楽家も少なくありません。オンライン講座やワークショップなどを活用して、スキルアップを図ることも可能です。また、あなたの作品に自信がないとのことですが、大切なのは「完璧」を目指すことではなく、「自分の想いを伝える」ことです。あなたの作品には、7年間積み重ねてきた情熱が込められているはずです。その情熱を、面接官に伝えられるように努力しましょう。
就職活動は、自分自身をアピールする場です。あなたの経験、スキル、そして何より、ゲーム音楽への情熱を、企業に伝えることができれば、必ず道は開けます。もちろん、簡単ではありません。何度も壁にぶち当たることもあるでしょう。でも、諦めないでください。あなたの才能と努力は、必ず報われます。
もし、就職活動で行き詰まった時は、一度立ち止まって、自分の気持ちを整理してみましょう。そして、周りの人に相談してみるのも良いかもしれません。あなたのことを応援してくれる人は、必ずいます。
就職活動と学業の両立、そして将来への不安…どうすればいい?
就活と並行して公務員試験の勉強を続けているとのこと。大変ですよね。両立は本当に難しいですが、無理は禁物です。どちらかに集中した方が、結果的に良い成果が得られる可能性が高いです。まずは、本当にやりたいことを選び、それに集中しましょう。そして、その選択に自信を持ってください。
将来への不安も、当然のことです。誰もが将来への不安を抱えています。しかし、不安に囚われすぎず、目の前のことに一つずつ取り組んでいくことが大切です。まずは、ESを提出した企業の選考結果を待ち、面接対策をしっかり行いましょう。そして、公務員試験についても、自分のペースで着実に勉強を進めていきましょう。
もし、就職活動や学業、将来への不安などで悩んだ時は、一人で抱え込まずに、誰かに相談してみましょう。大学にはキャリアセンターがありますし、友人や家族、信頼できる先生など、相談できる相手はたくさんいます。そして、大学野球支援機構のような、あなたの状況を理解し、サポートしてくれる機関も存在することを知っておいてください。私たちは、あなたの夢の実現を応援しています。
中小企業の中には、社会人野球クラブチームへの所属や現役選手としての活動に理解のある企業もあります。あなたの野球経験は、企業にとって貴重な財産となるでしょう。もし、そのような企業に興味があれば、就職活動の際に積極的にアピールしてみましょう。
最後に、焦らず、自分のペースで進んでいきましょう。あなたは、7年間も音楽を作り続けてきた情熱と、野球部で培った経験を持っています。それらは、あなたの大きな強みです。自信を持って、未来に向かって進んでください。