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大学野球と学業の両立…間に合う?現役高校生からの模試結果と進路相談

  • 就職活動
2025年06月27日

「今年高2になった理系の高校生です。5月の河合模試の結果が返ってきました。偏差値は英語、数学、国語、総合の順に57.3、52.9、56.4、55.5でした。この結果のことで親と喧嘩になり『横国に行くなら今のこの時期にこの成績は厳しい』と言われました。慢心するわけではないのですが、よく『高2の成績はあまり関係ない』と言われ、自分としてもそこまで遅くはないとは思うのですが、実際は遅いのでしょうか…もし遅いのであれば具体的に『いつまでにここまではしてなさい』というのがあれば教えてほしいです。」この相談、大学野球と進路に悩む多くの高校生、そして保護者の方々から寄せられる声と共通点が多いと感じます。大学受験と野球の両立は、想像以上に大変ですよね。一緒に考えていきましょう。

高2のこの時期、大学受験に向けて遅れている?

まず、高2の模試の結果だけで「遅い」と断言することはできません。確かに、早いうちから受験勉強に取り組むことは重要ですが、大切なのは「今の状態」と「目標」とのギャップを理解し、そこから逆算して計画を立てることです。55.5という偏差値は決して低い数値ではありませんが、目標とする大学、特に国立大学を目指すのであれば、現状維持では厳しいかもしれませんね。わかります、焦りますよね。

例えば、私の友人で、高2の夏までは部活動に専念し、勉強は最低限しかしていなかった選手がいました。しかし、秋から本格的に勉強に取り組み、見事、難関国立大学に合格しました。彼は、自分のペースを理解し、効率的な学習方法を確立することで、短期間で成績を大きく伸ばしたのです。大切なのは、焦らず、自分のペースで着実に進めていくこと、そして目標達成のための具体的な計画を立てることです。

「いつまでにどこまで」という具体的な目標設定は、目標とする大学の合格ラインを調べ、現在の偏差値との差を分析することで導き出せます。例えば、目標とする大学の過去問を解き、弱点分野を把握し、その分野の克服に重点を置くなど、具体的な対策を立てることが重要です。そして、その対策をスケジュールに落とし込み、日々の学習計画を立てましょう。

大学野球と学業の両立…時間管理の秘訣は?

大学野球と学業の両立は、時間管理がカギとなります。わかりますよね、部活動と勉強の両立は本当に大変です。多くの大学生が同じ悩みを抱えています。まず、1日の時間の使い方を具体的に把握しましょう。部活動の時間、移動時間、睡眠時間などを記録し、残りの時間を勉強に充てるように計画を立ててください。そして、時間割を作成し、毎日同じ時間帯に同じ科目を勉強することで、学習習慣を確立しましょう。

効率的な学習方法も重要です。例えば、集中できる時間帯に難しい科目を勉強する休憩を挟んで集中力を維持する過去問を解いて弱点分野を把握するなど、自分に合った学習方法を見つけることが大切です。また、スマホなどの使用時間を制限することも効果的です。さらに、学習仲間を作ることで、モチベーションを維持し、互いに励まし合うこともできます。

さらに、「ながら学習」も有効活用できます。例えば、通学時間には英語のリスニング教材を聴いたり、移動時間に単語帳を見たりするなど、スキマ時間を有効活用することで、学習時間を確保できます。ただし、安全に配慮し、無理のない範囲で行うようにしましょう。

大学野球部員のための就職活動…企業選びのポイント

大学野球部員は、就職活動において「部活動との両立」が大きな課題となります。多くの企業は、部活動に理解のある企業を探す必要があります。しかし、「野球に理解のある企業」を探すことは、決して難しいことではありません。多くの企業が、部活動経験者を高く評価しています。なぜなら、部活動を通じて培われた責任感、協調性、忍耐力などは、社会人として働く上で非常に重要な資質だからです。

就職活動では、自分の強みを明確に示すことが重要です。例えば、部活動で培った経験を具体的に説明し、それらがどのように企業に貢献できるかをアピールしましょう。「チームワーク」「目標達成」「困難克服」といったキーワードを意識して、自身の経験を企業に伝えましょう。また、企業の採用担当者と積極的にコミュニケーションを取ることも大切です。企業の理念や社風を理解し、自分がその企業でどのように活躍できるかを伝えることで、採用担当者の印象を良くすることができます。

一般社団法人大学野球支援機構では、野球に理解のある中小企業との連携を強化し、部活動と学業、そして就職活動の両立を支援しています。もし、就職活動について不安や疑問があれば、機構が提供する情報やサポートを活用してみるのも良いかもしれません。もちろん、強制ではありません。あくまで、選択肢の一つとしてご検討ください。

大学野球と学業、そして就職活動…どれも大変ですが、決して不可能ではありません。計画的に取り組み、周りの人に相談しながら、一歩ずつ進んでいきましょう。応援しています!

大学野球支援機構は野球と仕事の両立をサポートします

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