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大学野球と将来の夢…娘の葬儀社内定に戸惑う親御さんへ

  • 就職活動
2025年06月27日

「娘が大学4年で、大手葬儀社から内定をもらってきました。ビックリしています。せっかく大学まで出したのに、なぜ葬儀社なんかに?穢れた職業よ(偏見ですが)絶対受け入れられません。娘は「葬式の司会をする」仕事だと説明されたそうですが、死体に触ったりするのではないでしょうか。一体大手葬儀社で大卒で就職した場合どのような仕事をするのでしょうか?」

このご相談、大学野球を頑張るお子さんの進路についてお悩みの親御さんからいただく相談とは少し違いますが、大切なのは「将来の夢」と「現実」のすり合わせ、そして親御さん自身の「偏見」と「娘さんの意思」の尊重です。親御さんの不安、とてもよく分かります。私も初めて聞いた時は驚きましたから。

大手葬儀社ってどんな仕事をしているの?

まず、親御さんの「穢れた職業」という認識は、残念ながら多くの日本人が抱く偏見です。現代の葬儀社は、故人の送る儀式を執り行うだけでなく、故人の尊厳を保ち、遺族の心を癒すための総合的なサービスを提供するプロフェッショナル集団です。決して「死体」に触る仕事ばかりではありません。

大卒で入社する社員の仕事内容は多岐に渡ります。例えば、

  • 葬儀の企画・運営:故人の人生を振り返り、遺族の希望を聞きながら、故人らしい、そして遺族にとって納得のいく葬儀をプランニングします。これは、まるで演出家のような仕事です。娘さんが「司会をする」とおっしゃっているのは、この業務の一環でしょう。
  • 遺族対応:悲しみに暮れる遺族の方々への対応は、細やかな気遣いと深い共感が求められます。カウンセラーとしての役割も担います。
  • 営業活動:事前に遺族と打ち合わせを行い、葬儀プランを提案します。これは、営業力コミュニケーション能力が求められる仕事です。
  • 事務作業:契約書の作成や請求書の発行など、事務的な業務も必要です。
  • その他:近年では、エンディングノートの作成支援や、生前整理のサポートなど、多様なサービスを提供する葬儀社も増えています。

このように、大手葬儀社では、大学で学んだ知識や経験を活かせる仕事が多くあります。娘さんの場合、司会業務を通じて、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力を磨くことができるでしょう。これは、大学野球で培ったチームワークや責任感といった経験とも繋がります。例えば、野球部のキャプテン経験があれば、葬儀の進行をスムーズに進めるリーダーシップに活かせますよね。

大学野球経験は就職活動で活かせるの?

大学野球で培った経験は、就職活動において大きな武器になります。「責任感」「チームワーク」「忍耐力」「目標達成能力」など、企業が求める多くの資質を野球部活動を通して身につけることができます。 例えば、私が以前関わった学生は、厳しい練習を乗り越え、チームを勝利に導いた経験を面接で熱く語り、採用担当者を感動させました。その経験は、どんな仕事にも活かせる普遍的な価値です。

特に、目標設定と計画実行、困難な状況下での問題解決能力は、どの業界でも高く評価されます。大学野球での経験を具体的に説明することで、あなたの娘さんの能力を効果的にアピールできるはずです。もしかしたら、娘さんの葬儀社への就職活動においても、これらの経験が役立っているかもしれませんね。厳しい練習に耐え抜いた経験は、どんな困難な状況にも対応できる強さを示す証拠になります。

もちろん、就職活動は大変です。しかし、大学野球で培った経験を活かすことで、自信を持って就職活動に臨むことができるでしょう。もし、就職活動で悩んだら、周りの人に相談することも大切です。大学野球支援機構では、野球に理解のある企業を紹介する活動も行っています。企業選びの際に、ぜひご活用ください。

娘さんの意思を尊重することが大切

最後に、一番大切なのは娘さんの意思を尊重することです。親御さんとしては、娘さんの将来を心配し、より良い進路を望むのは当然のことです。しかし、娘さん自身が決めた道であれば、まずは娘さんの気持ちを理解し、応援することが重要です。娘さんとじっくり話し合い、彼女の仕事への想いを聞いてみてください。もしかしたら、親御さんの想像を超える、素晴らしい仕事への情熱を持っているかもしれません。

「葬儀社」という職業に対する偏見を改めて、娘さんの将来を前向きに応援してあげましょう。娘さんの選んだ道が、彼女にとって幸せな道であることを願っています。

もしかしたら、娘さんの選んだ仕事は、親御さんの想像とは違うかもしれませんが、それはそれで良いのではないでしょうか? 大切なのは、娘さんが自分の意思で選んだ道であり、その道で幸せになれるかどうかです。娘さんとじっくり話し合い、彼女の気持ちを理解し、応援してあげてください。

大学野球支援機構は野球と仕事の両立をサポートします

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